男性の生きづらさとフェミニズム これからの「フェミニズム」を考える白熱座談会(これフェミ4) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2022-02-21T20:01:50+09:00 Peatix 坂爪ゼミ 男性の生きづらさとフェミニズム これからの「フェミニズム」を考える白熱座談会(これフェミ4) tag:peatix.com,2022:event-3084696 2022-01-22T17:00:00JST 2022-01-22T17:00:00JST 今回のテーマ:「男性の生きづらさとフェミニズム」2021年8月、世田谷区を走行中の小田急線の車内で乗客が切りつけられ、男女10人がけがをした事件が起こりました。殺人未遂の疑いで逮捕された無職の男(36歳)は、捜査本部の調べに対して、「幸せそうな人生を送る女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」「かつてサークル活動で知り合った女性に見下された」「出会い系サイトで出会った女性とデートしても途中で断られた」と女性を敵視する発言を繰り返している、ということが報道されました。これをきっかけに、今回の事件が女性に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)であり、フェミサイド(ジェンダーを理由とする女性や女子の殺害)であるという主張が広まり、9月には「フェミサイドのない日本を実現する会」がフェミサイドの実態解明と啓発を求めるオンライン署名(約1万7000筆)を集めて、法務省に提出しました。いわゆる「弱者男性」=仕事・収入・恋愛等の面で不遇な状態に置かれている男性は、男性中心社会において周縁化・排除されがちな存在という点では、多くの女性と同じ立場に置かれています。本来であれば、両者は敵対するような関係にはならないはずです。しかし、ツイッターなどのSNS上では、「フェミニストが許せない」と主張する男性と、「男性による性差別・性搾取・女性蔑視が許せない」と主張する女性との叩き合いが日常茶飯事になっています。同年11月には、電通総研の男性意識調査にて、5割の男性が「最近は女性より生きづらい」と回答したという記事が朝日新聞で取り上げられ、SNS上で多くの議論を巻き起こしています。男性と女性の間で「辛いのはどちらか」「悪いのはどちらか」といった争いが延々と繰り返される状況を打開するために、今回のイベントでは、男性の生きづらさとその背景にある社会課題を因数分解した上で、男性と女性が不毛な対立に陥らずに、ジェンダー平等社会を実現していくための方法を議論する場を設けたいと考えております。アンチフェミニズムの背景に「男性の生きづらさ」があるのであれば、その原因をきちんと分析・言語化していくことは、これからのフェミニズムの未来にとっても、生きづらさを抱えた男性の未来にとっても、大きなプラスになるのではないでしょうか。男性の生きづらさとフェミニズムの問題に関心のある方は、ふるってご参加ください。<概要>●開催日 2022年1月22日(土) 17時00分~20時00分(180分) オンライン開催 ●定員 89名●参加費 一般参加 3,000円 学生 2,000円ジェンダーをめぐる炎上をテーマにした書籍『「許せない」がやめられない』(坂爪真吾・徳間書店)同時購入 5,500円~(坂爪のサイン本を郵送)<ゲスト>◆すももさん  @sumomodane note男性のつらさの全体像を統計データを用いて論じた「男性のつらさの構造」のnote記事が「いいね」を3,000以上集めて話題に。Twitterとnoteでデータを活用した男女論を発信している。◆能勢桂介さん+小倉敏彦さん 能勢桂介(のせ・けいすけ)2012年立命館大学先端総合学術研究科修了(学術博士)。現在、同大学生存学研究所客員研究員。専門は移民研究・地域社会学。社会学、哲学、市民活動、芸術を渡り歩き、世界の来し方・行く末を考えている。共著に『変容する国際移住のリアリティ』(ハーベスト社)など。 「市民ゼロポイント」発起人・企画運営委員。小倉敏彦(おぐら・としひこ)2002年千葉大学大学院修了(学術博士)。現在、立教大学・明治学院大学非常勤講師。専門は社会学。とくに近代日本の恋愛文化と男性文化を研究している。著書に『赤面と純情』(廣済堂出版)、共著に『コミュニケーションの社会学』(有斐閣)など。◆信田さよ子さん @sayokonobuta 公認心理士・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問、NPO法人RRP研究会代表理事1946年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。