【アーカイブ配信中】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいヴィジュアル系〜」 講師:藤谷千明 構成協力:コメカ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-08-30T23:57:18+09:00 Peatix 美学校 【アーカイブ配信中】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいヴィジュアル系〜」 講師:藤谷千明 構成協力:コメカ tag:peatix.com,2023:event-3443200 2023-01-22T13:00:00JST 2023-01-22T13:00:00JST ▷対面+オンラインでの開催になりますので地方や国外在住の方もぜひお気軽にご参加ください。放送時間:2時間59分※検索用楽曲タイトルリスト付き(動画の概要欄からご確認いただけます) ーーーーーーーーーーーーーーーー 毎回テーマに沿ったジャンルをがっつり掘り下げる『ゼロから聴きたい』シリーズ。今回のテーマは”ヴィジュアル系”です。この講座では、フリーライターである藤谷千明が、ヴィジュアル系という音楽ジャンルの黎明期から現在までの変遷を解説し、その魅力や本質に迫ります。また、講座への登壇はございませんが、構成協力としてテキストユニット「TVOD」としても活動中のライター/国分寺駅そばの古本屋「早春書店」店主のコメカ氏も参加しています。「ヴィジュアル系のカッコ良さとは?」「ヴィジュアル系のどこを評価するのか?」など、初心者にも分かりやすい入門編として”ヴィジュアル系”をご紹介いたします。※ゼロから聴きたいシリーズは隔月、奇数月に開催いたします。ご期待ください。 ゼロから聴きたいヴィジュアル系– 講師:藤谷千明より ーーーーーーーーーーーーーーーー 「ヴィジュアル系(ロック)」という言葉、ジャンル、シーンが生まれておよそ30年が経ちました。由来は諸説ありますが、89年にリリースされたX JAPAN(当時は「X」表記)のメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』のジャケットにある「PSYCEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」が有力とされています。実際にそれ以降、当時はバンド雑誌だった「宝島」やヴィジュアル系専門誌のさきがけである「SHOXX」などの誌面に「ヴィジュアル・ロック」や「ヴィジュアル・ショック系」という言葉が踊るようになったことが、なによりも雄弁に語っているのではないでしょうか。X、BUCK-TICK、COLOR、Gargoyle……。主に男性がメイクと「気合い」を持って自身の世界観を追求するバンドたち。まだ名前のついていなかった(「定まっていなかった」のほうが正確かもしれません)シーン、ジャンル。それが「ヴィジュアル系」という名前が与えられるとともに、そのうねりはどんどん拡大していったように感じます。LUNA SEA、黒夢、GLAY、L’Arc~en~Cielなど、その後のシーンに多大な影響を及ぼすバンドがシーンに登場。彼らの人気や、ヴィジュアル系バンドを主に取り扱う深夜番組などの影響もあり、90年代末には「ブーム」と呼べる状況まで拡大していきました。人気バンドの解散やゴシップ報道、あるいは単に世間が「飽きた」のか、理由はさだかではありませんが世紀末の終わりとともに「ブーム」は終息を迎えます。しかしながら蒔かれた種は地下のライブハウスで着実に芽吹いており、NIGHTMARE、大日本異端芸者ガゼット(the GazettE)、シドら新世代のバンドが牽引するシーンはゼロ年代なかばに「ネオ・ヴィジュアル系」と呼ばれ、再度ヴィジュアル系が注目されるきっかけにもなりました。DIR EN GREYがヨーロッパのメタルフェスに出演したり、アメリカのビルボードチャートにランクインしたりと、海外からの人気が本格的に高まったのもゼロ年代以降です。ゼロ年代も終盤にさしかかると、D’ERLANGER、LUNA SEA、X JAPAN、黒夢らレジェンドバンドの復活や活動再開が相次ぐ一方、「楽器を弾かないエアーバンド」ゴールデンボンバーがシーンを席巻し、2012年に「紅白歌合戦」に出演するなど、お茶の間を賑わせました。変化や進化を繰り返し、これまでおそらく何度も何度も「終わった」と言われている「ヴィジュアル系」ですが、2020年代に入ってもなお存在し続けています。