【見逃し配信】世界の果てまでオッペケペーの種を蒔け」 清水友美performs野村誠×近藤浩平×田口雅英 川崎公演 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-04-08T13:59:07+09:00 Peatix MIN 【見逃し配信】世界の果てまでオッペケペーの種を蒔け」 清水友美performs野村誠×近藤浩平×田口雅英 川崎公演 tag:peatix.com,2022:event-3182686 2022-03-01T14:50:00JST 2022-03-01T14:50:00JST チケットを入手してイベントに参加しよう! 【見逃し配信】清水友美ピアノコンサート「世界の果てまでオッペケペーの種を蒔け」清水友美performs野村誠×近藤浩平×田口雅英(コンサート開催データ)2022年2/24(木) 開場19:00 開演19:30   会場:ミューザ川崎シンフォニーホール音楽工房・市民交流室 インターネット見逃し配信視聴:1000円 (後日、3/22に演奏者とのZoom交流会に参加できます)  配信視聴のお申込み https://honeycue-p17.peatix.com/(ネットでのお申込みが難しい場合は、ご遠慮なく清水までメールやお電話でご連絡下さい。銀行振込等で個別対応させて頂きます)  お問合せ・ご予約は clef-de-sol★jcom.home.ne.jp(★を@に変更してください)【有料ライブ配信について】(配信映像担当:後藤天 音響担当:林潤)■見逃し配信の視聴は、2022年3/31まで何度でもご覧頂けます。■3/22(火)20~22時に開催予定の、演奏者も参加するZoom交流会にご参加頂けます。(自由参加です)コンサート配信の視聴URLとは異なり、Zoomでのご参加となりますので別途ご連絡いたします。主催:湘南SHOW点 後援:日本現代音楽協会神奈川県文化芸術活動団体事業補助金対象事業 ≪プログラム≫ 近藤浩平:Very Very Sleepyの歌(歌:清水 ピアノ:野村誠) 田口雅英:九代目市川團十郎によせる舞曲(ピアノソロ:清水) Ramón P. Santos : KLNTANG (ピアノソロ:清水) Alfred WONG : 2 Javanese Gamelan Transcriptions(ピアノ連弾:清水、野村) YII Kah Hoe : My Spirit is Dancing! 【関東初演】(ピアノソロ:清水) 野村誠:Chant for Sleep (ピアノソロ:野村 ダンス:清水) ・・・・・・休憩・・・・・・  清水友美(foolish fish): ハムレットのテーマ~川上音二郎版「ハムレット」劇中音楽より  清水友美・林潤(foolish fish): 桑港(サンフランシスコ)のテーマ~川上音二郎版「八十日間世界一周」劇中音楽より    (鍵盤ハーモニカとピアノソロ:清水) 田口雅英:ある葬列の追憶~川上音二郎野辺送りに因んで~【関東初演】(鍵盤ハーモニカデュオ:清水、野村)   近藤浩平:世界の果てまでオッペケペー (声とピアノソロ:清水) 野村誠:おっぺけぺーの種を蒔け (ピアノソロ:清水) (アンコール) 近藤浩平:Very Very Sleepyの歌(歌:野村誠、田口雅英、近藤浩平 ピアノ:清水友美)≪プログラムノート≫■近藤浩平:Very Very Sleepyの歌(2008)「ピクニック組曲」作品103より 昔、我が家で、1日1曲運動という、毎晩、寝る前に短い歌を一つつくろうという発案がなされた。しかし、初日にこの曲を作って翌日には挫折した。あとで、野村誠さん達とのコンサートで初演した鍵盤ハーモニカと打楽器のトリオで「ピクニック組曲」という作品があり、その真ん中に、この曲を置いた。ちょうどホルストの組曲「惑星」の中の「木星」の有名な旋律のような位置にした。野村誠さんの熱唱は受けた。 ■田口雅英:ピアノの為の「九代目市川團十郎によせる舞曲」(2020) 曲の前半は、明治期の演劇改良運動を歌舞伎で実践して成果をあげながらも、低い大衆受けや興行成績に苦しんだ九代目市川團十郎の初期の活動に、後半は、革新性と伝統的表現とのバランスをうまく取った演出や新作で、広い層からの支持と名声を得ることになった彼の中~後期の活動に、それぞれ関連している。 前半では、歌舞伎18番の内の勧進帳(七代目團十郎によって作られ、九代目によって現行の形になった)とその題材となった能「安宅」、後半では歌舞伎18番の内の「紅葉狩」(九代目によって作られた)の音楽からの素材が、多少の変形を伴って用いられている。 