ユング「心理学と宗教」を読む(第3回) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-12T13:30:45+09:00 Peatix nohaku ユング「心理学と宗教」を読む(第3回) tag:peatix.com,2021:event-3057517 2021-11-04T20:00:00JST 2021-11-04T20:00:00JST ユング「心理学と宗教」を読む(第3回)< zoom配信 > 新企画「ユング『心理学と宗教』を読む」の第3回となります。「心理学と宗教」は、ユングが1937年にアメリカ・イェール大学での「テリー講義」として行なった英語講演の記録です。ユングの宗教観が伺えるだけでなく、ユングの後期研究についての概観としても読むことができるテキストです。 前回10月のスタディでは、全集パラグラフ19-32(邦訳書p.17-24)を読み進めました。 無意識における本能的で自律的なイメージの諸力が意識に侵入することで、個人としてのあり方は阻害され、まるで別の誰かに取り憑かれて動かされているかのような状態になります。宗教上の儀式は、こうした無意識から生じる危険から身を護るため、無意識に一定の表現を与えることでそれを穏やかな方向づけに変化させる、ある種の心理的防衛装置の役割を果たしてきました。ヨーロッパではこの二千年の間、キリスト教会の制度がこれらの防御機能を引き受けていたとされます。 ※ 前回までのこのシリーズの内容については、こちらで報告をしています。  https://jung2012.jimdofree.com/スタディ/2021-2022年-通期-ユング-心理学と宗教-を読む/  次回11月4日のスタディでは、全集パラグラフ33-40(邦訳書p.24-30)を読み進めます。前回の話を受けて、ユングはまず、カトリックのキリスト教会が保持していた儀式の防御機能を、プロテスタントが破壊してしまったと指摘します。その結果として、個人はむき出しの無意識に直に向かい合わなくてはならなくなりました。そこで重要となってくる無意識についての情報源こそが「夢」であるとし、現代人の宗教的傾向を示す夢の分析へと論が進められます。  このところ落ち着きが見られる新型コロナウイルス感染症流行の状況ですが、今回も引き続き会場開催は行わず、zoomオンラインのみでの開催となります。開始時間は、会場開催の場合よりも一時間遅い20時からとなりますので、ご注意ください。         案内役:白田信重、岩田明子(ユング心理学研究会)       司会進行:海野裕美子(同) 資料協力:山口正男    ---------------------------------      第3回:11月4日(木)20:00 〜 22:00 (開場19:45)    ■ テキスト: C.G.ユング「心理学と宗教」      村本詔司訳『心理学と宗教』人文書院、1989.4 所収               ・ 適宜、英語原文、ドイツ語訳文も参照します。   ・ テキストを読んでいない方でも、資料を見ながらの進行なので参加可能です。   ・ シリーズ途中からでの参加でも全く問題ありません。お気軽にご参加ください。    ■ 会場:オンライン開催(zoomミーティングルーム形式)  ■ 会費:1,000円  ■ 参加申し込みページ https://jungstudy2021104.peatix.com   ■ 主催:ユング心理学研究会 http://jung2012.jimdo.com/  ■ 問い合わせ:研究会事務局 jungtokyo_info@yahoo.co.jp