11/5(金)映画『ユダヤ人の私』公開記念イベント[Online @ Zoom]ゲスト :三島憲一/渋谷哲也/柳原伸洋/藤原辰史 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-12-05T20:05:15+09:00 Peatix 有田浩介 11/5(金)映画『ユダヤ人の私』公開記念イベント[Online @ Zoom]ゲスト :三島憲一/渋谷哲也/柳原伸洋/藤原辰史 tag:peatix.com,2021:event-3058005 2021-11-05T17:00:00JST 2021-11-05T17:00:00JST ※本日開催 16:45より開場(Zoom入場)します。(開始は17:00より)[Online @ Zoom]11/5(金)映画『ユダヤ人の私』公開記念イベント出演・三島憲一(大阪大学名誉教授)/渋谷哲也(日本大学文理学部ドイツ文学科教授)/柳原伸洋(東京女子大学歴史文化専攻准教授)/藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)/クリスティアン・クレーネス & フロリアン・ヴァイゲンザマー(監督)※敬称略[イベント概要]ドキュメンタリー『ユダヤ人の私』が11月20日(土)より岩波ホールほか全国劇場で順次公開されます。本作品は、ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書ブルンヒルデ・ポムゼルの証言を記録した『ゲッベルスと私』の[ホロコースト証言シリーズ]の第2弾作品となります。このシリーズは、戦争体験者が社会からいなくなる中、人類史上最大の悪であるホロコーストの記憶を、被害者だけの証言でなく、加害者や賛同者、または抵抗者の視点も記録し、未来へ保存するプロジェクトです。シリーズ2弾目となる『ユダヤ人の私』は、オーストリアの最年長ホロコースト生存者のマルコ・ファインゴルト(1913―2019)の証言の記録です。アウシュヴィッツを含む4箇所の強制収容所を生き延びたマルコは、飢餓や家族との別れなど収容所での体験談に止まらず、反ユダヤ主義をナチ・ドイツと共に積極的に推し進め、戦後、収容所から戻ってきたユダヤ人をウィーンから排除し、さらにはその史実を歪曲した自国オーストリアの罪について強く語ります。国家と人は過去の過ちを簡単に忘れていると語るマルコの証言は、私たちが暮らす現代社会に警鐘を鳴らします。公開を直前に控えている本作品をより深く理解するために、映画の背景を学ぶイベントを開催します。第一部には、ドイツ・ヨーロッパ史の異なる分野を研究する専門家にそれぞれ映画の視点をショート・プレゼンテーションしていただき、最後に専門家同士のディスカッションを実施します。第二部は、本作の監督たちと、ドイツ哲学及び現代ドイツ政治思想史を専門とする三島憲一先生を招き、監督への公開インタビュー(対談)を実施し、映画の制作意図に迫ります。[イベント・スケジュール]開催日:11月5日(金)[第1部]ラウンドテーブル・ディスカッション 17:00―18:30(90分)17:00―17:20 「証言の時代の「終焉」と『ユダヤ人の私』、        そして今ここに生きる「私」 ーザルツブルクでのプレミア上映会に参加してー」        柳原伸洋(東京女子大学歴史文化専攻准教授)17:20―17:40 「マルコ・ファインゴルトの飢餓体験について」        藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)17:40―18:00 「映画の語りと映像が伝えるもの 『ショア』以降の証言者映画について」        渋谷哲也(日本大学文理学部ドイツ文学科教授)18:00―18:30  プレゼンター・ディスカッション[第2部]公開記念特別対談 18:30―20:00(90分)三島憲一(大阪大学名誉教授) × クリスティアン・クレーネス & フロリアン・ヴァイゲンザマー(監督)[参加方法]一般参加券(1部、2部両方) 1,000円全国共通券セット 1,500円岩波ホール前売券セット 1,500円 ※関東圏の方にお勧め学生 無料 ※岩波ホール券、全国共通券セットには特別ポストカードが付きます(数量限定)主催 サニーフィルム協力 岩波ホール、オーストリア文化フォーラム東京****************************************[ゲスト・プロフィール]三島憲一(大阪大学名誉教授)1942年東京生まれ。1965年東京大学教養学部教養学科卒。1968年東京大学人文科学系大学院比較文学比較文化博士課程中退。千葉大、東大、学習院大、大阪大、東京経済大で現代思想、社会思想を担当。大阪大学名誉教授。1994・95年ベルリン高等学術研究所フェロー。2017年ロベルト・ボッシュ・アカデミー(ベルリン)および人間科学研究所(ウィーン)フェロー。ニーチェ研究およびフランクフルト学派の批判理論を中心に現代思想を研究。ニーチェやベンヤミンについての著作がある。渋谷哲也(日本大学文理学部ドイツ文学科教授)1965年兵庫生まれ。専門はドイツ映画研究。様々な大学での非常勤講師(ドイツ映画・異文化理解・表現コミュニケーション等)を経て、東京国際大学人間社会学部・国際関係学部に勤務し、現職に至る。単著に『ドイツ映画零年』(共和国、2015年)、編著に『ストローブ=ユイレ シネマの絶対に向けて』(森話社、2018年)、共編著に『ナチス映画論』(森話社、2019年)、『国境を超える現代ヨーロッパ映画250 移民・辺境・マイノリティ』(河出書房新社、2015年)、『ファスビンダー』(現代思潮新社、2005年)等。またファスビンダー映画、『わすれな草』、『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』などドイツ映画の字幕翻訳を多数手がける。藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)1976年北海道生まれ。