『なめらかな社会とその敵』文庫化記念 鈴木健 × 森田真生 「分断」の時代にこそ、「理想」を語ろう。 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-11-05T19:47:41+09:00 Peatix 新潮社 『なめらかな社会とその敵』文庫化記念 鈴木健 × 森田真生 「分断」の時代にこそ、「理想」を語ろう。 tag:peatix.com,2022:event-3375813 2022-10-29T14:00:00JST 2022-10-29T14:00:00JST 「複雑な世界を複雑なまま生きる」ために、情報技術を使ってこの世界に引かれた様々な「境界」を解消していく道筋を、『なめらかな社会とその敵』(2013年)で大胆に描いた鈴木健さん。現在はスマートニュース代表取締役として実業界で活躍される一方で、当時より話題を呼んだ『なめらかな社会とその敵』(以下『なめ敵』)が文庫化されました(10月11日より発売)。今回はそんな鈴木健さんと、『数学する身体』や『計算する生命』の著者であり、京都を拠点に独立研究者として活動する森田真生さんが、京都、東山の法然院を舞台に対話します。終了後、本の販売やミニ・サイン会も予定しております。『なめ敵』の刊行から10年、目まぐるしい世界の変容を踏まえつつ、あらためていま鈴木健さんは何を考えているのか。森田真生さんが聞き手となってたっぷりと伺ってくださる予定です。なお、当日の内容は、現在お二人の対談を連載中(不定期)の『新潮』誌面にて、3回目として掲載予定です。初回は、新潮社の国際情報サイト『フォーサイト』から読めます(前後編の2回)。また、2回目は、『新潮』2022年11月号にて読めます。<開催に寄せて>世界の至るところでますます社会の「分断」が顕在化しているいま、ただ「現実」に埋もれるだけではない想像力を手放さないためにも、あらためて社会の「理想」を語る場が必要とされているのではないでしょうか。『なめらかな社会とその敵』の本文のなかで、鈴木健さんは次のように書きます。「現実に汚された理想が、何もない現実に比べてはるかに多くを成し遂げたことを、私たちは歴史の中で知っている」「理想が現実によって汚されることは避けようがないが、それは理想のもつ価値を決して損なうものではない」現実のなかで汚されていく理想を、それでも新たに語り続けること。多様な生物が織りなす自然と、数多くの思索と創造、そして悲しみの分かち合いの場であり続けてきた法然院に集い、それぞれの理想を新たに育む時間を、この日みなさんとご一緒できればと願っています。                                     (森田真生)********* 文庫版の表紙カバーの写真には、杉本博司の代表作のひとつである 海景の《カリブ海、ジャマイカ》(1980年) を使わせていただいた。海景シリーズは、「原始人のみていた風景を、現代人も同じように見ることは可能か」というテーマのもと、世界中の海や湖を40年以上にもかけて撮られた一連の写真である。 海と空の間の水平線は、はっきりと分かれているものもあれば、グラデーションで境界がはっきりとしないものもある。しかし、た とえ境界がはっきりと分かれているようにみえても、それは人間の認識においてそのように見えるのであって、海と空の間には水蒸気 のやりとりが常に行われており、海には空気が、空には水が混じっている。まさに第Ⅰ部で述べた「なめらか」 を表現するにふさわしいと思い、無理を承知でお願いした次第である。 (鈴木健著『なめらかな社会とその敵』ちくま文庫)<当日のご案内>13時半 受付開始14時  講演会開始15時半 終了予定*法然院さんへのご参拝は、6時から16時となります。16時以降は、すみやかに御退出ください。*「新潮」誌上にて対談の様子を掲載し、ご紹介する予定です。* 当日の様子を撮影する予定です。紹介の際にその映像を公開する可能性もあるので、ご了解ください。*体温が37度5分以上の場合は、ご参加をご遠慮いただく場合があります。*キャンセルには応じかねますので、ご了承ください。<プロフィール>鈴木 健 すずき・けん1975年長野県生まれ。1998年慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。2009年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は複雑系科学、自然哲学。東京財団仮想制度研究所フェローを経て、現在、東京大学特任研究員、スマートニュース株式会社代表取締役会長兼社長。著訳書に『NAM生成』(共著、太田出版)、『進化経済学のフロンティア』(共著、日本評論社)、『現れる存在』(共訳、ハヤカワ文庫NF)など。『なめらかな社会とその敵』が文庫(ちくま文庫)になり、話題を呼んでいる。森田真生 もりた・まさお独立研究者。京都東山の麓にある研究室を拠点に、研究・教育・執筆のかたわらライブ活動を行っている。著書に『数学する身体』(新潮社、第15回小林秀雄賞受賞)、『数学の贈り物』(ミシマ社)、『僕たちはどう生きるか』(集英社)、『計算する生命』(新潮社、第10回河合隼雄学芸賞)、絵本『アリになった数学者』(絵・脇阪克二/福音館書店)などがある。最新刊に『偶然の散歩』(ミシマ社)。<会場のご案内>法然院 本坊 〒606-8422  京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 電車の場合:阪急四条河原町駅より 市バス32系統銀閣寺前行 南田町下車 山に向かって徒歩5分JR京都駅・京阪三条駅より 市バス5系統岩倉行 浄土寺下車 山に向かって徒歩10分京阪出町柳駅より 市バス錦林車庫行 浄土寺下車 山に向かって疏水を渡り徒歩10分*週末は道中の混雑が予想されますので、お早めにお越しください。 Updates tag:peatix.com,2022-10-09 09:31:09 2022-10-09 09:31:09 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1274260