1995年に原宿カウンセリングセンター設立。アルコール依存症、摂食障害、DV、子どもの虐待などに悩む本人や家族へのカウンセリングを行なっている。『母が重くてたまらない』(春秋社)、『DVと虐待』(医学書院)、『加害者は変われるか?』(筑摩書房)、『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『家族と国家は共謀する』(KADOKAWA)など、著書多数。●司会 坂爪真吾 @whitehands_jp●解説 青識亜論さん @BlauerSeelowe<当日のタイムスケジュール予定>17時00分 開始の挨拶~ゲストの自己紹介17時05分 第一部 男性の生きづらさと、その背景にある社会課題を因数分解する(約70分)◆はじめに(10分)・・・SNSの炎上から振り返る「男性の生きづらさとフェミニズム」(青識亜論さんによる解説)・ここ数年間の主要な「男性の生きづらさとフェミニズム」に関する炎上事件簿のレビュー ⇒いつ・誰が(何が)・どのように燃えて・その結果どうなったのか◆すももさんの発表(20分)・・・データで読み解く「男性の生きづらさ」の現在1.データから見えてくる「男性の生きづらさ」の現在2.新しい「弱者男性論」を構想する・これまでのフェミニズムや男性学における「弱者男性」の認識を批判的に検討する・「有害な男らしさ」「加害性」「男性特権」の自覚・反省を促すだけではない、 個々の男性が抱える生きづらさに寄り添える、これからの男性論を考える◆能勢さんの発表(20分)・・・生きづらい男性の背景にある社会課題を探る1.『未婚中年ひとりぼっち社会』とは何か(自己紹介&著書の概要説明)2.現代の未婚中年男性(正規/非正規)の抱える悩み・結婚における「自由」と「安心」のジレンマ、「あれかこれか」の迷宮、 女性に対する過度の理想化、その反動としてのアンチフェミ化、 消えない「昭和婚」的な価値観の呪縛、趣味への没入と退屈・・・など3.そうした悩みの背景に、どのような社会課題があるのか・グローバル化とIT化、新自由主義的な構造改革、非正規の増加・正社員の疲弊など4.未婚男性の生きづらさを和らげるために(個人でできること/社会としてすべきこと)・「女性からの逃避」と「安心感の希求」というジレンマを超えて・持続的な親密性の再構築・「自由」と「安心」の両立できる社会とは・・・など◆信田さんの発表(20分)1.自己紹介~フェミニズムとの関わり2. 臨床の現場から見えてくる「男性の生きづらさ」、その現状と課題・アルコール・ギャンブル依存・・・男性の家庭内での孤独+社会的な孤立・DVと共依存・・・男性の生きづらさと女性の生きづらさの共鳴、同床異夢の関係・子どもの虐待・・・親子間(父⇒息子)での暴力の連鎖・性暴力とハラスメント・・・加害者男性の認知の歪みはどこから生まれるのか 被害者意識に満ちた男性=「加害者は被害者意識が強い」という現実・DV加害者の男性に対する教育プログラムの現状と課題(暴力は否定するが人格は尊重する、男性の生きづらさを理解する、etc)3.すももさんと能勢さんの発表を聞いたご感想・ご意見(共感できるところ、納得できないところ、違和感を覚えたところなどを指摘して頂く⇒第二部の座談会へ)18時20分 第二部:ゲストの座談会 フェミニズムと男性の相互理解を実現するために(70分)⇒「フェミニストの主張」(であると、主にTwitter上で考えられているもの)と「生きづらい男性側の主張」を突き合わせて、相互理解のために何が必要かをディスカッションする。★【生きづらい男性側の主張①】「(有害な)男らしさから解脱せよ」とはいっても、やっぱり女性は、男らしい男や経済力のある男が好き、という現実があるんじゃないの? ⇒「男性はこうだ」「女性はこうだ」という固定観念やレッテル張り+それに基づく叩き合いから卒業して、目の前の相手と関係性を作るために必要な条件を考える ★【生きづらい男性側の主張②】男性側だけに「有害さ」「暴力性」を見出すのは、どう考えてもアンバランスでは? 自らの加害者性を決して認めず、常に被害者ポジションに逃げること自体が「有害な女らしさ」では? ⇒「有害」「暴力」といった強い言葉を使ってレッテルを貼らずに、また男性の被害者性・女性の加害者性を過剰にタブー視せずに、「男らしさ」「女らしさ」の良い点・悪い点をフラットに議論していくための方法を考える★【生きづらい男性側の主張③】女性は「かわいそう」「助けてあげなきゃ」と世間から思われやすい一方で、男性の優先度は低く、自殺率も高い。