ヘヴィメタル、ハードロック、パンク、ニューウェーブ、テクノ、歌謡曲、クラシック、あるいはボーカロイド音楽に至るまで。あるいは中世ヨーロッパー、大日本帝国、ヤンキー、オタク、ストリート、インターネット、メンヘラーー。数多のサウンドとカルチャーを節操なく雑食的に取り込んできたこのジャンル。漆黒のエナメルに身を包み、非現実的なゴシックサウンドを奏でるバンドも、ダンスミュージックにのせてメンズアイドルのごとく煌めきを振りまくバンドも「ヴィジュアル系」と呼ばれます。反対に「○○はヴィジュアル系じゃない」論争もリスナーの間で定期的に勃発します。このテキストで名前を出しているバンドだって、誰かからみたら「ヴィジュアル系じゃない」かもしれませんし。「ヴィジュアル系」とは一体なんなのか。男性がメイクをしたら? 疾走感のあるHR/HMサウンドをベースに歌謡曲的なメロディをのせたら? ヴィジュアル系雑誌や専門店で扱われていたら? ファンの大半がバンギャル(※ヴィジュアル系のファンの総称)だったら……ヴィジュアル系? どれも正解なように思えるけれど、どうしても例外的な存在が出てくるんですよ。めんどくさいな。もはや「ヴィジュアル系」を定義することは誰にもできないのかもしれません。男性が異性装のような出で立ちでステージに立つことをジェンダー規範へのカウンターとして見ることができる一方で、女性によるヴィジュアル系バンド(及び女性メンバー)はごく少数ということは、むしろジェンダー規範に縛られているともいえます。日陰者の音楽として愛される一方で、依然として体育会系的なファミリーツリーを保持しています。女性の眼差しが男性を消費する側面がある一方で、圧倒的な男社会でもありますよね。楽器を演奏しないできないエアバンドという存在がある一方で、超絶技巧のバンドも存在します。まったくもってアンビバレンスなジャンルです。 (※このテキストでは便宜上「男性/女性」表記を使用しており、 それは社会的な性を指しています)ヴィジュアル系シーン全体が卑下された時代もありましたが、ヴィジュアル系に誇りを持っていると公言するバンドも当たり前になりました。2次元のアニメキャラクターが「ヴィジュアル系」を名乗り、声優が歌唱することもあります。かつては「ヴィジュアル系はロックフェスに出ることができない(ハードルが高い)」と言われていましたが、今年(※これを書いているのは2022年)のCOUNTDOWN JAPAN22-23・コスモステージのカウントダウンの秒読みは-真天地開闢集団-ジグザグが担当するそうです。メイクも落とさず、難解な漢字の羅列のバンド名も変えずに。ヴィジュアル系、そしてそれを取り巻く環境は常に変わり続けている。だから面白いのです。本講座では、この不可解かつ魅力的な「ヴィジュアル系」というジャンルの歴史をたどっていきたいと思います。また、美学校の「ゼロから聴きたい」シリーズは、ゲストを迎えるトーク形式が多いようですが、今回は無理を言って私(藤谷千明)ひとりで行うことにしました。なぜなら、私はヴィジュアル系は「ひとりで聴く」音楽だと思っているからです。もちろんライブ会場で一体感を覚えたり、ヴィジュアル系縛りのクラブイベント、カラオケもあるでしょう(たのしいよね!)。けれども、本質的には孤独に、ひとりで聴くものだと思っています。狂気でも猟奇でも闇でも病みでも、誰にも打ち明けることのできない鬱屈や衝動を託すものだと思っています。30年の歴史をひとりで語ることは中々難しいことです。いってしまえば、無謀なことです。まぁ、しかしヴィジュアル系ですから、無謀上等です。いわば「無謀の昼」ですよ。2023年、1月22日13時〜。おまえら全員で、かかってきてください。 講義内容(予定) ーーーーーーーーーーーーーーーー 1:2020年、ヴィジュアル系シーン見取り図2:ヴィジュアル系の歴史・前夜、黎明期(1980年代末〜1996年)3:ヴィジュアル系の歴史・ブーム期(1997年〜2000年)4:ヴィジュアル系の歴史・ブーム収束・ネオヴィジュアル系の胎動(2001年〜2006年)5:ヴィジュアル系の歴史・ネオヴィジュアル系の時代・海外での評価(2007年〜2010年)6:ヴィジュアル系の歴史・レジェンドバンドの復活・「ヴィジュアル系」の再構築(2011年〜2016年)7:ヴィジュアル系の歴史・拡散するヴィジュアル系(2017年〜現在) 詳細 ーーーーーーーーーーーーーーーー講師:藤谷千明/構成協力:コメカ販売期間:2023年1月25日〜2023年7月31日視聴期限:2023年8月31日まで放送時間:2時間59分参加費:◆アーカイブ視聴一般・・・・1,500円2022年度美学校在校生・・・1,000円※アーカイブ動画ではプレイバックされた音楽部分はカットや映像の差し替えを行います。