第2回「答えの出ない辛い日々を耐え抜く力〈ネガティブ・ケイパビリティ〉を支える3つの心の技法(ロゴセラピー/マインドフルネス/ACT)」《10/28 定員15名》(Zoom:ビデオOFFでOK) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-11-05T19:20:31+09:00 Peatix まっつん 第2回「答えの出ない辛い日々を耐え抜く力〈ネガティブ・ケイパビリティ〉を支える3つの心の技法(ロゴセラピー/マインドフルネス/ACT)」《10/28 定員15名》(Zoom:ビデオOFFでOK) tag:peatix.com,2022:event-3378797 2022-10-28T20:00:00JST 2022-10-28T20:00:00JST ◇ネガティブ・ケイパビリティとは?  ネガティブ・ケイパビリティ(Negative capability)とは、「答えの出ない宙ぶらりんの状態を耐え抜く力」のことです。精神科医「帚木蓬生」先生は、次のように定義しています。 「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」 ネガティブ・ケイパビリティは、イギリスの詩人ジョン・キーツ(John Keats)が、1817年に弟へ宛てた手紙の中に登場する言葉です。それから約160年後、精神科医ウィルフレッド・ビオン(Wilfred Bion)が、この言葉を発見しました。 ビオンは、精神分析の開祖フロイトの流れを組んだ精神科医です。「フロイト、クライン、ビオン」とも言われ、フロイト以降の分析家として、2番目に名が出てくる重鎮です。 精神分析学の重鎮ビオンがネガティブ・ケイパビリティの大切さを強く主張したため、その言葉は知る人ぞ知る考え方となりました。 すぐに「答えを出せない」と、私たちは「能力が低い」と考えがちです。だから、急いで答えを出そうとしたり、答えを出せない自分を「なんてダメなんだ」と否定したりしてしまいます。 でも、たとえ答えが出なくても、自分を卑下したり、否定したりしなくていいのです。なぜなら、なかなか答えの出ない事態にあっては、急いで答え出さずにひたすら「耐えていく」ことも大切な選択肢のひとつだからです。 コロナウィルスによる世界的パンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻、政治家へのテロなど、私たちの生きる世界は混沌としていて、「答えの出せない」ことばかりです。 そんな混迷の時代だからこそ、ネガティブ・ケイパビリティにも価値を置く生き方が求められています。 ◇ネガティブ・ケイパビリティを支える心の技法  ネガティブ・ケイパビリティは、「負の能力」「陰性能力」などと訳されます。すると、問題解決を積極的に図ろうとするポジティブ・ケイパビリティ(positive capability)と比べられネガティブ・ケイパビリティは、ただ耐えるだけで「何もしないこと」ととらえられがちです。 ですが、人が辛い日々に陥った時に、「何もしない」ということはありません。日々の中で、ささやかでもできることが何かあり、そのできることを誠心誠意、行っていくことで、人は「耐える」ことができるのです。 耐えることは、自分にできる「ささやかな行い」によって支えられています。 ❶ロゴセラピー(フラクル心理学)  ナチスの強制収容所を生き延びた心理学者フランクルが創始したロゴセラピーは「逆境の心理学」とも呼ばれています。どうにもならない状況を耐え抜いたフランクルは、「どんな時にも人生には意味がある」と唱え、人生に意味を満たす3つの価値(創造価値・体験価値・態度価値)を提唱しました。 最後の「態度価値」とは、「どんな状況であっても人間のとる態度によって人生に意味が満ちる」という考え方でネガティブ・ケイパビリティを支える考え方です。本セミナーでは、この3つの価値について解説します。 ❷マインドフルネス(Mindfulness)  マインドフルネス瞑想の大家ジョン・カバットジンは、『マインドフルネス低減法』(北大路書房)の中で、こういっています。「瞑想の本質は、”何もしない”ということです。何もしないで、あるがままに受け入れ、とき放つことによって、”全体性”を体験するのです。」 瞑想とは、できるだけ何もしないことです。何かをしようとすれば、瞑想はくずれていきます。でも、何もしようとしないことが、確かに、人のココロとカラダにとってよりよい、何かをしていることになるのです。 この考え方は、ネガティブ・ケイパビリティに通じるものです。辛さや悲しみに耐える日々にあって、瞑想は心を健やかにする確かな技法です。 マインドフルネスの基本的なことにふれ、セミナーでは実際に瞑想に取り組みます。  ❷ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)  ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、マインドフルネスの考え方をベースに「心理的柔軟性」(Psychological flexibility)を生み出すことで「心の健康」を維持・回復させる療法のことです。 ACTに「創造的絶望」(Creative Hopelessness)という考え方があります。「創造的絶望」とは、未来に向けて、これまでやってきたことを手放すことです。 心理療法には、ネガティブな思考を変容させたり、ネガティブな感情をコントロールしようとするものがあります。でも、ACTでは、そうしたコントロール戦略を手放し、逆に、ネガティブな思考・感情を受け入れていく(アクセプト:Accept)のです。 創造的絶望は、過去を手放すこと。過去を手放し、今置かれている辛い状況を「受け入れていく」こともまた耐える力(ネガティブ・ケイパビリティ)を支えてくれます。 本セミナーでは、ACTの基本的な瞑想ワークに取り組みます。 【コンテンツ】 ◆講師挨拶1.ネガティブ・ケイパビリティとは何か? ネガティブ・ケイパビリティの基本的な定義について。2.詩人キーツの言葉 キーツは弟に当てた手紙に何と書いていたのか。3.精神科医ビオンの考え方 ネガティブ・ケイパビリティを大切にした重鎮ビオンの考え方。 4.コンステレーション(ユング心理学) 辛い出来事も、点と点とつなげることで意味と物語が生まれてくる。5.わかることの怖さ ポジティブ・ケイパビリティとネガティブ・ケイパビリティ。6.風はコントロールできないが、帆は調整できる。 耐えることは、ささやかな行いによって支えられている。7.ネガティブ・ケイパビリティを支える3つの技法 1)ロゴセラピー(フランクル心理学) 2)マインドフルネス 3)ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)8.マインドフルネス瞑想の実践 実際に、マインドフルネス瞑想に取り組みます。椅子に座ったままでOKです! 