「男性は弱者ではない」というが、恋愛満足度や幸福度を見ると、男性は女性よりも明らかに弱者なのでは?⇒「どちらが弱者か」「どちらがかわいそうか」という負の競い合いではなく、性別を問わず、弱い立場にある人がきちんと社会的にケアされる・尊重されるために必要なこととは?★【生きづらい男性側の主張④】「結婚=幸せではない」とはいっても、男性は未婚者ほど社会的に孤立しがちであり、幸福度も低い傾向があるのでは?また、友人関係などの「社会関係資本」は、男性よりも女性の方が圧倒的に持っているのでは?⇒「男性特権はある」「いや、そんなものはない」という不毛な論争(階級闘争)を繰り返すのではなく、そして「資本を持っていないのはどっちか」といった負の競い合いから抜け出して、社会関係資本を皆で育み・分かち合う=皆で豊かになるためには、どうすればよいか。●【生きづらい男性側の主張⑤】(今の社会は男性中心社会で、男性には特権があるのだから)「男の問題は男だけで解決しろ。女に助けを求めるな」と言われても、社会の半分は女性なのだから、女性抜きで男性の問題を解決することは不可能では?だったら、女の問題は女だけで解決すれば?⇒「(男性は/女性は)ダブルスタンダードだ」というブーメランの飛ばし合いから抜け出すために必要なことは?●【生きづらい男性側の主張⑥】「男性のジェンダー意識がアップデートされていない」というが、家事・育児に積極的に参加し、女性を尊重する「ジェンダー意識のアップデートされた」「政治的に正しい」男性が増えた結果、結婚へのハードルと未婚率が上がっているのでは? ⇒「社会のジェンダー意識がアップデートされればされるほど、少子化・未婚化・晩婚化が進み、結果的に社会的に孤立する人が増えるのでは?」という問いにどう答えるか。●【生きづらい男性側の主張⑦】「ジェンダーやフェミニズムに対する知識・勉強が足りない」と言われても、フェミニズムや男性学の言葉は、大卒の高学歴男性(のごく一部)にしか響かない。なぜ、男性の半数を占める、高卒・専門学校卒の男性にきちんと届く言葉で語らないのか?⇒ジェンダーに関する社会課題の解決に関わる人たち(研究者・専門職・社会活動家・NPOなど)が、生きづらさを抱えて悩んでいる当事者の男性たちに届く言葉、彼らの琴線に触れる言葉を生み出すために必要なことを考える。19時30分 第三部:会場との質疑応答20時00分 オンライン懇親会(飲食自由・途中入退室自由。22時まで)*本編は20時で終了になります。20時以降の懇親会への参加は任意です。 <諸注意>1.イベントの録音・録画・画面の撮影は禁止です。2.イベント参加中のツイッターへの投稿・実況は可能です。ハッシュタグ(#これフェミ)でつぶやいてください。3.誹謗中傷やハラスメントに該当する投稿・質問・チャットへの書き込みはNGです。発覚した場合、強制退場(参加費の返金無し)とさせて頂きます。4.登壇者の方への質問・意見は、質疑応答の時間にお願いいたします。イベントの終了後に、登壇者の方々にSNS上でしつこく絡む行為はNGです。発覚した場合、次回以降の参加をお断りいたします。4.イベント中は、マイクをミュートにしてください。5.参加者の皆様のお顔が見える方がゲストの方が話しやすいので、可能な方は、カメラをオンにして頂けるとありがたいです。(顔出しNGの方は、カメラオフでも全く構いません)6.質疑応答の際、質問を希望される方は、チャットで「質問希望」と書き込んでください。司会が順番に指名いたしますので、マイクのミュートを解除してご発言ください。7.今回のイベントは、リアルタイムでの配信のみとなります。終了後のアーカイブ配信は行いません。当日参加できない方向けに、イベントの内容を文字起こししたものを、後日noteにて販売する予定です。(イベント参加費と同額)8.参加申し込みの際にお伺いしたご氏名・メールアドレスは、本イベントの実施(開催情報の伝達・次回の告知等)以外の目的には使用いたしません。 9.本イベントの収益(ゲスト謝礼と運営経費を除いた金額)は、弊社の女性支援事業(風テラス)に全額寄付いたします。 Updates tag:peatix.com,2022-01-19 12:54:04 2022-01-19 12:54:04 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1170768 Updates tag:peatix.com,2021-11-19 05:27:10 2021-11-19 05:27:10 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1150037