「私はなぜ古谷渉を選んだのか」ゲストキュレーターによるトーク 2023年1月27日(金) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-02-26T20:00:55+09:00 Peatix 一般社団法人HAPS 「私はなぜ古谷渉を選んだのか」ゲストキュレーターによるトーク 2023年1月27日(金) tag:peatix.com,2023:event-3444223 2023-01-27T19:00:00JST 2023-01-27T19:00:00JST キュレーションを公平に拡張する vol.1「私はなぜ古谷渉を選んだのか」 ゲストキュレーターによるトーク 2023年1月27日(金) 日時:2023年1月27日(金)19:00~20:00定員:10名会場:HAPS HOUSEHAPSは、このたび「公立美術館における障害者等による文化芸術活動を促進させるためのコア人材のコミュニティ形成を軸とした基盤づくり事業」の一環として、滋賀県立美術館 館長(ディレクター)の保坂健二朗氏をゲストキュレーターに招聘し、HAPS HOUSE内のギャラリーを会場とした古谷渉氏の個展「私はなぜ古谷渉を選んだのか」を開催いたします。本展の関連イベントとして、保坂氏によるトークを開催します。会場を前に、本展で試みたことや開催してみての思いなどをさまざまにお話しいただきます。※新型コロナウィルス感染症の状況により、予告なくプログラムを変更する場合があります。あらかじめご了承ください。【展覧会概要】会期:2023年1月7日(土)〜29日(日)11:00〜19:00 ※入場は18:30まで/会期中の金・土・日・祝のみオープン会場:HAPS HOUSE(〒601-8004 京都市南区東九条東山王町1)※駐車場、駐輪場はありません。来場には公共交通機関をご利用ください。入場料:無料出展者:古谷渉ゲストキュレーター:保坂健二朗展覧会ウェブサイト:http://haps-kyoto.com/extend_curation_fairly_1/古谷渉の作品にはじめて出会ったのは、2016年のポコラートの審査の時だった。それは物干し竿にかけられたタオルを描いたドローイングだったのだが、黒い模様が、タオルのそれなのか、それとも風になびくタオルの起伏に生まれた影を表現したものなのか、もし影だとしてなぜそれを濃厚に表現したのか、それとも単に技術が稚拙なだけなのか、わからないことだらけだった。でも、余白の取り方は他の作品も見てみたいと思うほどにうまく、それゆえ私は自分の名前を冠した賞に彼を選んだ。それから6年経った2022年、彼の自宅を訪れる機会があった。今描いているのは競走馬で、それを今度のポコラートの公募に出すのだと嬉しそうに語っていた。しかし彼は他にもたくさん描いていた。スケッチブックの中には「陰鬱さん」というキャラクターや、相撲取りの絵、絵がうまくなるために手掛けているヌードデッサンなど、さまざまなものがあった。この多様性、あるいはとりとめのなさは、いったいなにゆえなのか。それを判断できる人はいるのか。彼の個展をするとしたら、そのキュレーターはなにをどうすべきなのか。そんなことを考えていたところにHAPSからの連絡があって、この展覧会に至る。(保坂健二朗)【アーティストプロフィール】古谷渉(ふるたに わたる)1974年生まれ。東京都在住。幼少から変わっているのかいじめられ自信を失い病がありつつも2010年頃から絵を描き始める事で今にいたる。 ポコラート全国公募Vol.6(2016年)にて保坂健二朗賞を受賞。古谷渉《シマウカヴ》、2016年 画像提供:ポコラート全国公募展vol.6 撮影:宮島径【キュレータープロフィール】保坂健二朗(ほさか けんじろう)1976年茨城県生まれ。2000年慶應義塾大学大学院修士課程修了。2000年から2020年まで東京国立近代美術館に勤務。2021年より現職。主な著作に『アール・ブリュット アート 日本』(監修、平凡社、2013)など。文化庁および厚生労働省による障害者文化芸術活動推進有識者会議の委員も務める。【お問い合わせ】一般社団法人HAPS:Eメール info@haps-kyoto.com/TEL 075-525-7525/FAX 075-525-7522   公立美術館における障害者等による文化芸術活動を促進させるためのコア人材のコミュニティ形成を軸とした基盤づくり事業(文化庁委託事業「令和4年度 障害者等による文化芸術活動推進事業」)主催:文化庁/一般社団法人HAPS協力:社会福祉法人おいてけ堀協会