物語られる松本家で  原発被災地域/建築/まちづくり/インターネット | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-11-21T20:33:15+09:00 Peatix A&ANS 物語られる松本家で  原発被災地域/建築/まちづくり/インターネット tag:peatix.com,2022:event-3373446 2022-10-22T18:00:00JST 2022-10-22T18:00:00JST 物語られる松本家で 原発被災地域/建築/まちづくり/インターネット帰還困難地域と敷地を接する空き家に未来はあるのだろうか。福島県葛尾村の一軒の民家、松本家を題材にする松本家計画は活動2年目を迎えた。福島第1原発から30キロ圏内に位置する葛尾村は震災直後に全村避難して以降、5年間住民がいないまま残された。2016年に村内の大部分が避難解除され、かつての住民の一部は帰還を果たしたが、現在でも住民票を置く人の多くは村外に生活拠点を持ち、空き家と耕作されない田畑が目立つ。年齢を重ねた村民のかつての交友関係も途切れたままだ。震災前の村の姿まで復旧・復興が進むにはまだ多くの時間を要するだろう。あるいは、以前の村の姿が戻ってくることは二度とないのかもしれない。松本家はそうした村で震災前まで家族が暮らしていたありふれた一軒家である。私たちは時々村を訪れ松本家で皆で時間を過ごすうちにこの土地の過去と未来に思いを馳せるようになった。これまで松本家で起こったことと、これから松本家で起こるかもしれないことを記録し物語ることが松本家計画の活動だ。かつて松本さんが代々住んだ家は震災を機に空き家となり、ときおり人が訪れる物語られる松本家となった。年1回の松本家展は『第1回松本家展ー現在地ー』、『第2回松本家展ー昨日の記録、1万年の記憶ー』と回を重ね、松本家の現在と歴史のリサーチを発表する場となった。去る9月に開催した『第2回松本家展』では松本家が位置する土地と人の歴史を縄文時代から子供時代の遊びの情景まで調査した。今回のイベントでは本展の報告から話を始めたい。松本家の現在と過去に目を向けてきた私たちはいま松本家の未来を考える位置にいる。おそらくこれからも人が住むことはないだろう松本家は今後どのようなカタチをとるのだろうか。松本家の家族も私たちもいない1年の大半が無人の「松本家で暮らす」とはどのような状態を指すのだろうか。松本家の未来はどこかまったく別の場所や衰退を迎えたこの国の未来ともなにか繋がるところがあるだろう。松本家計画は一軒のケーススタディでありつつ誰も語らなければ存在したことすら忘れられてしまうような小さな存在の普遍的な物語でもある。今回は「原発被災地域」「建築」「まちづくり」「インターネット」をキーワードに松本家の未来を議論することを通じてそれぞれの心の中の「小さな存在」の行く末を想像する場となることを願っている。「物理的には住まれないままで松本家が人に住まれる家になるにはどうすればよいだろう」という小さな、それでいて普遍的で大きな問題に一緒に考えを巡らせていただければ幸いだ。日時10月22日 18:00 ー 20:30会場カフェおきもと東京都国分寺市内藤 2-43-9TEL:042-572-1234​国立駅より徒歩8分駐車場5台*zoomで会場とオンラインでつなぎます。参加費:会場参加ワンドリンク付き〈一般〉2000円、〈学生〉1000円    オンライン参加(録画付き)〈一般〉1000円、〈学生〉500円報告者プロフィール■筏 千丸 Chimaru Ikada2000年生まれ。東京都出身。早稲田大学創造理工学部建築学科在学中。両親の影響から幼少期より建築物に親しむ。 高校時代には奥多摩の古民家に住み込み、自然の中で遊びながら建物を観察する。 浪人時代に稲刈りイベントに参加したことをきっかけに葛尾村を訪れるようになる。 以降、長期休暇のたびに家具設計・制作や売店のモデリングをしながら葛尾村に滞在している。■余田大輝 Hiroki Yoda2001年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学経済学部経済学科在学中。高校3年次(2018年)に田植えイベントに参加したことをきっかけに、継続的に葛尾村を訪れるようになる。大学1-2年次は地域インターン事業等に携わりながら、葛尾村に滞在していた。大学3-4年次はWebアプリ開発の仕事をリモートで行いながら、葛尾村にて松本家展に携わる。主催;A&ANS Updates tag:peatix.com,2022-10-18 22:40:25 2022-10-18 22:40:25 会場住所 は に変更されました。 Orig#1278645