【オンライン開催】#exodus「デジタル・エクソダス-----システムからの脱出か、ガバナンスの再構築か」全3回シリーズ 第2回 Creator Economy クリエイター・エコノミー:経済的個人主義がつくる経済圏 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-18T13:28:52+09:00 Peatix 武邑塾 【オンライン開催】#exodus「デジタル・エクソダス-----システムからの脱出か、ガバナンスの再構築か」全3回シリーズ 第2回 Creator Economy クリエイター・エコノミー:経済的個人主義がつくる経済圏 tag:peatix.com,2021:event-3055140 2021-11-10T17:30:00JST 2021-11-10T17:30:00JST 【オンライン開催】#exodus「デジタル・エクソダス-----システムからの脱出か、ガバナンスの再構築か」全3回シリーズ第2回 Creator Economy クリエイター・エコノミー:経済的個人主義がつくる経済圏 脱出する?それともとどまる? ────── すでに現実は、わたしたちが知っている現実から脱却しはじめている。デジタル社会の変転を到来からいまにいたるまでフロントロウで見つめてきたメディア美学者・武邑光裕が贈る、待望のカンファレンス「#exodus」。いまこの世界で起きている驚くべき社会の変化にキャッチアップし、古いいまから新しいいまへとエクソダスするための道標。 #exodus3回シリーズの全体概要https://exodus.takemura-juku.space/■タイトル:武邑塾2021 #exodus「デジタル・エクソダス――システムからの脱出か、ガバナンスの再構築か」 第2回「Creator Economy クリエイター・エコノミー:経済的個人主義がつくる経済圏」■開催日時:2021年11月10日(水曜)17時30分〜20時30分■主催:武邑塾2021事務局■協賛:パーソルキャリア株式会社■制作協力:黒鳥社 ◆イベント概要 クリエイター・エコノミーとは、ブロガーからインフルエンサー、YouTuber、ライターに至るまで、世界で5千万人の独立したクリエイターによって構築され、自分自身というキャラクター、スキル、またはコンテンツを収益化する1,042億ドル(約11兆5,700億円)規模の経済圏を意味します。これは、将来的には数兆ドルの規模となると予測されています。勢いづくクリエイター・エコノミーを支えているのは、自らのコンテンツをより直接的に収益化するためのエコシステムです。 これまでの中央集権技術は、モノや人を最適に組織化する方法に利用され、人々に消費する製品の使用法を割り当てます。しかし、人々はこの適合性から脱出し続けています。人々は、モノやコードをハックし、独自な方法の「ユーザー」になることで、微妙な策略、密猟や抵抗の戦術を駆使して、日常生活を再発明します。ハンターの仕掛けやストーリーテリングや言葉の発明など、数多の創意工夫を凝らした実践により、群衆は従順で受動的ではなく、押し付けられた製品を独自の方法で使いこなし、自由かつ奔放に、システムの暴力を可能な限り回避し、逸脱を実践していくと主張したのは、フランスの歴史哲学学者で、イエズス会の司祭であったミシェル・ド・セルトーでした。 彼は1980年に『日常生活の実践』(邦訳『日常的実践のポイエティーク』)を著し、大衆文化、特に言説の全体主義に抵抗する日常的な生活の実践に注目しました。セルトーは、消費社会を生きぬくためのアートである「作り出すこと」のアノニマスな役割を復元した最初の人物でした。彼の分析は瞬く間に古典となりました。 現在、クリエイター・エコノミーをはじめ、ブロックチェーン、暗号通貨、グリーン革命、リモートワーク、マイクロ・スクール、NFT(非代替トークン)、メタバースなどが注目されています。これらの共通点は何でしょうか?それは、人々が既存の「レガシーシステム」、つまりこれまでの制度から離反する現象です。貨幣制度、大手銀行、マスメディア、産業教育、9時から5時までのラットレースからの分散ドロップアウトは、人々が自らの主権を取り戻そうとする経済的個人主義の動きを示しています。 クリエイター・エコノミーの新たな焦点は、既存の制度からのエクソダスが、ブロックチェーン・ベースのトラスト・システム、次世代ソーシャル・ネットワーキング・プラットフォーム、コワーキング・スペース、オンライン・コミュニティなどのツールやつながりの増加を伴っていることです。 一方、起業家の間では「ゴールドラッシュの時はシャベルを売れ」という格言があります。この言葉の起源は、19世紀半ばのカリフォルニアにあります。金鉱探しの人々が、一攫千金を狙い、多くのリスクを負って遠くまで旅をしました。何エーカーもの岩や泥を掘って、大量の金を発見することは不可能だったので、一攫千金を得た人はほとんどいませんでした。このゴールドラッシュを支えたのは、探鉱者たちに力を与え、サポートし、サービスを提供していたビジネスでした。 シャベル、つるはし、鍋、さらには探鉱者が履いていたブルージーンズなどを販売していた企業は、「シャベル・セラー」と呼ばれ、金を求めて泥の中を深く掘り進む探鉱者たちに、道具やインフラを提供したのです。クリエイターの個の経済活動を支援する新たなプラットフォームやツールへの投資が加速する中、クリエイター・エコノミーは一過性のトレンドなのか、それとも経済的個人主義の革命なのか?ルーマニア、ベルリン、東京のゲストとともに考えます。■コミュニケーション・サポート:英日同時通訳■受講料:無料以下の申込規約をご確認の上、ご参加をお願い致します。武邑塾2021申込規約■配信URL:当日、お申し込みいたいだいた方にメールにてお知らせ致します■開催場所:オンライン※本セミナーはオンラインでの開催となりますオンライン参加までの手順1. お申し込みいただいた方に、Peatixから本イベントの招待用Zoomリンクが届きます。2. Zoomのユーザー登録をお願いします。