小林龍生×仲俣暁生×藤井太洋「これからの本のかたち——『電子書籍元年』の繰り返しを終えた今語る、書物の未来」 @tlk714 @solar1964 @t_trace | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:55:50+09:00 Peatix ゲンロンカフェ 小林龍生×仲俣暁生×藤井太洋「これからの本のかたち——『電子書籍元年』の繰り返しを終えた今語る、書物の未来」 @tlk714 @solar1964 @t_trace tag:peatix.com,2017:event-291642 2017-09-06T19:00:00JST 2017-09-06T19:00:00JST 【イベント概要】 2010年(iPad登場)、2012年(Kindle日本上陸)、…と何度も繰り返し叫ばれてきた「電子書籍元年」という言葉も耳に入らなくなってしばらく経ちました。 電子書籍の存在は一般に認知され、市場も拡大しています。とはいえ安定期に入ったわけではなく、IDPF(International Digital Publishing Forum)が W3C(World Wide Web Consortium)に統合されるなど、電子出版を取り巻く環境は動き続けています。この先、本とWebは融合していくのか?出版のかたち、 書物のかたちはどう変わっていくのか? 登壇するのは『ユニコード戦記』『EPUB戦記』の著者小林龍生さん、「マガジン航」編集発行人の仲俣暁生さん、『Gene Mapper -core-』のセルフパブリッシング によりデビューを果たしたSF作家の藤井太洋さんの3名。国際標準アーキテクト、編集者、作家…立場の異なる3人が出版・書物の未来について語ります! ▼2017/9/1 仲俣暁生さんからコメントをいただきました! ゲンロンカフェのイベントに寄せて かつて電子出版は、紙に代わるオルタナティブな回路として、おもに「表現者」にとっての夢だった。やがて電子書籍と呼ばれるようになったそれは、貪欲な「読者」にとっての効率よい消費手段となった。しかも初期の電子出版がみた夢の多くは、ウェブによってあっさりと実現されてしまった観がある。さらにいま、電子書籍とウェブは実質的に融合しつつある。これからのデジタル・ネットワーク環境に、「表現者」はどんな夢や可能性をみいだすことができるのか。彼らにとってそこは天国なのか、それとも……? 電子出版の黎明期から現在までの表裏を知り尽くす小林龍生さん、ウェブと電子書籍の蜜月期に登場した傑出した才能である作家の藤井太洋さん。このお二人と、そうした話題を遠慮なく、とことん話し合ってみたい。 (仲俣暁生) -------------------------▼2017/9/5 小林龍生さんからコメントをいただきました!ヘルメス・トリスメギストスもホメロスも、バルザックが実在したといいうる意味では実在しなかった。作者の消滅によって空無のまま残された空間を標定すること。物語、叙事詩、悲劇など、今日〈文学〉と呼ばれているテクスト類が、作者を問われることなく流通し、価値を与えられる時代があった。反対に今日なら〈科学的〉と呼ばれるはずのテクスト類は、中世においては、作者名と共にでなくては受け入れられなかった。転換が起こる。17・18世紀以降、科学的ディスクールはアノニマスなものとして認められることになる。作者=創造者の名はいまや、公理、命題、効果、症候群などに冠せられるだけとなった。反対に、文学上の匿名性は耐えがたいものとなる。《中略》デュアリズムが覆されるときは作者=創造者が死ぬとき。起源なき回帰、模倣の反復が始まる。以上は、稀代の名編集者、中野幹隆が、『エピステーメー』終刊号に記した編集後記の一部です。昭和54年7月1日発行。中野が言う〈転換〉は、グーテンベルクの活版印刷技術による書物の拡がりと分かちがたく結びついています。そして今、ぼくたちは、グーテンベルクが引き起こした変革に匹敵する文明史的な変革のただ中に在ります。中野が40年前に予見した未来が、実際にはどのような形を取るのか、仲俣さん、藤井さんと共に、じっくり考えたいと思います。(小林龍生) 【登壇者プロフィール】 小林龍生(こばやし・たつお) 1951年生まれ。東京大学教養学部科学史科学哲学分科卒業。小学館編集部、ジャストシステムデジタル文化研究所を経て、有限会社スコレックス設立。 現在、同社取締役。元Unicode Consortium Director、元International Digital Publishing Forum Director、元ISO/IEC JTC1 SC2議長。 情報処理推進機構専門委員、日本電子出版協会フェロー、文字情報技術促進協議会会長など。 https://twitter.com/tlk714 仲俣暁生(なかまた・あきお) 1964年生まれ。東京都出身。フリー編集者、文筆家。『WIRED日本版』、『季刊・本とコンピュータ』などの編集者を経て、現在はウェブサイト 『マガジン航』編集発行人。このほか『文化系トークラジオLife』のサブパーソナリティなども務める。 著作に『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、編著『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)など多数。 https://twitter.com/solar1964 藤井太洋(ふじい・たいよう) 1971年、奄美大島生まれ。 国際基督教大学中退。舞台美術、DTP制作、展示グラフィックディレクターなどを経て、 2013年までソフトウェア開発・販売を主に行う企業に勤務。2012年、電子書籍個人出版「Gene Mapper」を発表し、 作家として一躍注目を浴びる。同年12月短篇小説「コラボレーション」「UNDER GROUND MARKET」の2作で商業誌デビューし、2013年4月に、 「Gene Mapper」の増補完全版『Gene Mapper -full build-』(ハヤカワ文庫JA)を刊行。『オービタル・クラウド』(早川書房)で、 第35回日本SF大賞、第46回星雲賞(日本部門)を受賞。2015年より、日本SF作家クラブ会長を務める。 https://twitter.com/t_trace 【チケットについて】 チケット料金は税込価格です。 ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で、当日の入場受付時に500円のキャッシュバックをいたします。会員割引と学生割引の併用はできません。学生証は国立公立学校または学校法人が発行したものに限ります。 お支払い後のキャンセルは受け付けることができません。あらかじめご了承ください。 【入場・座席について】 開場は開演1時間前の18時となります。 座席はチケットの申し込み順ではなく、当日ご来場いただいた順でのご案内となります。 座席は人数分ご用意しておりますが、ご来場の時間によっては見づらい席になる可能性がございます。お早めのお越しをおすすめいたします。 ゲンロン友の会上級会員(クラス30以上)の方は、クラスに従って座席予約のサービスがございます。ご利用の方は会員番号を明記のうえ、info@genron.co.jpにご連絡ください。 【そのほか】 イベントは延長となることがございます。途中、10分程度の休憩を挟みます。 イベント中、客席は禁煙となります。 未成年の方、車でご来場の方にはアルコールを提供できません。 18歳未満の方は23時以降の参加はできません。 保護者が同伴しない18歳未満の方は22時以降の参加はできません。 本イベントはインターネットでの動画配信を予定しております。ご来場のお客様は映像に映り込む可能性がございます。 イベント中の無断録画・録音はご遠慮ください Updates tag:peatix.com,2017-09-05 05:08:51 2017-09-05 05:08:51 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#275152 Updates tag:peatix.com,2017-09-05 04:57:11 2017-09-05 04:57:11 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#275150 Updates tag:peatix.com,2017-09-02 08:20:46 2017-09-02 08:20:46 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#274599 Updates tag:peatix.com,2017-09-02 08:20:03 2017-09-02 08:20:03 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#274598 Updates tag:peatix.com,2017-08-14 05:21:44 2017-08-14 05:21:44 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#269403