予めご了承ください。 検索用楽曲タイトルリストをお付けいたしますのでそちらからご確認ください(動画の概要欄からご確認いただけます) 【キャンセルにつきまして】視聴用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください。 講師プロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーー 藤谷 千明(ふじたに・ちあき)81年生、フリーライター。ヴィジュアル系バンドを中心にインタビュー取材やライブレポート、コラムを寄稿。共著に「すべての道はV系へ通ず。」(市川哲史氏との共著/シンコーミュージック)、「水玉自伝~アーバンギャルド・クロニクル~」(ロフトブックス)、テレビ番組『マツコの知らない世界』出演(2021年放送)や、『関ジャム 完全燃SHOW 関ジャム音楽史~ヴィジュアル系編~』監修協力(2017年放送)など。 コメカ 84年生、ライター/国分寺駅そばの古本屋「早春書店」店主。文芸・音楽・映画・漫画・お笑いなど、ポップカルチャー/サブカルチャーに関する批評を各種メディアで執筆。ライター/DJのパンスとのテキストユニット「TVOD」としても活動。TVODとしての著書に『ポスト・サブカル 焼け跡派』(百万年書房)、『政治家失言クロニクル』(P-VINE)がある。 Updates tag:peatix.com,2023-01-26 06:53:24 2023-01-26 06:53:24 タイトル は 【アーカイブ配信中】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいヴィジュアル系〜」 講師:藤谷千明 構成協力:コメカ に変更されました。 Orig#1318263 Updates tag:peatix.com,2023-01-24 13:30:40 2023-01-24 13:30:40 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1317477 Updates tag:peatix.com,2023-01-24 13:29:11 2023-01-24 13:29:11 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1317476 Updates tag:peatix.com,2023-01-23 09:37:21 2023-01-23 09:37:21 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1316902 Updates tag:peatix.com,2023-01-23 09:24:05 2023-01-23 09:24:05 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1316898 Updates tag:peatix.com,2023-01-23 09:18:57 2023-01-23 09:18:57 タイトル は 【アーカイブ配信は1/25日から】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいヴィジュアル系〜」 講師:藤谷千明 構成協力:コメカ に変更されました。 Orig#1316894 Updates tag:peatix.com,2023-01-06 05:56:52 2023-01-06 05:56:52 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1309665 Updates tag:peatix.com,2022-12-29 10:30:58 2022-12-29 10:30:58 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1308225 Updates tag:peatix.com,2022-12-29 10:29:51 2022-12-29 10:29:51 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1308224 Updates tag:peatix.com,2022-12-29 10:29:21 2022-12-29 10:29:21 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1308223