みんなで読む哲学入門:フーコーにおける古代と近代 #2 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-12-14T19:19:53+09:00 Peatix 鈴木幹雄 みんなで読む哲学入門:フーコーにおける古代と近代 #2 tag:peatix.com,2022:event-3418386 2022-12-06T19:00:00JST 2022-12-06T19:00:00JST 「みんなで読む哲学入門」では西洋近代哲学の古典をとりあげ、上野大樹先生(政治思想史専門)と一緒に、入手しやすい文庫本中心に読み進めています。2022年11月からはミシェル・フーコー『フーコー・コレクション5: 性・真理』を先生と一緒に読みます。====================2022年度秋「フーコーにおける古代と近代」 これまで当ゼミナールでは、 近現代ヨーロッパの政治哲学にかんする古典を輪読してきました。 2018年度にはユダヤ人問題や全体主義に近代的な啓蒙思想の隘路を見たアーレントの諸論考を読み進め、 2019年度にはそこから遡って啓蒙思想のエッセイ風スタイルの著作を、イギリス・フランス・ドイツの国境をまたいで旅するように眺めてきました。そして、2020年度からは読み応えのある長編古典にもチャレンジしています(ルソー『人間不平等起源論』、アダム・スミス『国富論』・『道徳感情論』など)。今回は2021年秋に引き続き、20世紀最大の思想家のひとりミシェル・ フーコーのエッセイやインタビューを読みたいと思います。 フーコーが亡くなるまでの最後の10年間近くの思想は、これまで多くの謎に包まれていました。しかし、近年コレージュ・ド・フランスでの講義録が次々と編集・邦訳され、徐々にその全貌が見えてきました。今回のゼミでは、そうした成果を踏まえて適宜解説を加えながら、より手軽にアクセスできるインタビューを中心としたフーコーのテクスト群を読んでいく機会としたいと思います。(上野大樹・記)====================ミシェル・フーコー『フーコー・コレクション5: 性・真理』(小林康夫・石田英敬・松浦久輝編、 ちくま学芸文庫、2006年)※ 各回の指定範囲をできるだけ事前に読んでくることを推奨します。また、あわせて参考論文として挙げた範囲についても講座中で扱うことがありますが、こちらは予習必須ではありません。第1回 11月15日(火) 「個人の政治テクノロジー」406~434頁 (参考:「快楽の用法と自己の技法」235~279頁)第2回 12月6日(火) 「倫理の系譜学について――進行中の仕事の概要」170~234頁 (参考:「身体をつらぬく権力」12~31頁)第3回 12月27日(火) 「自由の実践としての自己への配慮」292~336頁 (参考:「性現象と孤独」116~134頁)第4回 1月17日(火)(2023年) 「自己の技法」350~405頁 (参考:「生存の美学」337~349頁)これまでの授業の様子はブログの授業ノートなどをご参照ください。どのような話題が登場したのか雰囲気がお伝えできれば。ブログ「みんなで読む哲学入門」◎日時:全4回 11月15日(火)、12月6日(火)、12月27日(火)、2023年1月17日(火)  ◎場所:オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」 を使用したオンラインゼミナール◎参加費:大人6,000円(全4回)、学生4,000円(全4回) 1回のみ 大人2,000円、学生1,500円※ 連続した内容の講座となるため、 なるべく全回まとめてのチケット購入を推奨します。◎オンライン会議室ご招待状:チケットをご購入された方に、 事務局からご案内致します。※開催当日前日までにZoom招待状が届かない場合、お手数ですがobenkyoinfo@gmail.comにお問い合わせ下さい。◎Peatixチケット購入締切: 当日18時まで販売しております。◎Peatixチケットキャンセル: チケット購入後はお支払い方法により返金手数料が発生します。 クレジットカード決済の場合、返金手数料はかかりません。なお、クレジットカード決済のキャンセル締切は開催日当日18時までです。◎簡単なアンケートがございますので、ご記入いただければ助かります。◎本イベントの様子は記録用に録画を行うことがあります。この録画内容は「みんなで読む哲学入門」のWebサイトやSNS等の広報に用いられる場合があります。予めご了承ください。なお、ご要望に応じて受講者のお名前や顔が映像に出ないように配慮しますので、その点ご安心ください。[講師紹介]上野 大樹(うえの・ひろき)思想史家。京都大学博士(人間・環境学)。医療法人社団理事・共同経営、大学講師。慶應義塾大学SFC研究所上席所員・経済学部及び通信教育学部非常勤講師。慶應義塾大学にくわえて一橋大学及び立正大学でも社会思想史・経済思想史等の講義を担当。京都大学大学院人間・ 環境学研究科博士後期課程修了。2014年博士号取得。 日本学術振興会特別研究員DC、同特別研究員PD、一橋大学社会学研究科研究員を経て現職。2019年にEast Asian Intellectual History Networkを創設、2019年から20年までInternational Adam Smith Society国際年次大会組織委員、2019年からフランス西ブルターニュ大学GIS Sociabilitésプロジェクト(EUマリー・キュリー基金)及びDIGITENS百科事典プロジェクト・メンバー。近著に、Annick Cossic & Emrys Jones (eds), La Représentation et la réinvention des espaces de sociabilité au cours du long XVIIIe siècle, (Editions Le Manuscrit, 2021); “Adam Smith between the Scottish and French Enlightenments”, Dialogue and Universalism 32 (1), pp. 127-146 (2022); “The Scottish Enlightenment”, in DIGIT.EN.S: The Digital Encyclopedia of British Sociability in the Long Eighteenth Century (Iain McDanielとの共著。オンライン無料アクセス可).