歴史学者。東京大学大学院農学生命科学研究科講師等を経て、現職。専攻は、農業史、食の思想史、ドイツ現代史。著書に『ナチスのキッチン』(河合隼雄学芸賞)、『分解の哲学 ― 腐敗と発酵をめぐる思考』(サントリー学芸賞)、『トラクターの世界史―人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』、『戦争と農業』、『給食の歴史』、『農の原理の史的研究:「農学栄えて農業亡ぶ」再考』など。柳原伸洋(東京女子大学歴史文化専攻准教授、アウクスブルク大学客員研究員)1977年京都生まれ。歴史学者。北海道大学文学部、東京大学大学院、在ドイツ日本大使館専門調査員などを経て、現職。専門は20世紀ドイツ史、空襲研究。編著に『ドイツ文化事典』(丸善出版、2020年)、映画からドイツ現代史を語り起こした『教養のドイツ現代史』(ミネルヴァ書房、2016年)ほか。クリスティアン・クレーネス(監督・プロデューサー)1961年フェルトキルヘン・イン・ケルンテン生まれ。ブラックボックス社代表(ウィーン)。オーストリア、ドイツのテレビ局でディレクター・プロデューサーを務めた後、ピーター・ユスティノフ(英)と難民の子供たちを支援する財団を設立する。プロダクションの代表作『ゲッベルスと私』(2018年日本公開)はヨーロッパにおけるアカデミー、ヨーロッパ映画賞の最優秀ドキュメンタリーにノミネートされる。2017年アカデミー賞ロングリスト入選。フロリアン・ヴァイゲンザマー(監督)1973年ウィーン生まれ。ウィーン大学で政治学を専攻する。卒業後、政治誌「Profil」でジャーナリストとしてキャリアをスタートさせた後、通信社へ転職し欧州のニュースやルポタージュを世界に配信する。その後、クリスティアン・クレーネスと出会い、数多くの政治・社会番組を制作し、クレーネスと共に2006年にブラックボックス社を立ち上げる。映画について『ユダヤ人の私』11月20日(土)より岩波ホール公開!!https://www.youtube.com/watch?v=NZyFw2naYio&t=1sホロコースト生存者による最後の警鐘ユダヤ人のマルコ・ファインゴルトは1939年に逮捕され、アウシュヴィッツ、ノイエンガンメ、ダッハウ、ブーヘンヴァルトの強制収容所に収容される。終戦後は、10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃がし、自らの体験と、ナチスの罪、そしてナチスに加担した自国オーストリアの責任を70年以上訴え続けた。本作はマルコの数奇な人生を通じ、反ユダヤ主義がどのようにホロコーストに繋がったかを映し出す貴重なドキュメントである。“国家と人は過去の過ちを忘れている”と語るマルコのインタビューは、過去と地続きにある現在に警鐘を鳴らす。大ヒットを記録した『ゲッベルスと私』のシリーズ第2弾本作はゲッベルスの秘書ブルンヒルデ・ポムゼルの証言を記録した『ゲッベルスと私』(2018年岩波ホール公開)の【ホロコースト証言シリーズ】第2弾作品となります。本シリーズは世界的に戦争体験者が社会からいなくなる中、人類史上最大の悪であるホロコーストの記憶を被害者のみならず、加害者、賛同者、反逆者の視点からも捉え、多角的に戦争の真実を記録するシリーズです。すでに撮り終えている第3弾企画はアウシュヴィッツで人体実験を繰り返したヨーゼフ・メンゲレ医師に関係し、その後“死の行進”を生き抜いたリトアニアの元ユダヤ人少年の証言ドキュメントである。マルコ・ファインゴルト1913年生ハンガリーで生まれウィーンで育つ。小学校の教師が反ユダヤ主義者だったため登校を拒否する。1938年、ビジネスで滞在していたイタリアから一時帰国すると、アンシュルス(ドイツ=オーストリア合併)によって反ユダヤ主義が急速に広まる。1939年、ゲシュタポに逮捕され、1945年まで4つの強制収容所に収容される。終戦後はユダヤ人難民に対する人道支援と公演活動に取り組む。オーストリアのユダヤ協会代表を務め、その功績に多くの栄誉ある章が与えられる。2019年9月19日にその生涯を閉じる。監督ノート平和で豊かな民主主義国家であるヨーロッパで育った私たちにとって、マルコ・ファインゴルトの人生を支配した世界は信じられないほど遠いものに思えます。戦争やファシズムの危険性はなくなり、私たちはもはやその問題と向き合う必要はないと考えている人は社会に多くいるでしょう。私たちは映画を通じて私たちが暮らす社会がいかに脆弱であるかを示したいのです。危険は決して克服されたわけではなく、過去に学び同じ過ちを繰り返さないためにも常に注意を払うことが重要なのです。本作品は社会や政治システムがいかに急速かつ不意に変化するか示しています。現在、欧州ではポピュリズム運動が大規模に展開されています。右翼的な態度がいたるところで見られ、不寛容さが再び社会的に受け入れられるようになりました。このような時代だからこそ、反ユダヤ主義が再び増加し、ホロコーストを否定する者も現れるようになるのです。私たちは決して自分たちの歴史を忘れてはならない。自分たちの過去を蔑ろにする者はその歴史が繰り返される責任を負うことになるからだ。『ユダヤ人の私/A JEWISH LIFE』が公開することで、社会で本質的な議論が生まれることを望んでいます。最後に、私たちのドキュメンタリー映画は、現代に残る最後のホロコーストの目撃者の体験と記憶を忘却させないために存在しています。フィルムに収められたものが集合的記憶として未来に保存されることを信じています。 Updates tag:peatix.com,2021-11-04 22:08:55 2021-11-04 22:08:55 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1144029 Updates tag:peatix.com,2021-10-25 03:17:22 2021-10-25 03:17:22 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1139699