「いま、子どもの発達に足りない4つの「不」〜自然が育てる「からだ」と「こころ」〜」発達療育実践研究会 9月度 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-10-25T17:03:49+09:00 Peatix 宇佐川研・実践研 「いま、子どもの発達に足りない4つの「不」〜自然が育てる「からだ」と「こころ」〜」発達療育実践研究会 9月度 tag:peatix.com,2022:event-3347676 2022-09-25T09:30:00JST 2022-09-25T09:30:00JST 「いま、子どもの発達に足りない4つの「不」〜自然が育てる「からだ」と「こころ」〜」発達療育実践研究会 9月度 【現代の子どもたちに大切なのに失われていること】今、生活、教育、あらゆるところにバーチャル空間が広がってきています。リアルでは体験できない世界を仮想空間で味わえることは発想の広がり、思考の広がりがあることだと思います。今の大人世代は少なからず、子どものころは現実だけの世界で育ってきました。もし、生まれた時から仮想空間ばかりを体験して育っていったとしたらどうなるのか?まだこの答えは誰ももっていない世界です。【自然が育てる力】9月の実践研の講師を務めてくださるのは、進化論や猿の研究を長年されてこられた菊間馨先生です。幼稚園の理事や大学での講師を務められる傍ら、広島県の自然体験アドバイザーとして幼稚園や保育所のお子さんを森や川など自然豊かな環境にガイドして、自然遊びを教えていらっしゃいます。菊間先生が子どもたちを自然体験に連れて行った後に感じる変化があります。それは、判断力と責任感が高まるということ。別の言い方をすると、自分で考えて行動する子になるということです。園の中では保育者が手を焼いてしまうよう子が、森の中ではリーダーとして開拓していくような姿が見られること。ジャングルジムでは育たない力が、森の中の木登りだからこそ育つのだと。森では、自然という大きな存在と対話をしながら突き進みます。自分が許容できるリスクに応じて、わくわくドキドキを広げていくとも言えます。出会ったことの無い草花や、初めて取り組む岩登り、これまでのリアルの経験を基に、自分が成し遂げられるかどうか判断をしていくのです。やらされた遊びはそこにはなく、興味関心から始まる自然体験はその子にとって忘れることの無い学びと変わります。「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない これは、レイチェル=カーソンの言葉す。カーソンは、「センスオブワンダー」という本の中で、「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、驚嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。」と述べています。【今こそ必要な4つの「不」】人類は確かに進化しました。いえ、ここ100年を見ると、文化や道具の進歩は目覚ましいものがあります。その文化的な進歩に人間がついていけていないのではないかと菊間先生は語られています。それは、現代(先進国)が4つの「不」を失ってしまったからではないかと考えます。子どもが育つために必要な4つの「不」とは「不足」「不便」「不快」「不潔」です。不足しているからこそ、工夫をしたり大切に使おうとします。不便だからこそ能力を高めようとします。不快だからこそ耐える力が育ちます。不潔とは自然の中はアルコールで消毒されたような世界ではないため、現代から見ると不潔と映ります。でも様々な細菌が私たちの身を実は守っていたりもするのです。ジャングルジムでは育たない力が木登りでは育ちます。自分で判断できる子どもを育てるためにも、バーチャルに全てを奪われないように、大人がリアル(自然体験)を守ろうとする行動が今必要だと考えます。今、子ども達にぜひとも、リアル(自然体験)だから得られる「感じる体験」を大切にして欲しいと思います。進化の歴史500万年から人の発達を見つめなおす技術の進歩が飛躍的に発達したのは、ここ200年くらいのことです。人も動物であることを忘れてしまいそうなほどの目覚ましい技術革新である。でも人も動物であることは疑いのようのない事実である。人類に至るまでの進化の歴史の何千分の一の時間での文化的な変化で、生まれてからの育ちが大きく変わってしまったとしたら、それは人としての育ちをゆがませることにならないのか?幼少期に育むべき力がやはりあるのではないかと菊間先生は警鐘を鳴らし続けています。今回の講座の格子となる内容を箇条書きにまとめてくださっています。「進化の歴史から考える人の育ち」↓https://bit.ly/3TElnXIぜひこちらからお読みいただき、人としての育ちに今、失われかけていることを一緒に確認していって欲しいと思います。〜研究会からのメッセージ〜実践研(発達療育実践研究会)は、17年前の2005年の5月より始まった、実践家のための、実践を支える基礎理論を学ぶことを目的に始まった研究会です。 会長の木村順OTを始め、様々な領域で発達支援に携わる仲間が集い、毎月実践力を高めております。 来る者拒まず、去る者追わずの研究会ですので、お気軽にご参加ください。皆様とお会いできるのを楽しみにしています。 <開催概要> ■内容「いま、子どもの発達に足りない4つの「不」〜自然が育てる「からだ」と「こころ」〜」■日時2022年9月25日(日)9:30~17:00(休憩1時間含む)*9:15より入室できます。初めてZoomを使う方はお早めに入室してください。*途中の入退室は自由です。■講師菊間 馨先生霊長類語・通訳講師広島フィールドミュージアム副会長、広島県自然体験アドバイザー、有朋学園かえで幼稚園理事、元・日本モンキーセンター宮島研究所研究員、インタープリター、自然体験講師、森の達人■対象子どもの発達に関わる方、興味のある方なら、どなたでも参加いただけます。・特別支援学校、特別支援学級の教員・発達支援事業所や放課後等デイサービスの職員・保育士・心理士・作業療法士・理学療法士・音楽療法士・保護者 など■参加方法Zoomによるオンラインセミナー形式(途中、ブレイクアウトルームを使用したディスカッションタイムがあります)*顔をお出しいただき参加できる方のみお申込みください。(顔出しできない方は、申し込まれても参加をお断りいたします。)■お申し込み条件研究会への参加に関するルールを事前にご確認いただき、同意いただける方のみご参加ください。▼参加のルールについて詳しくはこちらの動画をご覧くださいhttps://www.youtube.com/watch?v=tDL5NFLUePY&feature=youtu.be■参加費一般 5,000円サロン会員 3,000円(下記URLよりサロン内に記載の割引コードを入力の上お申し込みください)https://hattatsushiensalon.com/jissenken202209-salon-waribiki/ *クレジットカードもしくはコンビニ/ATM支払いによる事前決済のみとなります。*オンラインサロン会員の方は、サロンページに示している割引コードをご記入の上お申し込みください。(間違えて決済された場合は一般会員としてのご参加となることをご了承ください)■募集人数100名■受付終了日2022年9月25日(土)17時まで受付*コンビニ/ATM支払いを選択された方は【9月24日(金)まで】■注意事項*決済済みの参加者の方に、開催前日の夜21時までに講義資料とZoom参加用のURLをPeatixのメッセージより配信いたします。メールが届かない方はPeatixにログインの上、受信箱をご確認ください。*主催者側以外の撮影や録音は一切ご遠慮願います。*当日はウェブカメラ、マイク、スピーカーの内蔵されたパソコン、タブレット、スマホでご参加ください。(PCを推奨します)*有線LAN、WIFI環境、など安定的な通信環境でご参加ください。■キャンセル・返金についてお申込み後のキャンセルにつきましては対応できません。また、ビデオ等による後日の視聴サポート等はありません。ご了承の上お申込みください。■問い合わせ先Peatixのお問い合わせフォームよりご連絡ください。