《誰も語らなかった日本の音楽》NY市立大学の学生たちを相手にライター「今津 甲」氏が 5年にわたりレクチャーしてきた講義を電脳音楽塾でも開催!! | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-01T19:14:43+09:00 Peatix 電脳音楽塾 《誰も語らなかった日本の音楽》NY市立大学の学生たちを相手にライター「今津 甲」氏が 5年にわたりレクチャーしてきた講義を電脳音楽塾でも開催!! tag:peatix.com,2017:event-326254 2017-12-09T13:00:00JST 2017-12-09T13:00:00JST 日本の様々な文化を学ぶために来日するCUNY(ニューヨーク市立大学)の学生たちを相手に、ライター・今津 甲 氏が5年にわたりレクチャーしてきた講義を、電脳音楽塾でも開催!!電脳音楽塾ホームページプロフィール:今津 甲 ご予約、講義詳細はこちらをご覧ください*受講者の皆様には、今津氏自身が執筆した講義内容のPDFをプレゼントします。(後日、メールにて配信いたします)《誰も語らなかった日本の音楽》....文章構成:今津 甲 CUNYの略称で呼ばれているニューヨーク市立大学は計11校の大学の集合体で、生徒総数40万人以上というアメリカ最大の大学群。低い学費でハイレベルの授業が受けらということで留学生にも人気の学校です。そして世界中から生徒が集まってくると同時に、その授業の中には“数週間にわたる海外での体験”というものがあります。これはあらかじめ用意されたいくつかの国の中から興味のある場所を選んでグループで出向き、そこでの体験をレポートにして提出する、というものです。その国のひとつに日本も選ばれていて、毎年年末から年始にかけて平均50人ほどの学生がやってきます。来日した生徒は自分の好みに応じて日本の映画を中心に学ぶ者、ビジネスのやり方を学ぶ者と様々ですが、授業の最終日には全員が集まって日本の音楽のレクチャーを受けることになっています。ここ5年ほどボクが担当させてもらっているのはその部分です。 一口に日本の音楽といってもその意味するところは広範です。しかも相手は外国人。ゆえに毎回、異なるアプローチでの授業を試してきました。最初は日本の歴史を誇るあまり空回り気味でした。次は彼らとの接点を増やすべく洋楽的な音楽を多めにしたのですが、これもイマイチでした。「なぜ日本人なのに英語で歌うのか?」「ウエスタンなスタイルを真似ることに意味があるのか?」といった意見が飛び交い、ようやく受講者は日本ならではのものを求めてやって来てることに気づかされました。もっと言えばみんな、オリジナルであることのパワーを求めていたのです。だから「日本人は集団行動を尊ぶ弥生人と個人を尊ぶ縄文人の混血。そして縄文の血が爆発した戦国時代に発せられた侍の自己アピールは400年後のハリウッドまで届きました」と言って伊達政宗の兜の写真を見せ、つづいてそれにインスパイアされてジョージ・ルーカスが採用したダースベーダーの兜の写真を見せた時はすごい盛り上がったりしました。 そんな余談も盛り込みつつ日本の音楽の中の弥生性と縄文性を比較した回があったり、雅楽からJ-POPまでを年表のように追った回もありました。そして、常に「これは外国人から見てどうなんだろう?」というフィルターを通しながらレクチャーを重ねるうちに見えてきたものがあります。それは、今までは見えていなかった日本の音楽の姿です。日本のロックやポップスや伝統音楽について語ったものは、すでに無数にあります。でも、その大半は日本人の語り手が同じ日本人に向けたものであり、暗黙の了解で成り立っている部分も多々あります。「この部分はあえて言わなくても分かるでしょ?」みたいな。でもそれを一切とっぱらって、それこそ何も知らない外国人の視点で日本の音楽を再見してみると、そこには実にユニークな表現の形が存在していたのです。《誰も語らなかった日本の音楽》が。 講義を参観して下さった方々の「これは日本人が聞いてもおもしろいと思うよ」という声もあり、国内向けにアレンジしてやってみようと思ったのが今回の講義です。 CUNYの学生たちに向けてのレクチャーはボクがある程度しゃべっては通訳さんが訳すという形でした。でも今回は通訳の必要がない。となればそれだけで2倍は詳しく話すことが出来ます。同様に、これまでは映像なども「たぶんみんな知らないだろうから」ということでフルで紹介していました。そこも今回はダイジェストで済む。そのぶんさらに詳しく話すことが出来ると踏んでいます。 とはいえ小難しい話をするつもりはありません。というか、例にあげるミュージシャンや音楽は日本人なら誰でも知っているものばかりです。今年年頭のCUNY向けレクチャーでは2016年のヒットチャートで30位までに入ったミュージシャン+主だった伝統音楽を中心に紹介しましたが、今回もそれでいくつもりです。要は、誰でも知っている音楽も見方を変えればこんなにユニーク、ということをお伝えしようとしているわけですから。だから音楽好きの方が聞いても、それほどでもない方が聞いても十分におもしろい内容になっていると思います。 ネタバレにならない程度に言うと、講義は“日本独自の音楽”と“日本にも海外にもある音楽”の2部構成です。その中で「唯一無比な日本的アイドル」「V系の歴史は400年」「実は世界最古なあの音楽」「J-POPはガラパゴス? これからのワールドスタンダード?」といったトピックスを立てていこうと思っています。お話したいことはまだまだ日々湧き上がってきていて、ボク自身盛り上がっています。ではレクチャー当日、笑顔でお会いしましょう! ◯「a well-balanced presentation between old and new. You covered a lot of ground and perhaps this was the most engaging and informative of the lectures 」MORGAN SCHULZ(CUNY)<開催日時>2017年12月9日 (土) 13:00〜(2時間程度)*ワークショップ開始時刻の10分前にお越し下さい。それ以前は入室できませんのでご了承ください。<場所>IID世田谷ものづくり学校 308号室『電脳音楽塾』 (アクセスページを参照ください) *教室内は土足厳禁となっております。スリッパにお履きかえいただきます(持参可) <参加費>¥5,400(消費税込み)*キャンセルは三日前までに。当日キャンセルは全額ご負担とさせて頂きます。<持ち物>特になし<定員>15名、完全予約制(先着順)<対象>一般<お問い合わせ>info@pinxrecords.com迷惑メール設定をしている方は【info@pinxrecords.com】からのメールを着信設定にしてください。<主催>PiNX RECORDS inc. / 電脳音楽塾