加島卓&山本貴光「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」ー『オリンピック・デザイン・マーケティング』刊行記念 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-01T19:18:17+09:00 Peatix koishikawa 加島卓&山本貴光「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」ー『オリンピック・デザイン・マーケティング』刊行記念 tag:peatix.com,2017:event-325637 2017-12-20T19:00:00JST 2017-12-20T19:00:00JST この11月に『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』(河出書房新社)を刊行した、社会学者の加島卓さん。デザインと広告の歴史を遡り、それらが社会や経済とどう関わりあって人々を動かしてきたのかを加島さんは社会学的に考察してきました。本書では、オリンピック・エンブレム問題に迫りました。  「パクリか?」「出来レースか?」とメディアを騒がせたあの問題の背後には、デザインとオリンピックの関わりあいの歴史、デザイナーと広告代理店とメディアと市民が織りなす現代的な社会問題が隠れていたことを、本書は解き明かします。2020年の東京大会に至るまでの「過去」を整理し、エンブレム問題以降の、東京大会以降の「未来」において、デザインは一体どうなるのかを考えるために重要な一冊です。  今回の対談のお相手は、思想・文学・科学・デザインなどに通じた文筆家/ゲーム作家の山本貴光さん。『文学問題(F+f)+ 』を上梓したばかりの山本さんですが、『文体の科学』では、広告をはじめ、聖書から数式、小説、Twitterまで、メディアとその目的が自ずと最適な文体を獲得することを解き明かしました。  その山本さんの視点から本書の読みどころを紹介していただきながら、オリンピックとデザインの関係、これからのデザインは一体どうなるのかを、お二人で語り合っていただきます。どうぞ、ご期待下さい。<ゲスト紹介>加島 卓(かしま・たかし) 1975年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。東京大学助教などを経て、現在、東海大学文学部広報メディア学科准教授。専門は、メディア論、社会学、広告史、デザイン史。博士(学際情報学)。著書に『〈広告制作者〉の歴史社会学:近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』(せりか書房、日本社会学会第14回奨励賞)。編著に『文化人とは何か?』(東京書籍、南後由和と共編)。論文に「デザインを語ることは不可能なのか」(『文字のデザイン・書体のフシギ』左右社、第7回竹尾賞)など。山本 貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。文筆家、ゲーム作家。著書に『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)、『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)、『サイエンス・ブック・トラベル』(編著、河出書房新社)、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著、太田出版)、『ゲームの教科書』(馬場保仁との共著、ちくまプリマ-新書)、訳書にサレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(ソフトバンククリエイティブ)、ゲームに『That's QT』、『戦国無双』など。