また最終部分での左右の手に割り振られたパターンの長さの違いは、「紅葉狩」の中でも最も有名な舞踊「二重扇」での両手に持った2枚の扇に着想を得た。■Ramón P. Santos : KLNTANG (1992) KLNTANGは、1992年にフィリピンのNational Music Competition for Young Artistというコンクールのピアノ課題曲として作曲された。フィリピン南部のこぶ付きゴングのアンサンブル「クリンタン」に着想を得て、様々なスタイルのクリンタン演奏における旋法、ソノリティ及び時間的平衡を、通常とは異なる設定で表現している。(プロフィール)1941年生まれ。フィリピン大学で作曲と指揮を学び、アメリカのインディアナ大学、ニューヨーク州立大学バッファロー校で、作曲で修士・博士号を取得した。フィリピンやアジアの民族音楽の美学を反映させた独自の作風で知られている。2014年に、フィリピンのナショナル・アーティスト(音楽分野)に選出された。 ■Alfred WONG: 2 Javanese Gamelan Transcriptions (2005)ガムランは、インドネシアで一般的に見られる打楽器のアンサンブルで、元々は宮廷の踊りや行列で使用されていた。中央ジャワのガムラン音楽は特に繊細な事で知られ、様々なサイズのブロンズ製ゴング、平らな板状の鍵盤を持った楽器、両面ドラムが使用される。幾つかのゴングは垂直に吊るされ、他のゴングは水平に置かれている。 編曲された2つの曲は「ブバランウダンマス」と「ブバランクンバンパチャール」で、同じ構造を共有しているが、異なるメロディーを含んでいる。ソロによる導入部は、他の楽器そして音楽の主要な部分を導く、大きなゴングによって特徴付けられている。(プロフィール)香港中文大学で学士号と修士号を取得し、チャン・ウィンワー氏に師事。その作品は、アジア、ヨーロッパ、アメリカの多くの国際音楽祭などで演奏されている。香港教育大学の客員講師であり、香港大学でも後進の指導にあたっている。■YII Kah Hoe : My Spirit is Dancing! (2010)インドネシア・バリのバリスダンス(戦士の舞踊と言われる男性舞踊)にインスパイアされ、作曲者の友人であるピアニストの本多友子氏のために作曲された。2010年のThailandInternational Conposers festival (バンコク開催)で、同氏によって初演された。(プロフィール)マレーシアの作曲家で、中国の伝統楽器笛子及び簫の演奏家としても知られている。作品は、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどで広く演奏されており、大胆で前衛的かつ様々な民族文化の伝統楽器やリズムに基づく作風で知られている。同年代の東南アジアの作曲家を代表する存在の1人であり、2014~2016年には、マレーシア現代作曲家協会の会長を務めた。■野村誠 : Chant for Sleep (2020) 京都大学の東南アジア研でDayang Yraolaがホセ・マセダについてレクチャーをするというので聞きに行ったのが2016年。フィリピンの現代音楽事情に詳しい田口雅英さんがモデレーターをされていた。ダヤンはホセ・マセダについて研究するだけでなく、キュレーターとして斬新な企画を次々に行っている人ですぐに意気投合し、その後もマニラや香港などで何度か再会した。 2020年、コロナ禍でダヤンは『Composite by the Numbers』というウェブ上の企画に参加することになった。これは、コロナの統計データを音楽に変換して楽譜化するというもので、8カ国、20人ものアーティストが作曲した。ぼくは日本国内のデータに基づき作曲しようと考え、厚労省の発表しているコロナでの死者数を参照した。1名死亡の場合は1音、5名死亡の場合は5音。10名を超えると10本の指で追いつかなくなるので、手の平や腕を使ったクラスターになり、さらに数が増えるとグリッサンドなどでその数を表した。作曲しながら、医療崩壊すれすれで悪戦苦闘している医療従事者の過酷さも体感すると同時に、亡くなられた方や家族の方などの痛みも味わい、救いを求めたい気持ちになった。亡くなられた方への自分なりの供養のつもりで1音1音を丁寧に確定させていった。 