近現代絵画の保存修復 ーフリーランス コンサヴァタの視点ー | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-11-26T21:15:37+09:00 Peatix GCP 近現代絵画の保存修復 ーフリーランス コンサヴァタの視点ー tag:peatix.com,2022:event-3376058 2022-10-27T20:00:00JST 2022-10-27T20:00:00JST セミナー概要:10月27日(木)日本時間20:00-21:15絵画修復家の池田奈緒さんが現在拠点としているイギリスでのフリーランスの仕事についてお話しします。近現代美術作品に行った裂傷の縫合処置と予防安全のためのKappa Mount Boardを使用したバックボードの適用例やダブルサイドのキャンバ­­ス画の修復例、ロンドンの教会でのmarouflage paintings (板や壁などに画布を貼り付けた作品) の修復例をご紹介するとともに、現在課題としている現代美術作品のクリーニングについてもシェアします。また、ロンドン移住前に拠点としていたイタリアでの事情についても、現地での就学を経て北イタリアで同僚と立ち上げた修復工房における就業事情などについてもお話しします。 講師 池田奈緒絵画修復家 女子美術大学洋画科卒業。Università Internazionale dell’Arte(フィレンツィエ, イタリア)三年制絵画保存修復科コース終後、国立修復機関(Opificio delle Pietre Dureフィレンツィエ-イタリア)にてキャンヴァスおよび板絵課にて研修。2003年に絵画、額修復工房ロッソドゥオーヴォを共同経営(トレヴィーゾ, イタリア)を経て2008年よりロンドンへ移住しフリーランスの絵画修復家として仕事を開始。ロンドンのいくつかの絵画修復工房や公的機関で働く。2019年よりプライベートの工房Plowden&Smithでパートタイム勤務。2022年より他の絵画修復家とシェアした自身の工房を借り始める。The British Association of Paintings Conservator-Restorers(BAPCR)およびICON会員。現在ICONのアクレディテーション獲得中。*******************************************************************Global Conservation Platformについて:コンサヴェーションおよび関連分野に特化したセミナーを運営する団体です。セミナーを通じて知識や経験をシェアしあうことで疑問を解決し、議論できる場を提供するとともに、コンサヴァタやその周辺分野の皆さんがボーダレスに広く繋がることのできるプラットフォームとなることを目指しています。お問い合わせ先:Info@gconsplatform.com運営メンバーについて:■宮城加奈子(みやぎかなこ)コーディネーター、オブジェクトコンサヴァタ東北芸術工科大学 修士課程 芸術文化専攻 保存修復領域(立体作品修復研究室)修了。札幌芸術の森美術館(公益財団法人札幌市芸術文化財団)に学芸員として勤務後、フリーのオブジェクトコンサヴァタに転職。都内および近郊のミュージアム、個人コレクションの保存修復に従事。海外でのインターンシップやワークショップを経験するなかで、コンサヴァタのための情報交換、交流のためのプラットフォームづくりの重要性を再認識し、2020年7月にGlobal Conservation Platformを立ち上げる。■森尾さゆり(もりおさゆり)テクニカルサポーター、オブジェクトコンサヴァタロンドン藝術大学セントラル・セント・マーティンズのガラスアート科卒業後、モザイク工房に6年間勤務。シティー&ギルド・ロンドンアートスクールにて、保存修復を学ぶ。専門は立体物、主に石造、木造、石膏など。ビクトリア・アルバート美術館の彫刻修復室に勤務。2021年に帰国。GCPでは主に広報物のデザインやテクニカルサポートを担当。