【リアル/オンライン】慶應義塾・共知塾(第六回) 小池 英樹氏(東京工業大学)/ 陣崎 雅弘氏(慶應義塾大学) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-12-25T19:04:18+09:00 Peatix 栗原(慶應義塾) 【リアル/オンライン】慶應義塾・共知塾(第六回) 小池 英樹氏(東京工業大学)/ 陣崎 雅弘氏(慶應義塾大学) tag:peatix.com,2022:event-3398960 2022-11-25T16:00:00JST 2022-11-25T16:00:00JST 2021年4月に設立されました慶應義塾大学・共生知能創発社会研究センターにて,共知塾という勉強会(セミナー)を立ち上げました.  ※「keio hass」で検索して下さい11/25(金)に第6回共知塾を開催いたします(16時-18時)※最長19時まで皆さまのご参加を心よりお待ちしております。前半:小池 英樹氏(東京工業大学 情報理工学院・教授)「技能獲得支援のための基盤技術とその応用」スポーツ、楽器演奏等において熟練者の持つ技能を学習者に転写することを目的として、技能獲得支援システムの開発をおこなっている。具体的には、(1)時空間的に不完全な画像情報から全体情報の復元、(2)熟練者と学習者の技能差のlatent空間での比較、(3)実時間視聴触覚フィードバック装置などを開発した。本講演ではこれらについて紹介する。後半:陣崎 雅弘氏(慶應義塾大学 医学部放射線科学・教授)「AIホスピタルのモデルを目指して」多くのAIソフトやAI技術が開発されてきており、AIの開発研究は大変活気を帯びている。しかし、医療現場ではこれらはそれほど活用されているわけではなく、実際、PMDAで認可されたAIソフトもそれほど多くはない。このような状況を鑑みると、AIが医療で役立つためには、開発とは別に“実装”ということをひとつの大きなテーマとして考えていく必要があると思っている。2018年に内閣府が、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の1つとしAIホスピタル構想を取り上げた。そこで、AIの病院への実装を少しでも実現することを目指して、我々もこのプロジェクトに参画した。具体的には、病院内に萌芽するICT・AI技術と外部企業で開発されつつある技術を体系的に導入し、現時点で可能なAIホスピタルのモデルを構築する予定である。これにより、”患者に安心・安全な医療の提供”、”患者に高度で先進的な医療サービスの提供”、”医師・医療スタッフの負担軽減”、”地域・在宅の高度なサポートの提供”できるようになることを期待している。現在、約25個の研究課題について院内で実証実験が進行している。本講演では、我々のAIホスピタルプロジェクトを紹介する。という話題提供を企画しております。多くの方々のご参加をお待ちしております.<講演者プロフィール>【小池英樹氏】1961年生。1991年東京大学大学院情報工学専攻単位取得退学。工学博士。電気通信大学助手、助教授、教授を経て、2014年より東京工業大学情報理工学院教授。現在に至る。この間、UC Berkeley客員研究員(1994-1996, 1997)、U. Sydney客員研究員(2003)、内閣事務官(情報セキュリティ)(2002-2005)など。HCI、特にVision-based HCI、人間拡張、情報視覚化などに興味を持つ。【陣崎 雅弘氏】 1987年 慶應義塾大学医学部卒業。同年慶應義塾大学医学部放射線診断科入局。1999年 Harvard 大学付属Brigham and Women’s Hospital留学。2006年 慶應義塾大学医学部放射線科学講師。2009年 慶應義塾大学医学部放射線科学准教授。2014年 慶應義塾大学医学部放射線科学教授。2017年 慶應義塾大学病院副病院長(医療情報システム、IT/AI担当、予防医療担当)。2018年 内閣府の創造的イノベーションプログラム「AIホスピタルプロジェクト」担当。日本画像医学会 理事長、日本腹部放射線学会 理事長、日本メディカルAI学会 顧問詳細は、共知塾ホームページをご参照ください。ーーーー<共知塾概要>  超少子高齢化に伴う労働力の補填や,介護対策,地域活性化,そし て,After/With Covid-19社会への適応という要求も追加されての社会のD X化が求められる現在,巨大化及び複雑化が加速しているサイバー 空間を起因とする混乱は, 人類にとってもはやサイバー空間に留まらず,実生活全般への脅威 となっています.そして,本来有用な道具であるはずのITに人が 翻弄される状況が加速的に進行しており, 人間社会崩壊となりかねない状態にあり,現時点でのAI技術もこ の流れを加速させる要因となってしまっています.  このような状況において,膨大な実空間の情報をサイバー空間に取 り込み,AIによる統合的な処理を行い高い効率性や生産性の実現 による超スマート社会の実現を目指すSociety 5.0は,日本が進むべき正しい方向ではあるものの,社会(So ciety)は一人一人の社会活動から創発される実体のない概念 に過ぎず,社会への過度な注目は肝心の個々人を覆い隠してしまう 懸念も併せ持っています.注目すべきは社会(Society) ではなく,社会を構成する一人一人個性の異なる人間でなければな りません.  この混乱した状況を元に戻すことは不可能であるものの,新たな調 和へアップグレードすることはできると思います.その鍵となるの が,「人」と「人から信頼された次世代AI」との共生社会の実現 です.そして,人と次世代AIとの共生が成熟した,実社会とサイ バー空間が融合した社会の実現を目指すことを目的として, 共生知能創発社会研究センターを設立することとしました.  「共知塾」は,共生知能創発社会研究センターに設置された勉強会 であり,多様な産学官分野に所属する会員で構成され,人とAIが 共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことが目的です.「お互いを知る場」であり,「偶発的発見の場」であり,「現場を知る場」であり,これらを通した「イノベーションを起こす場」が共知塾です.※都度参加も可能ですが,以下,会員制度もあります.会員種別法人会員 法人および団体(営利機関)法人会員 法人および団体(非営利機関)個人会員 一般個人個人会員 研究者等入塾を希望・検討される組織・個人の方は是非 hass-info-group@keio.jp までご連絡ください.