第75回クリエイティブサロン | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-11-07T12:03:57+09:00 Peatix JCS 第75回クリエイティブサロン tag:peatix.com,2022:event-3353905 2022-10-08T10:00:00JST 2022-10-08T10:00:00JST 第75回クリエイティブ・サロンのご案内 主催 学術研究団体 日本創造学会開催日 2022年10月8日(土)時間帯 10:00-12:00(予定)開催方法 オンライン(Zoom)参加費  無料【当日のスケジュール予定】09:55~10:00 はじめに10:00~11:00 講演「人類学的フィールドワークにおける試行錯誤と気づき」比嘉夏子氏11:00~12:00 パネルディスカッション 水上優氏、比嘉夏子氏、安松健氏12:00~12:05 終わりの言葉第1部講演 比嘉夏子氏『人類学的フィールドワークにおける試行錯誤と気づき』【比嘉夏子氏プロフィール】人類学者、博士(人間・環境学)。合同会社メッシュワーク共同創業者、株式会社Hub Tokyo顧問、岡山大学文明動態学研究所客員研究員。ポリネシア島嶼社会の経済実践や日常的相互行為について継続的なフィールドワークを行なう一方、「人類学者の目をインストールする」ことをミッションとする会社を設立し、企業とのプロジェクトを積極的に実施している。主著に『贈与とふるまいの人類学 ──トンガ王国の〈経済〉実践』(単著、京都大学学術出版会)『地道に取り組むイノベーション──人類学者と制度経済学者がみた現場』(共編著、ナカニシヤ出版)などがある。【講演概要】フィールドワークにおいて人類学者は、それまでなじみのなかった世界や他者との出会いのなかへと、積極的に飛びこんでいく。フィールドではさまざまな葛藤や摩擦が生じ、調査を当初の目標どおりに進行させることは難しい。また長期的であることを前提とする人類学的なフィールドワークでは、何らかの気づきが一朝一夕に生まれることなどほぼあり得ない。そこでは対象に粘りづよく対峙することが求められ、そのプロセスは試行錯誤の連続となる。実際のところ、フィールドワークには多くの「失敗」や「徒労」が含まれている。しかしこうした失敗の経験は、しばしば最終的な研究成果の陰に隠れてしまい、副次的な位置づけしか与えられないことが多い。だが私自身のフィールドワークを振り返ってみたとき、実はそうした失敗の経験こそが、新たな気づきをもたらしていた。つまりそこには「失敗しなければわからなかったこと」が多く生じていたように思う。ここではそうした具体的事例を紹介してみたい。第2部パネルディスカッションパネリスト:安松健氏、水上優氏、比嘉夏子氏【水上優氏プロフィール】人類学者。修士(人間・環境学, 京都大学)。合同会社メッシュワーク共同創業者。国際基督教大学(ICU)卒業、京都大学大学院にて文化人類学を修了。修士論文のテーマは「エチオピア西南部における鍛治職人の技法」。大学院修了後、米国系ITソフトウェア企業に就職。その後、UXコンサルタント企業にて大手メーカー等のUX企画に携わる。人類学的な手法やプロセスをビジネスや企業活動と組み合わせるための実践・研究を行っている。【安松健氏プロフィール】(株)オージス総研 行動観察リフレーム本部、および、大阪教育大学特任准教授。2001 年大手金融機関に入社、ニューラルネットワークを活用したシステムの運用・開発, 顧客行動パターンの調査・分析、 業務改革などを担当.。その後、人材開発事業会社にてマーケティング・財務など問題解決型研修の企画運営、ビジネスリーダー人材開発に従事。現職では調査・分析からコンセプトデザインまでを担当し、新商品サービス/新規規事業開発、AI開発、業務改革など、デザイナーやエンジニアとの協働プロジェクトをファシリテート。日本創造学会理事、産業技術総合研究所人工知能コンソーシアムデータ・知識融合ワーキンググループリーダー、京都大学経営管理大学院サービス・イノベーション& デザイン領域修了。 博士(経営科学)。