最先端アーティストMemo Akten緊急来日イベント「文化的特異点 (Cultural Singularity) への考察」
※メモ・アクテン氏のアーティスト・ステートメントを掲載しました。(2017/10/04)
※モデレーター情報を変更しました。(2017/09/30)
※Firesidetalk登壇者情報を補足しました。(2017/09/29)
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axiom official program:
Secret Presentation & Fireside Talk with Memo Akten
最先端アーティストMemo Akten緊急来日
「文化的特異点(Cultural Singularity)への考察 -技術的特異点を超えて- 」
世界中のクリエイターを触発し続ける、気鋭のメディア・アーティストMemo Akten (メモ・アクテン)。
メディア・クリエーター界隈で常にトップランナーでありつづけるMemoが、AXIOMでの日本初個展開催に向けた視察で緊急来日。特別プログラムを開催します。
世界最先端のイノベーションとオープンプラットフォームの概念、機械学習によるヒューマン・マシーン・インタラクション(HMI)がもたらす文化・生活・表現への影響を、日本の気鋭アーティスト・研究者・プロデューサーと深堀りします。
キーワード:
メディアアート、オープンソース、人工知能、イノベーション、文化的特異点 etc
19:00 Memo Akten氏によるプレゼンテーション/デモンストレーション ※逐次通訳
19:45 Q&A
20:00 Fireside Talk (日英逐次通訳)
田所 淳(クリエイティブコーダー)
徳井直生 (株式会社Qosmo 代表取締役・工学博士)
脇田 玲(アーティスト・慶應義塾大学教授)
2部「「Cultural Singularity - 変容するリアリティ - 」
Memo Akten(アーティスト・人工知能研究者)
杉山 央(Media Ambition Tokyo・森ビル株式会社)
田中ゆり(宇宙芸術家・東京藝術大学大学院博士課程)
中西玲人(アメリカ合衆国大使館)
Memo Akten (アーティスト・人工知能研究者)
杉山 央(Media Ambition Tokyo・森ビル株式会社)
田所 淳(クリエイティブコーダー)
徳井直生 (株式会社Qosmo 代表取締役・工学博士)
世界中のクリエイターを触発し続ける、気鋭のメディア・アーティストであり研究者。1973年イスタンブール生まれ、現在はロンドンをベースに活動。
2013年、メモ・アクテンはロンドン五輪で発表した《Forms》(クアヨラとの共作)で世界最高峰のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」での最優秀賞「ゴールデン・ニカ賞」を受賞。本作はアスリートが競技で見せる躍動の軌跡を抽出するだけではなく、それらを抽象的な映像彫刻として、肉眼では不可視な、身体と環境の間に秘められたパワー、バランス、品、葛藤を視覚化することをテーマとしている。競技者の動きをコンピュータを介して美しいインスタレーションへと変換させた才能に、目に見えない世界の一端を捉えようとしたその探究心に、世界中のクリエイターが注目した。
自動車メーカー・マクラーレンとのコラボレーション《McLaren P1 Light Painting》では光の彫刻とも言える表現技法の開発に挑み、《Meet your Creator》では世界で初めてドローンを使った舞台演出を手掛けるなど、時代を先駆ける技術力・表現力、作家としての矜持を持ちあわせた人物である。
近年日本でも盛んになっているクリエイティブ・コーディング(デザインやアート表現のためのプログラミング技法)のプラットフォーム「openFrameworks」への貢献も積極的に行なっており、自身が構築したプログラムを世界中に向けて公開していることから、多くのクリエイターがレファンレンスしている。
アーティストとして、またツールメーカーとして広く表現活動を行う一方で、ファッションデザイナーのマルコム・マクラーレン、マーガレット・ハウエル、現代美術家ダミアン・ハーストらを輩出してきた英国ゴールドスミス・カレッジにて人工知能の研究を行う科学者でもあるメモ・アクテン。既存の領域にしばられずに日々その技術・表現の場を拡張し続ける彼は、トルコ・イスタンブールが生んだ今世紀最高のメディアアーティストと言えるでしょう。
http://www.memo.tv/category/work/by-type/
《アーティスト・ステートメント》
現在、創作活動と並行して私は博士課程において、人工知能分野における研究に取り組んでいます。これはディープラーニングやHMI(ヒューマンマシンインタラクション)といったコンピュータサイエンスの研究、すなわち技術的なアプローチではありますが、私自身が抱いている興味の射程は、先述したような人文、社会、倫理、法、哲学、宗教などと密に関わる人工知能の未来の在り方に及びます。
そうした探求の中で、機械学習のアルゴリズムとは人間という存在そのものを映し出すひとつの手段であると考えるようになりました。われわれがこの世界をどのように知覚し、認識し、理解しているのか。どんな物事や人物に価値を見出すのか。なぜ人間は自己肯定的なものの見方・偏見に陥り、他者の視点や価値観を受け入れることができないのか。そのような人間の性(さが)が、格差社会を始めとする社会の「傷」を広めつつあることを考えずにはいられません。
《Meet your Creator》
Media Ambition Tokyo実行委員会
学生時代からアーティストとして街を舞台にしたイベントを企画。より大きなことができる場を求めて2000年に森ビルに入社。タウンマネジメント事業部、都市開発本部を経て現在は六本木ヒルズでの展覧会やイベントを手掛ける。アートイベントの企画と並行し、これから創られる街のことを考え、新しい文化施設を立案するプロジェクトにも携わっている。
筑波大学、UC Berkeleyへの留学を経て東京大学大学院情報学環・学際情報学府修了。その後、直島に約三年間在住し地域協働に携わる。Ars Electronica Futurelab滞在研究員(2015)。
宇宙の平和を目指している。
http://cosmicart.org
東京大学 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了。工学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所パリ客員研究員などを経て、2009年にQosmoを設立。AIと人の共生による創造性の拡張の可能性を模索している。
近作にAIを用いたブライアン・イーノのミュージックビデオの制作など。また、AI DJプロジェクトと題し、AIのDJと自分が一曲ずつかけあうスタイルでのDJパフォーマンスを国内外で続けている。
主な展示に、2011年「N Building」(「Talk to Me」展/ニューヨーク現代美術館)、2017年「The Latent Future」(Open Space 2017/NTT ICC)など。
物理シミュレーションによるリアルタイム映像や色彩を制御できるマテリアルの製作を続けている。 近年は、流体力学や熱力学のモデルに基づく独自ソフトウェアを開発し、科学と美術を横断するビジュアライゼーションに注力している。2016年のアルス・ エレクトロニカ・フェスティバルでは、同センターの映像空間 Deep Space 8K における初の本格的8Kアート作品として、冨田勲氏への追悼作品「Scalar Fields」を小室哲哉氏との共同作品として発表した。
- イベント詳細情報を更新しました。 Diff#284385 2017-10-06 08:23:56
7:00 PM - 11:00 PM JST
- Venue
- Art & Science Gallery Lab AXIOM
- Tickets
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一般 SOLD OUT ¥5,000 学生 SOLD OUT ¥2,000
- Venue Address
- 東京都港区六本木5-9-20 Japan
