【リアル/オンライン】慶應義塾・共知塾(第七回) 今井 倫太氏(慶應義塾大学)/ 山本 龍彦氏(慶應義塾大学) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2023-01-13T19:03:32+09:00 Peatix 栗原(慶應義塾) 【リアル/オンライン】慶應義塾・共知塾(第七回) 今井 倫太氏(慶應義塾大学)/ 山本 龍彦氏(慶應義塾大学) tag:peatix.com,2022:event-3430158 2022-12-14T16:00:00JST 2022-12-14T16:00:00JST 2021年4月に設立されました慶應義塾大学・共生知能創発社会研究センターにて,共知塾という勉強会(セミナー)を立ち上げました.  ※「keio hass」で検索して下さい12/14(水)に第7回共知塾を開催いたします(16時-18時)※最長19時まで皆さまのご参加を心よりお待ちしております。前半:今井 倫太氏(慶應義塾大学理工学部・教授)「人がAIに求める人性」深層学習により人の言葉や画像を理解し、あたかも人が返答しているかのような出力をすることのできる人工知能プログラムが登場しつつある。一方で、人は意図を持っているかのように動くものに対して、人の心に近いものであると想像しながら接してしまう。アニメーションや人形劇といった、本当は心の無い対象に対しても、心がある登場人物として解釈し、作品を楽しむことができるのも人間のこの特徴に起因している。本講演では、人工知能に対しても心を見出してしまう人間にまつわる問題を紹介し、将来の人工知能システムのあり方について解説する。後半:山本 龍彦氏(慶應義塾大学大学院法務研究科・教授)「アテンション・エコノミーとプラットフォーム」プラットフォーマーの台頭により、「アテンション・エコノミー」と呼ばれるビジネスモデルが言論空間を席巻している。この空間においては、アテンション(エンゲージメント)の苛烈な奪い合いが起き、いかに質の高い情報を提供するかよりも、いかにユーザーの認知領域を「刺激」できるかが重要になる。誹謗中傷やフェイクニュースが横行し、エコーチェンバーや分断が生じる構造的原因はここにある。こうした状況のなかで、プラットフォームは何を目指すべきか。AI倫理の観点も踏まえて、アテンション・エコノミー下におけるプラットフォームやメディアの役割について論じる。という話題提供を企画しております。多くの方々のご参加をお待ちしております.<講演者プロフィール>【今井 倫太氏】1992年慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業.1994年同大学大学院計算機科学専攻修士課程修了.同年,NTTヒューマンインタフェース研究所入社.1997年ATR知能映像通信研究所へ出向2002年慶應大学大学院理工学研究科後期博士課程修了.博士(工学).2009年-2010年シカゴ大学客員研究員. 現在,慶應大学理工学部情報工学科教授およびATRインタラクション科学研究所 客員研究員.2017年ドコモモバイルサイエンス賞社会科学部門優秀賞受賞. 人型ロボットや自律エージェントと人とのインタラクションの研究に従事.情報処理学会,電子情報通信学会,人工知能学会,日本認知科学会,日本ロボット学会, ヒューマンインタフェース学会,ACM,IEEE各会員.【山本 龍彦氏】 1976年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学博士(法学)。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI) 副所長。総務省「プラットフォームサービスに関する検討会」委員、経済産業省「データの越境移転に関する研究会」座長、総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」委員なども務める。主な著書に『デジタル空間とどう向き合うか』(日経BP、共著)、『憲法学のゆくえ』(日本評論社、共編著)、『おそろしいビッグデータ』(朝日新聞出版)、『AI と憲法』(日本経済新聞出版社)、『憲法学の現在地』(日本評論社、共編著)など。詳細は、共知塾ホームページをご参照ください。ーーーー<共知塾概要>  超少子高齢化に伴う労働力の補填や,介護対策,地域活性化,そし て,After/With Covid-19社会への適応という要求も追加されての社会のD X化が求められる現在,巨大化及び複雑化が加速しているサイバー 空間を起因とする混乱は, 人類にとってもはやサイバー空間に留まらず,実生活全般への脅威 となっています.そして,本来有用な道具であるはずのITに人が 翻弄される状況が加速的に進行しており, 人間社会崩壊となりかねない状態にあり,現時点でのAI技術もこ の流れを加速させる要因となってしまっています.  このような状況において,膨大な実空間の情報をサイバー空間に取 り込み,AIによる統合的な処理を行い高い効率性や生産性の実現 による超スマート社会の実現を目指すSociety 5.0は,日本が進むべき正しい方向ではあるものの,社会(So ciety)は一人一人の社会活動から創発される実体のない概念 に過ぎず,社会への過度な注目は肝心の個々人を覆い隠してしまう 懸念も併せ持っています.注目すべきは社会(Society) ではなく,社会を構成する一人一人個性の異なる人間でなければな りません.  この混乱した状況を元に戻すことは不可能であるものの,新たな調 和へアップグレードすることはできると思います.その鍵となるの が,「人」と「人から信頼された次世代AI」との共生社会の実現 です.そして,人と次世代AIとの共生が成熟した,実社会とサイ バー空間が融合した社会の実現を目指すことを目的として, 共生知能創発社会研究センターを設立することとしました.  「共知塾」は,共生知能創発社会研究センターに設置された勉強会 であり,多様な産学官分野に所属する会員で構成され,人とAIが 共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことが目的です.「お互いを知る場」であり,「偶発的発見の場」であり,「現場を知る場」であり,これらを通した「イノベーションを起こす場」が共知塾です.※都度参加も可能ですが,以下,会員制度もあります.会員種別法人会員 法人および団体(営利機関)法人会員 法人および団体(非営利機関)個人会員 一般個人個人会員 研究者等入塾を希望・検討される組織・個人の方は是非 hass-info-group@keio.jp までご連絡ください.