1)基本瞑想(鼻の呼吸) 2)アクセプト瞑想(ネガティブな感情を受容する) 3)感謝の瞑想(セルフ・コンパッション)◆質疑応答────────────────※ 終了後の質疑応答へのご参加は自由です。※ リアルタイムの講演形式です。グループワークは行いません。リラックスしてお聞きください。※ Zoomのビデオは、OFFのままで結構です。 ※コンテンツは当日の進行状況によって、順番を変えるなど、小さな変更があることを予めご了承ください。※全体で90分を予定してますが、15分程度、延長することがあること、あらかじめご了承ください。【このような方におすすめ】 ネガティブ・ケイパビリティのことを理解したい。 辛い日々に耐えるためのマインドセットを知りたい。 日々のストレスに対処していく考え方やその技法を身につけたい。 繊細な気質(HSP)で生きづらさを感じているので、何か新しい考え方を知りたい。 マインドフルネスについてよく知らないので、瞑想の知識を吸収したい。 マインドフルネス瞑想を実際に、体験してみたい。 【VOGUE JAPAN インタビュー記事】VOGUE JAPANから取材を受け「ネガティブ・ケイパビリティ」について語りました。【ネガティブ・ケイパビリティ image動画】https://youtu.be/D0KCSN8Osc8【講師 松山淳 プローフィール】アースシップ・コンサルティング 代表早稲田大学LRC(Life Redesign College)講師研修講師 / 心理カウンセラー・1968年東京生まれ。成城大学文芸学部卒。1992年JR東海エージェンシー入社。2000年に退職。2002年アースシップ・コンサルティングを創設。2010年 深層心理学者ユングの性格類型論をベースにする国際的性格検査「MBTI®」 の資格を取得し、「アマゾン・ジャパン」「楽天」「パナソニック」など大手企業を中心に社員研修を行う。・2011年、東日本大震災を契機に「フランクル心理学」への造詣を深める。同年、Facebook-Page『リーダーへ贈る人生が輝く言葉』の運営開始。フォロワー数は、11,000名を超える。・2016年4月〜2019年3月 産業能率大学(情報マネジメント学部・経営学部)で兼任講師を務める。・2018年 フランクル心理学のエッセンスを物語にした『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(ダイヤモンド社)を出版。・2020年YouTubeチャンネル「君へ贈る言葉」を開設。・2021年ナチュラル・メディテーション・ジャパンの主宰活動を開始。瞑想セミナーを定期的に開催し瞑想を指導している。【著書】『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)(中国、ベトナム、台湾、三ヶ国での翻訳決定)、『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(SBクリエイティブ)、『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ』(ソフトバンク新書)『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)、『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版) Updates tag:peatix.com,2022-10-21 08:47:40 2022-10-21 08:47:40 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1280214 Updates tag:peatix.com,2022-10-21 08:45:15 2022-10-21 08:45:15 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1280209 Updates tag:peatix.com,2022-10-21 05:27:56 2022-10-21 05:27:56 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1280051 Updates tag:peatix.com,2022-10-20 13:33:01 2022-10-20 13:33:01 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1279742 Updates tag:peatix.com,2022-10-10 11:07:42 2022-10-10 11:07:42 タイトル は 第2回「答えの出ない辛い日々を耐え抜く力〈ネガティブ・ケイパビリティ〉を支える3つの心の技法(ロゴセラピー/マインドフルネス/ACT)」《10/28 定員15名》(Zoom:ビデオOFFでOK) に変更されました。 Orig#1274593 Updates tag:peatix.com,2022-10-07 01:39:04 2022-10-07 01:39:04 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1273242 Updates tag:peatix.com,2022-10-07 01:38:26 2022-10-07 01:38:26 タイトル は 第2回「答えの出ない辛い日々を耐え抜く力〈ネガティブ・ケイパビリティ〉を支える3つの心の技法(ロゴセラピー/マインドフルネス/ACT)」《10/28》(Zoom:ビデオOFFでOK) に変更されました。 Orig#1273241 Updates tag:peatix.com,2022-10-03 06:02:34 2022-10-03 06:02:34 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1271174 Updates tag:peatix.com,2022-10-03 05:59:54 2022-10-03 05:59:54 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1271172 Updates tag:peatix.com,2022-10-03 05:58:53 2022-10-03 05:58:53 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1271171 Updates tag:peatix.com,2022-10-03 05:05:01 2022-10-03 05:05:01 タイトル は 第2回「答えの出ない辛い日々を耐え抜く力〈ネガティブ・ケイパビリティ〉を支える3つの心の技法(ロゴ・セラピー/マインドフルネス/ACT)」《10/28》(Zoom:ビデオOFFでOK) に変更されました。 Orig#1271135