9月26日(日)「リベラルアーツで何を学ぶか――当世教養事情」斎藤哲也×三牧聖子×吉川浩満×山本ぽてと 文化系トークラジオLifeオンラインイベント #life954 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:42:22+09:00 Peatix 斎藤哲也 9月26日(日)「リベラルアーツで何を学ぶか――当世教養事情」斎藤哲也×三牧聖子×吉川浩満×山本ぽてと 文化系トークラジオLifeオンラインイベント #life954 tag:peatix.com,2021:event-2943587 2021-09-26T17:30:00JST 2021-09-26T17:30:00JST 斎藤哲也です。今回のイベントは、近年「ブーム」といっても過言ではない「リベラルアーツ」がテーマです。 平成も終盤にさしかかった2010年代後半から、「リベラルアーツ」という言葉をよく耳にするようになりました。 大学では2010年代に入り、「教養」を冠した学部や学科が続々と誕生し、リベラルアーツ教育を盛んに喧伝しています。ビジネス界でも、リベラルアーツの重要性を唱える本がベストセラーとなり、社会人向けのリベラルアーツ研修が人気を博しています。 考えてみると、けっこう不思議なことです。90年代は、大学の教養部縮小・解体が進んだ時代です。大学生にとって「パンキョー(一般教養科目)」は、単位のために仕方なく受講するような科目でした。ビジネス界でも、教養など無用の長物で、専門的なスキルの養成を教育に求めていました。 いったいなぜ、2010年代後半から急に、リベラルアーツの重要性が唱えられるようになったのでしょう。そして、そこで言われるリベラルアーツとはどういうものでしょうか。 あちこちで説明されているように、リベラル・アーツの起源は、古代ギリシア・ローマの自由市民に必要な学びにあると言われています。その延長上で、中世の大学では、文法学、修辞学、弁論術(論理学)、幾何学、算術、天文学、音楽という「自由七科」がリベラルアーツの典型的な科目構成となりました。 とはいえ、現在、大学やビジネス研修で教えられているリベラルアーツの内容は百花繚乱。共通のコンセンサスがないまま、言葉だけがひとり歩きしているようにも見えます。 そこで今回のイベントでは、「リベラルアーツで何を学ぶか」と題して、昨今のリベラルアーツブームを振り返りながら、「シン・リベラルアーツ」のあり方を展望してみたいと思います。※ Zoomを用いたトークイベントです。イベント中、出演者以外の音声は原則ミュートにさせていただきます。また、参加中はビデオ(映像)オンでもオフでもどちらでも構いません。※ イベントの録音・録画は固くお断りいたします。※ チケットを購入した方はイベントのアーカイブ動画を10/10(日)までご覧いただけます。日 時:2021年9月26日(日) 17:30~19:30場 所:オンライン(Zoom)※配信URLは当日17時頃にPeatixメッセージにてご連絡します。参加費:1500円斎藤哲也(さいとう・てつや)1971年生まれ。編集・執筆業。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。監修・編集に『哲学用語図鑑』(田中正人著・プレジデント社)、『現代思想入門』(仲正昌樹ほか著・PHP)、著書に『試験に出る哲学』(NHK出版新書)、『読解 評論文キーワード』(筑摩書房)など。原稿構成を手がけた本に『おとなの教養』(池上彰著、NHK出版新書)、『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』(光文社新書)』、『新記号論』(石田英敬+東浩紀・ゲンロン)ほか多数。三牧聖子(みまき・せいこ)高崎経済大学経済学部国際学科准教授。国際政治学、平和思想、アメリカ研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教等を経て現職。朝日新聞コメントプラスコメンテーターとしても活躍中。主な著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年 URL http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0782-5.html)、Asia-Pacific between Conflict and Reconciliation(Vandenhoeck & Ruprecht, 2016, 共著 URL http://www.vr-elibrary.de/isbn/9783525560259)など。訳書にヘレナ・ローゼンブラット著、川上洋平、長野晃・古田拓也、三牧聖子訳 『リベラリズム 失われた歴史と現在』(青土社、2020年)。吉川浩満(よしかわ・ひろみつ)文筆業。1972年3月、鳥取県米子市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、現職。晶文社にて編集業にも従事。著書に『人文的、あまりに人文的──古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』(山本貴光との共著、本の雑誌社)、『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。──古代ローマの大賢人の教え』(山本との共著、筑摩書房)、『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)、『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)、『脳がわかれば心がわかるか──脳科学リテラシー養成講座』(山本との共著、太田出版)、『問題がモンダイなのだ』(山本との共著、ちくまプリマー新書)ほか。翻訳に『先史学者プラトン――紀元前一万年­-五千年の神話と考古学』(山本との共訳、メアリー・セットガスト著、朝日出版社)、『マインド──心の哲学』(山本との共訳、ジョン・R・サール著、ちくま学芸文庫)など。山本ぽてと(やまもと・ぽてと)1991年沖縄県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社シノドスに入社。退社後、フリーライターとして活動中。企画・構成に飯田泰之『経済学講義』(ちくま新書)など。B面の岩波新書で「在野に学問あり」、BLOGOSにて「スポーツぎらい」を連載中。