【10/20取材報告会】潜伏するミャンマー人、膨れ上がる避難民、少数民族の反政府勢力。ミャンマー民主化の最前線、メーソットでganas記者が見たものは! | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-10-28T19:22:37+09:00 Peatix 途上国・国際協力のメディア「ganas」 【10/20取材報告会】潜伏するミャンマー人、膨れ上がる避難民、少数民族の反政府勢力。ミャンマー民主化の最前線、メーソットでganas記者が見たものは! tag:peatix.com,2022:event-3384516 2022-10-20T20:00:00JST 2022-10-20T20:00:00JST 「メーソットには1万人以上のミャンマー人が逃げ隠れているといわれています」こう話すのは、ganasの記者としてミャンマーの記事を書き続けている笹田健史さんです。笹田さんは日本企業が融資するヤンゴンの大型施設「Yコンプレックス」や、国軍から拷問を受けた活動家の記事を書くなど、さまざまな角度からミャンマーの情報を発信しています。そんな笹田さんが注目するのが、ミャンマーと国境を接するタイの町、メーソットです。ミャンマーの一般市民は2021年に起きたクーデターに反対し、各地でデモを実施しました。しかし国軍は弾圧を強め、デモをする活動家たちを次々と拘束、殺害していきます。そんな民主活動家が国軍から逃げ隠れるのがメーソットです。活動家やその家族は、国軍が設けるチェックポイントをかいくぐり、タイとの国境を横断。メーソットのホテルでひっそりと身を隠しています。メーソットには70年以上も国軍と闘う少数民族の反政府組織、「カレン民族同盟(KNU)」のアジトもあります。KNUはミャンマー東部のカレン州の一部を実効支配しており、国軍に命を狙われる活動家や政治家をかくまっています。また打倒国軍を目指す若者たちを受け入れ、軍事訓練も施しています。そんなKNUに対して国軍も黙ってはいませんでした。2021年12月にはカレン州の民主派が隠れているとされる地域一帯に空爆を開始。住人は家を奪われ、避難民となりました。彼らはタイ側に逃げようとするも、タイ政府は受け入れてくれません。いつ空爆されるかわからない恐怖の中、今もミャンマー国内の避難民キャンプで生活しています。笹田さんは今年の2月と7月にそのメーソットを訪問。隠れているミャンマー人やKNUの幹部、避難民にアクセスし、取材を敢行しました。今回のイベントはその取材の報告会になります。この報告会に参加する利点は2つ。1つ目はミャンマー人の本音が聞けることです。現在、ミャンマーの一般の人の声を聴くのがとても難しくなっています。ミャンマー国内のジャーナリストは拘束され、国軍に反対するメディアはことごとくつぶされたからです。活動家の情報を国軍に伝える「ダラン」と呼ばれる密告者も隠れており、ミャンマーの人々は軽々しく思いを口にできません。しかし今回の笹田さんの取材はミャンマー国軍の支配下にないメーソットでのもの。どのような思いでミャンマーを後にしたのか? 武器を持った青年たちは今、何を考えているのか? KNUは、このクーデターをどうとらえているのか?これらを率直に聞いてきました。もう1つは、メーソットには武装した活動家、国軍、少数民族の武装勢力、避難民という現在のミャンマーの情勢を説明する要素がすべてそろっていることです。ミャンマーはこれまで国軍、アウンサンスーチーに代表される民主派勢力、そして各地の少数民族の武装勢力という3つのパワーバランスの中で発展してきました。しかし2021年のクーデターによってそのバランスが崩れました。追いやられた民主派勢力は少数民族の武装勢力と手を結び、攻勢をしかけようとしています。メーソットはこの構図のまさにど真ん中にあります。武装グループと結びついた民主派がミャンマーの民主主義を取り戻すのか?はたまた2010年以前のように国軍が国を支配するのか?メーソットは今後のミャンマーを決定する最前線と言えます。今のメーソットを知れば、今後のミャンマーが見えてきます。日時:2022年10月20日 20:00~21:30<タイムライン(予定)>19:50 開場20:00 開始20:10 取材報告21:00 質疑応答21:30 終了会場:オンライン(Zoomを使います) *当日の2時間前までにZoomのURLをPeatixのアカウントにお送りします。ご確認ください。定員:80人(先着順)*定員に達した時点で締め切らせていただきます。こんな人におすすめ:・ミャンマーに行ったことがある・ミャンマーの民主化をサポートしたい・メーソットに潜伏するミャンマー人や避難民の声を聞きたい・東南アジアが大好き・ジャーナリズムに興味がある・途上国に特化した非営利メディアganasをサポートしたい参加費:・一般:1000円・学生:500円・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料・「英語をしゃべってミャンマー人を救え」第3期の参加者(異文化交流コース、応援寄付コース):無料*キャンセルされても参加費は返金できません。ご了承ください。*ganasサポーターズクラブにまだ入っていらっしゃらない方はこの機会にどうぞ。途上国に特化した非営利メディアganasの活動を単にサポートしていただくだけでなく、さまざまな特典(お得に学べたり、途上国に関心がある人同士で交流したりも)もご用意しています。締め切り:締切日は10月18日(火)。定員に達した時点で締め切らせていただきます。登壇者:笹田健史(ganas記者)1983年、岐阜県生まれ。名古屋大学卒。2006年より、青年海外協力隊員としてザンビアの女子高校で物理と体育を教える。その後、スポーツ科学を学ぶためアメリカに留学。以降、ストレングスコーチとしてタイのプロサッカーチーム、チェンライユナイテッドやラグビートップリーグのキヤノンイーグルス、関西学院大学や龍谷大学で働く。2018年にganasのプログラム「Globa Media Camp」に参加。以降、記者として活躍。代表記事に連載「キベラスラムで闘う人たち」、連載「ルポ・ミャンマーからの逃亡者を追う」がある。企画:ganasサポーターズクラブ「英語をしゃべってミャンマー人を救え!」プロジェクトチームこのプロジェクトはコロナやクーデターで仕事を失ったミャンマー人をサポートするために始まりました。毎週、現地のミャンマー人と英語で異文化交流を行い、収益をミャンマーに送っています。去年始まったこのプログラムも今回で3期目。これまで158人の日本人がミャンマー人と交流を通してミャンマーの民主化に協力しています。主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)website:https://www.ganas.or.jp/Facebook:https://www.facebook.com/ganas.or.jp/Twitter:https://twitter.com/devmedia_ganasInstagram:https://www.instagram.com/devmedia_ganas/LINE:https://page.line.me/ganasmail:devmedia.ganas@gmail.com