みんなで作る! デザインアーカイブ
福岡在住のインテリアデザイナー、永井敬二さんをご存知でしょうか?
永井さんは、半世紀以上にわたって、本業の傍ら、モダンデザインの貴重なピースを蒐集してきました。自身の審美眼を通じて集められたコレクションの数々は、椅子1,000種類以上、モノや書籍についてはその数は把握しきれていません。
現在、膨大な数のものたちは、永井さんの自宅と2つの倉庫にぎっしりと山積みになって、ただ眠っています。
同時に貴重なのが、すべてのものに関する永井氏自身の 無尽蔵の 「記憶」です。 ものを探し各国を旅した体験、そこで築いた人々とのネットワーク、ものづくりのプロセスを見て考えてきたこと など。記憶は無形の「コレクション」です。
そこには、デザイナーのみならず、家具メーカー、インポーター、リテーラー、といった、デザインのプラットフォームを築き上げた人々との興味深いエピソードが詰まっています。60年代以降の日本でモダンデザインがどのように人々の生活に溶け込んでいったのか、私たちが聞き取り記録していかなければ失われてしまう歴史です。
モノに限らず、そこにまつわる記憶をアーカイブ化すること。これは私たちの好奇心を満たしてくれると同時に、 知的財産を次世代へ継承することに他なりません。第1回目のトークイベントでは、 下記の4名が登壇します。
諸山正則 東京国立近代美術館 工芸課特任研究員
藤崎圭一郎 東京藝術大学 デザイン科教授
城谷耕生 デザイナー スタジオシロタニ主宰
田代かおる デザインジャーナリスト キュレーター
トークでは以下の内容を話していきたいと思います。
・なぜデザインアーカイブが必要か。
・実現の障壁になっているものは?
・必要とされるデザインアーカイブの機能や規模は?
・デザインキュレーターの役割。
・実現するには何が必要なのか?
・何から始めるべきなのか?
・魅力的なアーカイブのカタチとは。
・デジタルアーカイブの先端はどうなっているのか。
・永井コレクションの未来について。
当日は、九州から永井さんにもお越しいただき、
参加者の皆さんとディスカッションも交えたいと思います。
デザイン業界の方はもとより、学生、建築家、キュレーター、メディア関係者、カメラマン、ITエンジニア、その他異業種の皆様、
どうぞ奮ってご参加ください。
[ご参加方法]事前予約制
[定員]80名
[参加費]無料
[日時]2018年2月17日(土) 15:30〜17:00(受付開始時間 15:00)
[主催]
東京藝術大学デザイン科企画理論研究室
プロジェット永井・デザインアーカイブス(Progetto NaDeA)
[協力]
AGC旭硝子 AGC Studio
Lepre
- イベント詳細情報を更新しました。 Diff#314303 2018-02-07 00:35:17
3:30 PM - 5:00 PM JST
- Venue
- AGC旭硝子 AGC Studio *AGC旭硝子 AGC Studiへのご連絡はご遠慮ください。
- Tickets
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みんなで作る! デザインアーカイブ FULL
- Venue Address
- 東京都中央区京橋2-5-18京橋創生館1・2階 Japan
- Organizer
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