(未登録の方のみ) 3. 当日はPeatixより届くリンクからイベント参加登録の上、ご参加ください。 ◆タイムテーブル: ■17:30~17:40第一部:#exodus 2 ブリーフィング(10分)武邑光裕(武邑塾塾長) ■17:40~18:00キーノート:「クリエイター・エコノミーの善悪」(20分)ボグダン・ゴルガネアヌ (サイバーカルチャー研究者・独立コンサルタント @ Otaku Entertainment LLC,ルーマニア在) ■18:00~18:15プレゼンテーション:「クリエイターからみたNFTの可能性と課題」(15分)筑紫 ボーディ二 遼太郎(起業家、CEO at NION Berlin、ベルリン在) ■18:15~18:30プレゼンテーション:「クリエイター経済と著作権制度の未来(仮)」水野祐(法律家・弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事) ■18:30~18:40休憩(10分) ■18:40~20:00第二部:トークセッション「分散化と個の経済活動」(80分)ボグダン・ゴルガネアヌ(Bogdan 'otaku' Gorganeanu:サイバーカルチャー研究者・独立コンサルタント @ Otaku Entertainment LLC)筑紫ボーディ二遼太郎(Ryotaro Bordini Chikushi:CEO at NION. Inc、ベルリン在)水野 祐(Tasuku Mizuno:弁護士、クリエイティブ・コモンズ日本理事)モデレーター:武邑光裕(Mitsuhiro Takemura:武邑塾塾長) ■20:00~20:05休憩(5分) ■20:05~20:30質疑応答(25分)=== ◆ご登壇者(敬称略) ●ボグダン・ゴルガネアヌ (サイバーカルチャー研究者・独立コンサルタント @Otaku Entertainment LLC) Bogdan 'otaku' Gorganeanuは、90年代からプロモーション、出版、フェスティバルやコンベンションのロジスティックの確立、サブカルチャーのネットワーキングに継続的に取り組んできた。2001年からは、日本のポップカルチャー、マンガ・アニメ、ファン・フィクション、サイバーパンク、ビジュアル系、Jポップ、Jロック、AVM、マイクロチップ・ミュージック、ゲームボーイ・ミュージック、玩具・キャラクターデザインなどの共通の話題でコミュニティが形成され、最初のウェブフォーラムのひとつ(manga.ro)を設立した。2004年にはルーマニアで初となるマンガZINEを発行。Otaku Magazine(2006年~2014年)とCosplayGen(2010年~2015年、世界的なコスプレ専門誌)は、後にルーマニアの重要な雑誌となり、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、日本に拠点を置く、世界的に多様な、主に英語を話す読者のための雑誌となった。2006年からは、ルーマニア国内の独立したファンベースのイベントであるルーマニア・オタク・フェスティバル(2006年~2015年)の創設者でもある。2016年には、スイスのダボス・コングレスセンターで開催された国際的なコスプレイベント「Cosplay GEN Awards」を開催した。また、アメリカ最大級のコンベンション「Anime Matsuri」において、独立したコンテンツ・コンサルタントを務めた。(2015年~2019年)彼は、国内外のオタク現象が広く認知されることを追求しながら、常にアンダーグラウンドの精神を持ち続けている。●筑紫ボルディーニ遼太郎 (CEO at NION Berlin)欧州、アジアのトレンド、マーケティング、コミュニケーション、そしてアートや音楽に精通したシリアル・アントレプレナーであり、リサーチ、戦略、クリエイティブの間を行き来するクロスフィールド・ランナー。文化のハイブリッドとして生まれた彼の使命は、日本とヨーロッパの文化、ビジネス、ライフスタイルの相乗効果を高め、交流を深めるための橋渡しをすること。ベルリンのノイケルン地区にバイオフィリックなクリエイティブ・ハブを構築し、クリエイターのための次世代のNFTの活用を模索している。●水野祐(法律家・弁護士)九州大学GIC客員教授。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社などの社外役員をつとめる。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。<モデレーター>●武邑光裕(メディア美学者・武邑塾塾長)日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、VRからインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたて―デジタル・アーカイヴの文化経済』(東京大学出版会)で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。2017年、Center for the Study of Digital Life(NYC)フェローに就任。近著に『プライバシー・パラドックス データ監視社会とわたしの再発明』(黒鳥社)、『さよならインターネット GDPRはネットとデータをどう変えるのか』(ダイヤモンド社)『ベルリン・都市・未来』(太田出版)がある。=====◆注意事項:1、キャンセルにつきましては、イベント当日 12:00までにお申し出(メール)があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。2、講義内容に関する資料やWeb動画を無断で流用・転載・転送・複写することも固く禁じます。=========「武邑塾」公式facebookページhttp://facebook.com/takemurajuku お問い合わせ先「武邑塾2021」事務局info@takemura-juku.space