ウェブでは動画を公開することになったので、里村真理さんに動画のコーディネートをお願いし、砂連尾理さん、佐久間新さんが踊り、草本利枝さん、岡本晃明さんが撮影をして下さったので、そちらも是非ご覧いただきたいが (https://compositebythenumbers.com/makotonomura/)、本日は清水友美さんがダンスをしてくださるとのこと。大変楽しみである。その後もダヤンとの交流は続き、今年は『Music by 1000 Bicycles』という新プロジェクトのために作曲した。 ■清水友美(foolish fish) : ハムレットのテーマ~川上音二郎版「ハムレット」劇中音楽より (2018) 近代演劇の祖・川上音二郎は茅ヶ崎に一時期住み、日本で初めてシェイクスピア劇を全幕上演するために茅ヶ崎館の広間で稽古をした。彼の妻である貞奴は、日本初の近代女優といえる。 茅ヶ崎市では2010年から川上夫妻の功績を顕彰する活動が始まり、音二郎版の台本を用いた復刻演劇には「音貞オッペケ祭」として毎年挑戦し、劇中音楽については清水がfoolish fishとして全て担当してきた。 音二郎版ハムレットは2018年に音二郎の住居があった高砂緑地で野外公演を、2019年には茅ヶ崎館で上演し、私・清水はオフィーリアにあたる「折枝」役を演じた。テーマ曲についてはピアノソロで、且つロマン派の某作曲家風に作ってほしいという演出家からの要望があり、且つ私なりにオフィーリアの狂気、悲劇を表したいと作曲した。 ■清水友美・林潤(foolish fish) : 桑港(サンフランシスコ)のテーマ~川上音二郎版「八十日間世界一週」劇中音楽より(2021) 2021年2月に上演した音二郎版「八十日間世界一週」の為に作曲。演出からの要望は、まずはメインテーマを作曲し、演劇の中で出てくる世界各国のシーンの音楽は、メインテーマをその国風にそれぞれアレンジしてほしいというものであった。アメリカについてはジャズ風にアレンジし、メロディは即興演奏をレコーディングした。 コロナ禍の為この公演は無観客で、また役者同士も飛沫感染を防ぐ為ソーシャルディスタンスを保ち、全員がカメラに向かって演技し、リアルタイムで立ち位置や背景を合成しながらライブ配信を行った。(アーカイブはYouTubeで公開されておりますので、ぜひご覧頂ければ幸いです。私は主人公の執事にあたる、初田譲二を演じました。(https://www.youtube.com/watch?v=KPvNjbEpg2U) ■田口雅英 : ある葬列の追憶~川上音二郎野辺送りに因んで~ (2020) 川上音二郎の葬儀は、1911年11月18日に、大名行列の様式を模した盛大な野辺送りの葬列を含む形で行われた。この曲では、この葬列に関連した音素材を自由に組み合わせて音楽を作った。 葬列の先頭をいく遠見によるチャリン棒の音(地面を引っ掻いたり打ったりする)、大名行列風の奴達による掛け声(「ひーさーいー」「ひやたまーえ」「ひゅうーとー」)、役僧や導師達の声明(実際に唱えていたわけではなく、私の想像による)、葬列がその前を通ったという主要な芝居小屋(道頓堀五座)を象徴する下座音楽(その象徴として「元禄花見踊」の旋律が引用される)などが、素材として用いられている。 ■近藤浩平 : 世界の果てまでオッペケペー 作品178 (2018) 川上音二郎はアメリカとヨーロッパで興行をおこない、「オッペケペー節」ももっていった。この曲は、オッペケペー節のリズムや節をもとに作曲した。前口上から律儀に入っている。オッペケペー節の歌詞を現代日本の語彙にそのまま移すと、昨今の世間の正常化バイアス気分を逆なでして、曲目に演奏家が入りづらくなってはいけないので、明治の原曲のままにしている。そのあたりの現実的対処も先人の生き残りの知恵にならった。 ■野村誠 : おっぺけぺーの種を蒔け (2014/2018) 2014年に、川上音次郎の「オッペケペー節」にインスピレーションを受けて、アコーディオン5重奏「おっぺけぺーの種を蒔け」を作曲した。2015年には、2台ピアノ版も書いた。本日お聞きいただくのは、清水友美さんのために2018年10月27日に編曲したピアノ独奏版。同年11月11日に世界初演された。 なお曲の構成は以下の通りだが、次々に展開するので、これを追いかけて聞く必要はない。以下のような様々な様式で、「おっぺけぺー」が展開されていく。(構成)テーマ、おっぺけぺーCall & Response、テーマ、展開するおっぺけぺー、増殖するおっぺけぺー、反行おっぺけぺー、しゅしゅぽぽ機関車おっぺけぺー、おっぺけぺーCall &Response、おっぺけぺー聖歌、おっぺけバグパイプ行進曲、ポリフォニックおっぺけ音頭、おっぺけぺー子守唄、和風おっぺけぺー、おっぺけハバネラ、おっぺけ黒田節、哀愁のおっぺけぺー、音域ジャンプおっぺけぺー、おっぺけぺー民謡、おっぺけぺークレズマー、エリーゼのためのおっぺけぺー、おっぺけぺーフィナーレ。