「先生は世間知らず!」…と言わせないために。 ~教員として必要な「今の常識」を整える~ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-10-24T22:04:54+09:00 Peatix 一般社団法人教育の未来プロジェクト 「先生は世間知らず!」…と言わせないために。 ~教員として必要な「今の常識」を整える~ tag:peatix.com,2022:event-3350949 2022-09-24T20:00:00JST 2022-09-24T20:00:00JST 教員応援セミナー9月「先生は世間知らず!」…と言わせないために。~教員として必要な「今の常識」を整える~            教員の仕事とは生徒(子どもたち)と徹底的に向き合うことから始まります。子どもたちの「今」を正しく捉えて、当然に「未熟である」子どもたちを「悩み多き青年期」を経過させて、成熟した大人へと導くこと…、その一連の子どもへの関わりこそが教員という職業の根本であり、また醍醐味であるわけです。であるからこそ、先生方は寝食を忘れるほどに「子どもたちに没頭する」のです。 しかし、そういった先生方の子どもたちに向かう「純粋な精神」こそが、実は社会人としての教員の落とし穴でもあります。子どもたちとの世界に没頭するあまり、自身に流れる「時間の経過」を忘れた状態が続く…、これがいわゆる「蛸壺状態」といわれる現象です。受け持った子どもたちが進級を重ねて、晴れて卒業を迎えるまで、そのような「蛸壺」に籠もって先生を続けます。しかし、彼ら子どもたちとの時間を共有することで、初めて「子どもの発達過程」が理解できるのですから、この「蛸壺」だって必要ではあるのです。 そんな先生方の「特殊な状況」をかつての日本社会は温かく見守ってくれていました。社会(地域)が、そんな「蛸壺」に籠もっているからこそ陥ってしまう「先生の世間知らず」をちゃんと受け止めて、それを補ってくれていたのです。「先生は世間知らず」…、だけれども、それ以上に子どもたちに大切な何かを与えてくれる「絶対に必要な存在」である…、といった社会的合意の下で、先生は社会(地域)に包摂されていました。 ところが、現代社会にはそのような「寛容さ」はありません。先生とて社会人の一員として、それ相応の常識がなければ「教員失格」となってしまうのです。よって、もはや「先生だから…」といって、子ども目線に立って「勉強だけを教える」ことができれば認められるような状況ではなくなってきました。それは現代社会がより複雑になり、かつての「人生の成功モデル」が多様化してきたからです。この「成功モデル」の多様化に応えるには、教員自らが現代社会の最前線を知ることが必要になります。でなければ、子どもたちや保護者が期待する「キャリア教育」が機能しなくなってしまうからです。 学校という(いい意味で)閉ざされた社会(蛸壺)を保全した状態で、教員が社会の前線を知るには、定期的な「学び」が絶対に必要となります。その「学び」は、いわゆる教育論とか指導論とか…、そのような学校教育に直結するのもではなく(そのような「学び」なら教員研修で十分でしょう)、生きた社会の「今」を正確に切り取ることができるような「学び」でなければなりません。それを定期的に続けることで、初めて先生方は「常識をアップデートする」ことができるのです。<内容> ・民主主義の「終わりの始まり」が見えてきた。 ・資本主義はこれからも本当に人々を豊かにすることができるのか? ・格差社会…、それを放置することができない非道徳的理由。 ・脱炭素社会の実現は、私たちの社会を根底から覆すことになる理由。 ・日本の近現代史が「密かに書き換えられている」ことが意味するもの。 ・国際社会の本当の姿を伝えようとしない政治家やメディアの思惑とは?<日時> 9月24日(土)20:00~22:00<講師> 井上びん(教育の未来プロジェクト)<形式> オンライン<参加費> 1000円