2021年度文化センター・アリラン連続講座 第4回(講師:北村嘉恵さん) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:41:42+09:00 Peatix 文化センター・アリラン 2021年度文化センター・アリラン連続講座 第4回(講師:北村嘉恵さん) tag:peatix.com,2021:event-2933218 2021-10-02T14:00:00JST 2021-10-02T14:00:00JST 2021年度 文化センター・アリラン連続講座(オンライン開催・全9回) 「明治以降の「戦争」への再照明-「15年戦争」史観を超えて」 第4回 2021年10月2日(土)午後2時〜4時30分北村嘉恵さん「戦争の記憶と記録 ―台湾先住民族の近代史から」・Zoomウェビナーを使用して行います(参加者はカメラを使用しません。お名前は他の参加者には見えません)・講座当日の昼12時までお申込みできます(コンビニ支払いは前日まで)・講座前日夕方にZoomウェビナーのリンクとパスコードを連絡いたします(その後に申し込まれた方には、随時連絡いたします)〈戦争〉という言葉によってわたしたちは何を想起しているだろうか。夏ごとに喚起される記憶があり、意識的・無意識的に封じ込められてきた記憶がある。いくつかの歴史記録を手がかりとして台湾先住民族の近代史と日本との関わりをひもとき、自らの歴史認識を問い返す機会としたい。2021年度 文化センター・アリラン連続講座「明治以降の「戦争」への再照明-「15年戦争」史観を超えて」[趣旨文]近年、戦時中日本の強制労働をめぐる戦後補償に再び注目が集まっていますが、はっきりとしてきたのは、日本政府・企業の中国と韓国に対する姿勢の違いです。例えば、三菱マテリアルは、2015年に強制労働させた米国人戦争捕虜・中国人に謝罪と補償を行う意向を明らかにしましたが、強制徴用された朝鮮人については、「法的に状況が違う」と謝罪と賠償を無視しました。この差は外交上の友好の度合いに基づくものとはいえません。そこには、戦争と植民地支配に対する歴史認識と責任をめぐる落差が存在しています。日本で「戦争責任」というときの「戦争」は、アジア・太平洋戦争か、満州事変以降の「15年戦争」にとどまり、その相手は欧米諸国や中国です。同じ強制労働でも「戦争相手」の米国人・中国人と植民地支配下の朝鮮人とは違うといわんばかりの差が横たわっているようにみえます。そもそも「戦争責任」が指す「戦争」はなぜ「15年戦争」なのでしょうか。近代日本の「戦争」は、明治以降継続してアジアで行われ、とくに日清戦争以降を「50年戦争」、台湾出兵以降を「70年戦争」と呼ぶ歴史観もあります。また、そのなかで植民地征服・防衛においておびただしい軍事暴力が繰り返され、世界史ではそれを「植民地戦争」と呼ぶ見方も定着してきています。にもかかわらず、近代日本史においてはそのような「戦争」観がなぜかなかなか定着しません。それはなぜなのでしょうか。2021年の歴史講座は、明治以降の日本の「戦争」への再照明をテーマに、国家同士の戦争だけではなく、東学農民戦争、義和団戦争、シベリアでの革命干渉戦争などにも目を向け、近代日本の「戦争」を多角的に再検討したいと思います。[連続講座その他の予定]*開催時間はいずれも午後2時から午後4時半を予定しています。詳細は文化センター・アリランウェブサイトまで第1回 2021年6月26日(土)山田朗さん「近代日本の戦争とは何か:対外膨張戦略の系譜」=終了しました=第2回 2021年7月24日(土)浅田進史さん「植民地戦争としての義和団戦争」=終了しました= 第3回 2021年9月11日(土)愼蒼宇さん「植民地朝鮮における「戦時」 とその実態—義兵戦争・シベリア戦争・三・一運動から—」=終了しました= 第5回 2021年11月20日(土)中川未来さん「東学農民戦争はいかに報道されたのか—地域社会における朝鮮観の形成と展開」 第6回 2021年12月18日(土)伊藤俊介さん「明治以降の日本と朝鮮-日清戦争まで」第7回  2022年1月15日(土)洪昌極さん「近年の民族運動史論について考える―三・一運動史を中心に」第8回 2022年2月19日(土)宋連玉さん「「50年戦争」下の性暴力と性管理-日清・日露を中心に」第9回 2022年3月12日(土)小川正人さん「「従順ナル人種」という認識-近代日本社会とアイヌ民族ー」