人文学の学校KUNILABO 2022新春のブックトーク 『親密なるよそ者──スチュアート・ホール回想録』(人文書院) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-02-28T15:33:52+09:00 Peatix 国立人文研究所 人文学の学校KUNILABO 2022新春のブックトーク 『親密なるよそ者──スチュアート・ホール回想録』(人文書院) tag:peatix.com,2022:event-3085348 2022-01-29T14:00:00JST 2022-01-29T14:00:00JST 【イベント概要】 ジャマイカに生まれ、イギリスに渡って「カルチュラル・スタディーズ」の創設の中心人物となったスチュアート・ホール(1932年-2014年)。この度翻訳が出版された『親密なるよそ者──スチュアート・ホール回想録』は、この独特の文化理論家の半生を、ホール自身が語った注目すべき本です。 ホールは生前に一冊も単著を書かず、常に集団的な知的営為を行った思想家でした。イギリスの植民地であったジャマイカから「本国」に渡ったホールは、イギリスの左翼的な文化批評・社会批評の中にポスト植民地主義と反人種差別主義という要素を強力に導入しつつ、1980年代には「サッチャリズム」の言葉を発明して同時代のサッチャー政権批判を展開するなど、時局に介入する知識人の立場を貫きました。現代のカルチュラル・スタディーズやメディア論において大きな影響を与えつづけています。 今回は訳者の吉田裕さんと、『文化と暴力──揺曳するユニオン・ジャック』(月曜社)などの著作がある清水知子さんをお迎えして、ホールの回想録とその人生と仕事について語っていただきたいと思います。吉田裕さんは2021年に『持たざる者たちの文学史──帝国と群衆の近代』(月曜社)を上梓されました。対話はこの著作にも及ぶでしょう。日時 :2022年1月29日(土)14:00 - 15:30参加費:無料(要登録)YouTubeライブ配信によるオンライン開催登壇者:吉田裕(訳者、カリブ文学および思想、東京理科大学准教授)、清水知子(文化理論・メディア文化論、筑波大学准教授)、河野真太郎(国立人文研究所)多くの方々のご参加をお待ちしております。NPO法人国立人文研究所お問い合わせは:info@kuniken.org