創造性とコミュニケーションのためのインプロワークショップ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-01T22:07:09+09:00 Peatix Takao Utsumi 創造性とコミュニケーションのためのインプロワークショップ tag:peatix.com,2017:event-301208 2017-10-04T19:30:00JST 2017-10-04T19:30:00JST 第三インプロ研究室のイベントをご覧くださりありがとうございます。第三インプロ研究室ではインプロ(即興演劇)を体験する・探求する場所としてのワークショップを開催しています。インプロとは即興演劇のことです。台本も設定も役も決まっていないところから、プレイヤーたちはお互いを受け入れあいインスパイアしあいながらシーンを生み出していきます。→インプロについて詳しく遊びと学びのワークショップ遊びと学びはひとつながりのものだと思います。遊びのない学びはただの勉強で、それは知識や技能を身につけるためには役に立つものですが、その人自身が変わるものにはならないと思います。反対に、学びのない遊びはただの娯楽で、それは楽しいと言えば楽しいものですが、真剣に取り組めるものにはならないと思います。劇(Play)は根本的には遊び(Play)です。しかし、それは深く学びへとつながっている遊びだと思います。第三インプロ研究室のワークショップではインプロを遊びながらさまざまなことを学んでいきます。失敗を恐れずにチャレンジすること・評価を恐れずに表現すること・未知を恐れずに変化すること相手を受け入れること・相手に身を任せること・相手をインスパイアすること安全な場所を作ること・チームで協働すること・人が学ぶことを助けること一瞬一瞬に生きること・自分に気づくこと・相手に気づくこと演じること・演出すること・ストーリーを語ること演劇を楽しむこと・アートを楽しむこと・人生を楽しむことご興味のある方はどうぞワークショップへお越しください。実際にはどんなことをやっているのかインプロを学ぶということは何か新しいテクニックを身につけるというよりも、すでに自分の中にある能力を引き出し、それを磨き上げていくことだと思います。インプロにはそのためのゲームが数多くあり、ワークショップではそれらを用いてインプロを学んでいきます。ここではいくつかのゲームを紹介します。ワンワード2人組から大人数までで行えるゲームです。ひとりひとことずつを話しながらストーリーを語っていきます。(例:昔々/山の中に/一匹の/狼が/いました。狼は/とても/強くて……)もし途中でつまったりストーリーがおかしくなったらみんなで「アゲイン!」と言って新しいストーリーを始めます。難しいゲームなので失敗して当たり前です。重要なのは失敗したと思ったらすぐに「アゲイン!」と言ってやり直すことです。失敗をごまかそうとするとその場所は重い雰囲気になり、さらに失敗できない場所になっていきます。しかし、失敗をオープンにすればその場所はいい雰囲気になり、より安全な場所になっていきます。サンキューゲーム基本は2人組で行うゲームです。ひとりが体で形を作り、もう一人がそれを見て思いついた形で入っていきます。(例:「手を挙げている人」→「タクシー運転手」)ただし、形を見て何も思い浮かばないときは形を作っている人の体を動かして普通の状態に戻します。形を作っている人は入ってきてくれた場合も戻してくれた場合も相手に「サンキュー」と言って役割を交代します。アイデアを頑張って考え出そうとするのではなく、自然に思い浮かんだものを表現することがポイントです。頑張ってアイデアを出そうとしている自分に気づいたら、それに固執せず相手を戻してあげればオーケーです。「アイデアが出ない自分」も受け入れることで、「アイデアを出さなきゃいけない」という恐怖を取り除いていきます。そしてその結果としてアイデアが出やすい自分になっていきます。次どうなるの?基本は2人組で行うゲームです。ひとりが相手に「次どうなるの?」と尋ね、相手は「森へ行きます」というように提案をします。尋ねた人は提案にインスパイアされたら実際に2人でそれを演じます(森の中を歩く)。提案されたことをしたら、再び同じ人が「次どうなるの?」と尋ね、提案する人が再び「小屋を発見しよう」というように提案することでストーリーを作っていきます。ただし、尋ねた人が提案にインスパイアされなかった場合はかわいく「ノンッ(Non)」と言って終わります(役割を交代するバージョンなどもあります)。提案する人はいいストーリーを作ろうとするよりも、パートナーにいい時間を与えようとすることがポイントです。そして尋ねる人は自分に正直に提案を受け入れたり断ったりすることが大事です。本当はインスパイアされていないのに遠慮して受け入れると、お互いに楽しくない時間を過ごすことになります。ただし、厳しく「ノー!(No!)」と言うと提案する気持ちがなくなってしまうので、あくまでもかわいく「ノンッ(Non)」と言います。このゲームのエキスパートになるためには何千回とやることが必要です。そのためにも楽しくやることが大事になります。イルカの調教ゲームイルカ役の人がひとり舞台に上がり、他の人は調教師役としてイルカに聞こえないようにやってほしい動き(例:正座する)を決めます。ゲームが始まったら調教師はイルカにその動きを教えますが、言葉で教えることはできません。イルカが自由に動き回っているときにやってほしい動きに近づいたら(例:しゃがむ)「リン」という合図のみでイルカに動きを教えていきます。イルカがやってほしい動きをできたら終わりです。なかなか分からずイルカが困っているときは調教師がヒントをあげます。もちろんお互いギブアップしても構いません。このゲームで学ぶ主体はイルカではなく調教師です。そしてゲームが成功したか失敗したかは重要ではなく、イルカが自由に楽しく学べたかが重要になります。イルカ役の人に恥をかかせる無茶振りゲームではありません(そうなっていたらうまくいっていません)。学ぶ・教えるということに対してとても示唆に富むゲームだと思います。また、ゲームを用いずとりあえず短いシーンをやってみて、そのシーンをより良くしていく中で学ぶという方法もあります。興味を持たれた方はどうぞワークショップに参加してみてください。FAQインプロや演劇の経験はありませんが大丈夫ですか?インプロワークショップはインプロや演劇の経験が無い方でも大丈夫です。実際毎回のように未経験の方が参加されておりますのでお気軽にお越しくださいませ。中学生・高校生ですが参加できますか?ワークショップは中学生・高校生でも参加できます。実際の参加例もあります。講師は6歳から80歳くらいまでの方にインプロを教えたことがありますのでご安心ください。持ち物や服装は?持ち物は飲み物をお持ちください。また、メモを取りたい場合は筆記用具もお持ちください。服装は普段着で大丈夫ですが、少し動くこともありますのでスカートはお避けください。 講師内海隆雄1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロを学ぶ。大学卒業後はインプロ団体SAL-MANEにて毎月インプロ公演に出演。また、客演として他団体のインプロ公演にも出演するほか、各地においてインプロワークショップを開催している。 →詳しいプロフィールはこちら詳細日時:2017年10月4日(水)19:30~21:30場所:蔵前4273対象:インプロに興味があればどなたでも参加費:2,000円+1ドリンク500円定員:12名