新井高子×管啓次郎 「プロジェクトは、みんなのジェット!」 『東北おんば訳 石川啄木のうた』刊行記念 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-01T17:04:33+09:00 Peatix 本屋B&B 新井高子×管啓次郎 「プロジェクトは、みんなのジェット!」 『東北おんば訳 石川啄木のうた』刊行記念 tag:peatix.com,2018:event-344592 2018-02-21T20:00:00JST 2018-02-21T20:00:00JST ほっこり、どっかり、声の力。きっかけは、震災でした。日本現代詩歌文学館(岩手県北上市)の協力を得て、大船渡市の仮設住宅などを会場に、啄木短歌の土地言葉訳プロジェクトが立ち上がったのは、2014年秋のこと。会場に集まる8割以上は、地元で「おんば」と呼ばれるご年配。海の匂いがするおばあちゃんたちとのタッグが始まりました。そのことばは、単に方言では収まりきれません。限りなく自由な「声」の豊饒、響きのジェット! 夭折した啄木のうたが、津波も戦争も体験したおんばによって歌い直され、いきいきと再生したのです。例えば、啄木の代表作「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる」は、東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱでおらァ 泣(な)ぎざぐって蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ『東北おんば訳 石川啄木のうた』は、いま、岩手沿岸部のベストセラーの一つ。町おこしにもなりそうな勢いです。ゲストは、震災直後に『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)を編集し、作家や詩人によるチャリティー活動をプロジェクト化した管啓次郎さん。当時の共同活動が、啄木訳を仕掛ける原点の一つになったと新井さんは言います。人と人、東北と東京、震災と文芸……をつなぐ「プロジェクト」という行為。それを実践し、形にした二人による、体験と知が呼び合うトークへ、ようこそ!