〈演奏・作曲家プロフィール〉■清水友美:作曲、ピアノ、鍵盤ハーモニカ、歌、ダンス茅ヶ崎市出身、武蔵野音楽大学ピアノ科卒。02年Luc Ferrari氏の作品を演奏するピアニストとして1位選出されソロリサイタルデビュー。現代音楽演奏コンクール “競楽Ⅵ”第3位等、多数入賞。新作初演、CDやラジオ・TVの録音、ダンスやミュージカル・演劇等の作曲も手掛ける。清水の為に書かれたピアノ作品も数多く、毎年リサイタルツアーを行う。茅ヶ崎で「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰の知られざるピアノ作品も意欲的に演奏。二つの市民団体「湘南SHOW点」「湘南市民ワークショップ」代表として、地元を音楽やアートで盛り上げるべくワークショップやイベントを企画・実現させており、近年は「湘南の魅力を伝えるプロモーションビデオ」を茅ヶ崎市・藤沢市の助成を得て複数制作している。クリエイター集団「Honey Cue」代表。FM湘南ナパサのラジオ番組「清水友美のLOVE湘南」毎週土曜20:30~放送中。https://ameblo.jp/tomomi-shimizu/■野村誠:作曲、ピアノ、鍵盤ハーモニカ他 1968 年、名古屋生。主な作曲活動に、アリクイやシシオザルと共演する「動物との音楽」、屋根の瓦を演奏する「瓦の音楽」、演劇、ダンス、音楽、マネジメントが交差する「門限ズ」、相撲に音楽を聞く「相撲聞芸術」、だじゃれで音楽を創作する「だじゃれ音楽」、調律師と未来のピアノ奏法を探求する「ピアノの本音」、北斎漫画の音楽を創造する「考古楽」、多様な音楽が共存する「世界のしょうないオーケストラ」、東南アジアの作曲家との原発をめぐる共同作曲「魚も核武装する」など。著書に『音楽の未来を作曲する』(晶文社)、『即興演奏ってどうやるの』(あおぞら音楽社、片岡祐介との共著)など。日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。びわ湖アーティスツみんぐる 2021 『ガチャ・コン音楽祭』ディレクター 。 ■近藤浩平:作曲2010年ベルリン・ドイツ・オペラ< Klang der Welt Ostasien (世界の音・東アジア)>作曲コンクール第 2 位(室内楽)。協奏曲 、室内楽、ギター曲、トイピアノ、鍵盤ハーモニカ作品などを発表 。 左手のピアノの作品は、智内威雄氏委嘱作品の 「海辺の雪~震災と津波の犠牲者への追悼 」 が舘野 泉氏によりベルリン・フィルハーモニー 室内楽ホール でも 演奏され るなど演奏機会が多い 。 持ち運びできる協奏曲 ”(ポータブル・コンチェルト)のコンセプトによる「ヴァイオリンと打楽器の為の協奏曲 」は、ブダペスト祝祭管弦楽団 にも演奏 された。 2016 年にはアリゾナ州にて 5 日間にわたる Kondo Festival が開催 された 。 「海辺の祈り~震災と原子炉の犠牲者への追悼」は世界各地で再演 100 回を越える。映画「にしきたショパン」 でマドリード国際映画祭最優秀作曲賞 。日本現代音楽協会会員。日本作曲家協議会会員。http ://koheikondo.com■田口雅英:作曲大阪教育大学・茨城大学大学院等で学び、作曲を松永通温・松尾祐孝・早川和子の各氏に師事。1999 年第 16 回現音作曲新人賞入選。 2002 年 8th International Young Composers’ Meeting (オランダ・アペルドールン)に選出され、助成金を得て参加。東南アジアの現代音楽に関する調査を、 2002 年にフィリピンとインドネシアで(日本財団 API フェローシップ助成)、 2010 年にタイで( Asian Scholarship Foundation Asia Fellow Awards 助成)行う 。日本やアジアの伝統音楽の要素を自作品に反映させる事に興味があり、伝統音楽の構造の応用や、儀礼的要素の導入等、様々な手法を試みながら作曲活動を続けている。日本現代音楽協会会員。 Updates tag:peatix.com,2022-03-02 01:25:29 2022-03-02 01:25:29 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1186809