「これからの社会を元気で働き、生きるための女性のヘルスケア」 講師 荒木葉子 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-02-20T20:05:00+09:00 Peatix 一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会 「これからの社会を元気で働き、生きるための女性のヘルスケア」 講師 荒木葉子 tag:peatix.com,2023:event-3444099 2023-01-21T18:00:00JST 2023-01-21T18:00:00JST [講演タイトル]一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会 2022年度第4回勉強会  「これからの社会を元気で働き、生きるための女性のヘルスケア」(オンライン)[開催日時]2023/1/21(土) 18:00~20:00(17:50開場)[参加費]会員:500円/一般:1,000円/学生:500円(大学学部生まで、学年入力欄あり)※当会では随時会員を募集しております。ご入会いただきますと、今後の勉強会は会員価格でご参加いただけます。入会ご希望の場合は、当会HP(https://pwcsh.or.jp/about/entry/)をご覧ください。なお入会手続きには1~2週間程頂戴しておりますので何卒ご容赦ください。[講演概要]  日本は少子高齢化が進んでおり、女性の平均年齢は87.7歳、百寿者は76458人、生涯未婚率は14.1%、第一子出産年齢は32.8歳、合計特殊出生率は1.37、人工授精による出生児は14人に1人となっています。労働に関しては、雇用者数は2,992万人で、労働力率は70.9%まで上昇し、10代から60代まですべての年齢で労働力率が増加し、妊娠出産期に下がるいわゆるM字カーブはほぼ消失しています。働く女性の健康は次世代の維持、子どもたちの健康、労働や家庭の維持、老年期の健康確保のためにも重要で、持続可能な社会のために鍵となります。 経済産業省は、2017年に「働く女性の健康推進」に関する実態調査を行い、女性のキャリアに影響する疾病・症状として、若年層では、月経関連疾患が7割、PMSが6割、中高年では更年期障害が5割、すべての年代でメンタルヘルスが3~4割であること、また、こうした症状や疾患で、様々なキャリアアップを諦めていることが明らかにしました。 労働者の健康施策を福祉やコストと考える時代から、経営上の投資と考える世界的な潮流に乗り、健康経営認証制度が2014年から開始され、2018年からその認証要件に女性の健康が含まれるようになりました。 雇用格差、妊娠出産・育児介護との両立、ハラスメントなど女性に多い問題は多く、女性の健康課題には、社会文化的、行動的、生物学的アプローチが重要です。 具体的には、性差に敏感なヘルスリテラシーを向上すること(女性、男性、管理職、経営者すべて)、職場の相談窓口の整備、医療機関との連携、職場環境の整備(労働時間、仕事と治療の両立、性差を考慮した健診・検診、雇用格差の是正、ハラスメントの防止)、ヘルステック・フェムテックの活用、生活習慣の改善、学びの継続などです。 そして、私が何よりも重要だと考えているのは、女性自身もアンコンシャスバイアスに気づき、自分が自分の人生の主人公であるという認識を持つこと、何とかなる・何とかするというレジリエンスや楽観性です。元気で生き、働くことは自分たちの権利であることをしっかり認識し、政治や経済、医療など女性も男性も元気で生き・働ける社会にしていきましょう。[講師] 荒木葉子1982      慶應義塾大学医学部卒業、内科学教室入局。血液内科専攻。1992~93   カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学 Postdoctoral fellow1994~2001 報知新聞社 産業医 2002~2005 NTT東日本首都圏健康管理センタ 東京健康管理センタ 所長        2006~     荒木労働衛生コンサルタント事務所 所長2008~2011 東京医科歯科大学女性研究者支援室 特任教授 <著作・翻訳など>女性たちの医療革命(翻訳・共著) 朝日新聞社性差医学入門―女と男のよりよい健康と医療のために-(翻訳代表)じほう働く女性たちのウェルネスブック 慶應義塾大学出版会臨床医が知っておきたい女性の診かたのエッセンス(編集代表) 医学書院 がんの治療と暮らしのサポート実践ガイド(分担執筆) 株式会社エス・エム・エス働く女性のヘルスケアガイド 金剛出版(共著)※Zoomによるオンライン開催となります。※ご購入後のキャンセルにつきましては承れませんので、予めご了承ください。※定員(90名)に達し次第、受付終了とさせていただきます。