【見逃し配信】フリースペースたまりば30周年記念シンポジウム「誰ひとり取り残さない〜弱さでつながる社会へ」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-03-15T23:04:51+09:00 Peatix 千葉志門@たまりば 【見逃し配信】フリースペースたまりば30周年記念シンポジウム「誰ひとり取り残さない〜弱さでつながる社会へ」 tag:peatix.com,2022:event-3138902 2022-01-18T17:00:00JST 2022-01-18T17:00:00JST 2022年1月14日(金)に開催されたフリースペースたまりば30周年記念シンポジウムの見逃し配信チケットです。当日配布した「たまりば30周年記念誌」のデジタルデータ付きです。・当日の配信を録画したものになりますので、不安定なところがあります。何卒ご容赦ください。開始までの待ち時間や、休憩の時間も全てそのまま配信されますので、適宜早送りをしてご覧ください。・オンライン配信はVimeoを通じて配信されています。Vimeoアプリでの視聴で音声が聴こえないケースが散見されますが、もしスマートフォン、タブレットのVimeoアプリで視聴が難しかった場合、インターネットを日頃ご覧になっているインターネットブラウザに配信URLをコピーしてご覧ください。・オンライン視聴は対面でのイベント終了後1ヶ月限定です。2月15日に配信終了となりますので、速やかにご覧ください。・オンライン視聴及び「たまりば30周年記念誌」は、チケットをご購入いただいた方限定での配信となります。共有などはご遠慮ください。【たまりば30周年記念シンポジウム開催詳細】学校の中に「居場所」が見つからない子どもたちが、多摩川(タマリバー)のほとりの小さなアパートに集まった。年齢はバラバラ。障がいがある子もない子も、やんちゃな子もおとなしい子も。そこで出会い、一緒にお昼ごはんをつくって食べ、遊び、音楽を奏で、語り合った。混沌とした日々の暮らしの中で、ぶつかり合い、悩み、笑い、喜び、力をもらいあった。ゆったりとした時間の流れの中で、さまざまな失敗を積み重ねながら、子どもたちは成長していった。そこは豊かな学びにあふれていた。 あれから30年。私たちが取り組んできた居場所づくりとはどういうものだったのか。そこで子どもとおとながどのようにしてともに育ち、多様に学びあう暮らしの場をつくってきたのか。これからの子ども・若者が育ちやすい社会とはどのようなものか。皆さんとともに分かち合いたいと思います。●対面での開催日時 2022年1月14日(金)14:00-17:00(開場13:30)●見逃し配信 〜2022年2月15日(火)●開催方式 対面とオンライン配信のハイブリット(当日いらっしゃれなかった方のために見逃し配信もいたします)※会場入場券、オンライン配信、いずれにお申し込みいただいた場合でも、感染状況やご体調を見ながらご判断いただけるように、オンライン配信URL及び見逃し配信URLを全ての方にお知らせします。※前日1月13日の18:50以降にオンライン配信チケットをご購入の方には、当日の開会1時間ほど前に配信URLをお送りいたします。●パネリスト・熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授・小児科医)・澤田智洋(コピーライター・世界ゆるスポーツ協会代表理事)・向谷地生良(ソーシャルワーカー・浦河べてるの家理事長)●コーディネーター 西野博之(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長)●開催によせて ~「弱さ」でつながる社会へ 生後間もなく脳性麻痺により手足が不自由となり、車いす生活となった熊谷晋一郎さん。小学校から高校まで普通学校へ通い、一人暮らしをしようと親元を離れ、東京へ移住。東京大学医学部卒業後は小児科医として病院に勤務され、現在東京大学先端科学技術研究センター准教授として、障害や病気を持った本人が、仲間の力を借りながら、症状や日常生活上の苦労など、自らの『困りごと』について研究する「当事者研究」を続けてこられました。「自立」とは、他者に依存しなくなることではなく、むしろ「依存先を増やしていくこと」である。そう語る熊谷さんの言葉と出会い、もっとお話をうかがいたいと今回ご登壇をお願いしました。 「当事者研究」と聞いてすぐに頭に思い浮かぶのは、「べてるの家」の向谷地生良さん。今から25年近く前に、たまりばに通う生きづらさを抱えた青年と共に北海道の浦河を訪ねました。「世間では」「ふつうは」といった他者からの評価に縛られ、右肩上がりの成長が求められる競争社会の中で、自信を失い、悩み、戸惑う若者たち。その彼らのもとにべてるから聞こえてきたのが「降りていく生き方」「苦労を取り戻す」「弱さの情報公開」「それで順調」といった数々の言葉。それはまさに生きづらさを生みだしている「あたりまえ」を疑う、価値観の大転換でもありました。 そして澤田智洋さんの本との出会い。コピーライターとして売り出し中の時に生まれた我が子が全盲であることがわかったときの衝撃。一度は心が空っぽになってしまった澤田さんは、やがて気づいた。「できない」ことは「克服するもの」ではなく、「生かすもの」。社会の方を変えればいい。まさにそこから「マイノリティデザイン」が始まりました。やがて自分の中にもある「運動音痴」のコンプレックスをもとに、運動が苦手な人でも、誰でも楽しめる新しいスポーツを広めようと「世界ゆるスポーツ協会」を設立されました。 この御三方と語り合いたくてシンポジウムを企画しました。「弱さ」とはなにか。「弱さ」でつながる社会をどう実現していったらいいのか。そして長いあいだ向谷地さんたちが取り組んでこられた「協同労働」とはどういうものなのかを知りたい。2022年10月に「労働者協同組合法」が施行されることによって、多様な働き手と共に、地域課題に取り組むことができる法人を手早く設立できるようになるという。誰ひとり取り残さないまちづくりに向けて、これから歩む「たまりば」の方向性を皆さんと共に探りたいと思います。(西野博之)