KSU景観研究センター 景観セミナー 2022 前期 #1 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-07-03T19:33:00+09:00 Peatix KSU 景観研究センター KSU景観研究センター 景観セミナー 2022 前期 #1 tag:peatix.com,2022:event-3251424 2022-06-03T18:00:00JST 2022-06-03T18:00:00JST 道路や水路といった物理的なインフラストラクチャーは,人類の生存になくてはならない社会の基盤であり下部構造です.古来人類は自然の制約を克服するためのインフラ整備を続けてきました.とくに18世紀後半の産業革命以降,科学技術の発展によりインフラ整備が加速し,生産と消費が飛躍的に増大し,世界人口の爆発的な増加が結果して現在に至っています.いっぽうその恩恵とは裏腹に,いま,こうした人類の活動により自然の一定の枠組みが大きく変わり(人新世),他の生物の生息環境が大きく制限され(種の絶滅),気候が著しく変動し(地球温暖化),旱魃,山火事,豪雨災害等が多発するようになったと,ひろく知られるようになりました(災害激甚化).いま,グリーンインフラ,つまり自然の枠組みと働きを抑え込むのではなく,それに賢く適応するインフラが注目されています.これは下部構造とはいえすでに,人類の自然に対する態度と認識の転換を含んでいます.そこには人類が自然を制御することの限界をふまえた,自然そのものがもつ循環・自己制御のはたらきへの洞察と信頼があるはずです.こうしてグリーンインフラは個性的な相貌を備え,人々の心に響く風景としてはたらくようになりうるのだといえるでしょう.たとえばグリーンインフラとしての伝統的な庭園には,生物多様性や水循環の健全化への貢献という意義があります.またそれは持続する文化としてのはたらきをもちます.「単なる必要を超えて何かを作り出そうとする精神(スタインベック)」である人間にとって,グリーンインフラはたんに機械的・無機的で,社会・経済的な近代文化を支えるインフラの,機能的な代替施設というだけでなく,むしろそれ自体が持続・成熟する文化的施設としての,大きな可能性をもっているのではないでしょうか.今年度前期の景観セミナー/レクチャーシリーズは,多自然川づくりと流域治水,伝統的技法を生かした雨庭のデザイン,そして戸建て住宅の雨水管理に取り組んでこられた方々から話題提供をしていただきます.大小さまざまなグリーンインフラの事例をふまえて,文化・風景としてのグリーンインフラのあり方をみなさんとともに考えたいと思います.どうぞお気軽にご参加ください.                         景観研究センター所長 山下三平景観セミナー / レクチャーシリーズ 2022 前期 #1   【題 目】 流域治水とグリーンインフラ -多自然川づくりを超えて  【講 師】 佐藤辰郎氏(九州産業大学 建築都市工学部 都市デザイン工学科 准教授)  【日 時】 6月3日(金) 18:00-19:30 (オープン 17:45〜)  【参加費】 無料  【会 場】 対面 九州産業大学23号館4階  景観研究センター 景観ライブラリー      Online Zoomミーティング *各回ともPeatixにてお申し込みください◆申し込み方法 ・講演は録画いたしますので、ご了承のうえご参加ください。・右の『チケットを申し込む』(オレンジのボタン)からお申し込みください。・申込完了後、ご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』のメールが自動配 信されます。Peatixからの『お申込み詳細』メールが受信できたことをご確認 ください。・その後は、Peatixからの指示にしたがって操作してください。・『イベントへ参加』(緑のボタン)をクリックするとZoomミーティングに事前登録 する画面に入れますので、ご自身のZoomアカウントに登録しているお名前と メールアドレスをご入力ください。・登録ボタンをクリックするとZoomミーティングに参加するURLが表示されますの で、クリックしてご参加ください。・または、Zoomミーティングにご登録後、ミーティング参加に関する確認メールが届 きますので、そちらから参加することも可能です。・ご不明な点は、Peatix参加者ヘルプ、Zoomヘルプセンター等をご活用ください。 https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/home  https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362193◆注意事項・WIFIなどでインターネット接続し、PC・スマホ・タブレット等から視聴可能です。・あらかじめZoomのインストールおよびアップデートをお願いいたします。・回線等の状況で音声や映像の乱れが発生する可能性がありますことご了承ください。・ご入室の際、ビデオをオフ、音声をミュートしてお入りください。・配布資料はございませんのでご了承ください。◆禁止事項(お願い)・配信URLの転送や、SNSなどで公開したりしないようお願いいたします。・視聴中の録画・録音、画面のスクリーンショットや撮影は、固くお断りいたします。ご登壇者に安心してお話しいただくため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。◆問合せ 九州産業大学 景観研究センター 景観セミナー事務局 E-mail:ksukeikanseminar@gmail.com