第22回 疎水性高分子LB単分子膜から「ニューロモルフィック」へ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-05-06T21:32:02+09:00 Peatix WirelessWire News 第22回 疎水性高分子LB単分子膜から「ニューロモルフィック」へ tag:peatix.com,2022:event-3208332 2022-04-06T19:30:00JST 2022-04-06T19:30:00JST 立教大学理学部化学科の永野研究室では、液晶表示素子に代表される高分子・ソフトマテリアルなどの組織構造や配向構造をダイナミックに制御することで生まれる新たな物質機能を研究しています。高分子は、配列次第でその物性を大きく変化させます。導電性高分子単分子膜の非線形応答I-Vカーブや液晶性イオン伝導高分子の情報伝達などを調べていると「ニューロモルフィック(neuromorphic:神経形態学的)」なものに関心が向いていきます。そして最終的には、何らかの脳型デバイスの開発を目指したくなるのだそうです。今回は「疎水性の高分子の単分子膜(=疎水性高分子LB単分子膜)を水面で作製する」というちょっと風変わりな研究内容をご紹介いただきます。さらに、その研究内容以上にユニークなのは、永野先生が「異なる3大学での研究経験と民間企業2社での研究経験をお持ち」ということでしょう。アカデミアとインダストリーを繰り返し往復するリサーチャーのキャリアプランがどのような意図に基づくのか、どんな経験があったか、というあたりにも突っ込んでお聞きしてみようと思います。(竹田) 募集要項 4月6日(水曜日)19:30開始疎水性高分子LB単分子膜から「ニューロモルフィック(neuromorphic)」へ永野 修作 (ながの・しゅうさく)立教大学 理学部化学科 教授1997年学習院大学自然科学研究科・化学専攻修士取得、1998年日本パーカライジング株式会社総合技術研究所、2001年東京工業大学大学院・物質化学創造専攻(博士取得)後、株式会社リコー中央研究所研究員、2002年名古屋大学工学研究科・助教を経て、2013年同大学VBL准教授を経て2020年立教大学理学部 教授に就任。・日程:2022年4月6日(水曜)19:30-21:30(予定)・講義は最初の30-40分程度。残りの時間を延々と雑談に費やすことで「気楽に参加できる放課後」というコンセプトで実施します。・お申し込み:先着100名を無料でご招待します(90名を超えそうになると締め切る可能性があります) ※チケットのお申込み期限は当日4月6日の18:00までとさせていただきます。・参加費:無料シュレディンガーの水曜日は毎週水曜日19時半に開講するサイエンスカフェです。毎週、国内最高レベルの研究者に最先端の知見をご披露いただきます。下記の4人のレギュラーコメンテーターが運営しています。レギュラーコメンテーターメインキャスター、MC原正彦:東京工業大学・物質理工学院応用科学系 教授1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、1983年修士修了、1988年工学博士。1981年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。1985年4月から理化学研究所の高分子化学研究室・研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能(後に揺律機能)などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。現在は東京工業大学教授、地球生命研究所(ELSI)化学進化ラボユニット兼務、理研客員研究員、国連大学客員教授を務める。レギュラーコメンテータ今泉洋:武蔵野美術大学・名誉教授武蔵野美術大学建築学科卒業後、建築の道を歩まず、雑誌や放送などのメディアビジネスに携わり、'80年代に米国でパーソナルコンピュータとネットワークの黎明期を体験。帰国後、出版社でネットワークサービスの運営などをてがけ、'99年に武蔵野美術大学デザイン情報学科創設とともに教授として着任。現在も新たな表現や創造的コラボレーションを可能にする学習の「場」実現に向け活動中。レギュラーコメンテータ増井俊之:慶應義塾大学環境情報学部教授東京大学大学院を修了後、富士通、シャープ、ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、米Appleにて研究職を歴任。2009年より現職。『POBox』や、簡単にスクリーンショットをアップできる『Gyazo』の開発者としても知られる、日本のユーザインターフェース研究の第一人者だがIT業界ではむしろ「気さくな発明おじさん」として有名。近著に『スマホに満足してますか?(ユーザインタフェースの心理学)(光文社新書)など。司会進行およびMC竹田茂:スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人日経BP社でのインターネット事業開発の経験を経て、2004年にスタイル株式会社を設立。2010年にWirelessWireNewsを創刊。早稲田大学大学院国際情報通信研究科非常勤講師(1997~2003年)、独立行政法人情報処理推進機構・AI社会実装推進委員(2017年)、編著に『ネットコミュニティビジネス入門』(日経BP社)、『モビリティと人の未来〜自動運転は人を幸せにするか』(平凡社)、近著に『会社をつくれば自由になれる』(インプレス/ミシマ社)、など。