ユング「心理学と宗教」を読む(第2回) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-10-15T13:26:21+09:00 Peatix nohaku ユング「心理学と宗教」を読む(第2回) tag:peatix.com,2021:event-2908344 2021-10-07T20:00:00JST 2021-10-07T20:00:00JST ユング「心理学と宗教」を読む(第2回)< zoom配信 > 2021年度の新企画として、「ユング『心理学と宗教』を読む」が始まりました。「心理学と宗教」は、第二次世界大戦勃発の二年前となる1937年、アメリカ・イェール大学での「テリー講義」としてユングが行なった、三部構成の英語講演記録を元にしたテキストです。ユング自身が講演録に大幅に手を入れ、英語版が翌年の1938年、ドイツ語版が戦時下となる1940年に出版されました。英語版・ドイツ語版ユング全集では、第11巻の冒頭論文として収録されています。 ※ 前回までのこのシリーズの内容については、こちらで報告をしています。  https://jung2012.jimdofree.com/スタディ/2021-2022年-通期-ユング-心理学と宗教-を読む/  初回では、全集パラグラフ1-18(邦訳書p.9-17)を読み進めました。 ユングによれば、ある一定の観念は、あらゆる場所と時代において個人の中に沸き起こってくるものです。宗教とは、そうした観念が持っている力動的な要因とヌーメン性(聖なるものに対する畏怖と魅惑の入り混じった宗教的感情)を、注意深く考慮して観察し、それらに配慮を与え、敬虔に崇拝することであるとされます。 特定のイメージや言明について、その真偽を問うのではなく、まずはそれが存在することを認め、その背景に現実的に働いている心理的な意味や作用に注目する。これが宗教を理解する上での、ユングの基本的な宗教理解の方法論となります。 次回10月7日のスタディでは、全集パラグラフ19-32(邦訳書p.17-24)を読みます。ユングはここで、自分が宗教を理解する上での基礎となる、精神医学における経験や観点について述べています。患者の意図に反して意識に侵入する観念を、ユングはコンプレックスという精神医学上の概念で説明し、これらに対応するために様々な宗教上の儀式が形作られてきたことを指摘します。つまり宗教上の儀式は、ある種の心理的防衛装置の役割を果たしてきたことになるのです。  新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑みて、引き続き会場開催は行わず、zoomオンラインのみでの開催となります。開始時間は、会場開催の場合よりも一時間遅い20時からとなりますので、ご注意ください。         案内役:白田信重、岩田明子(ユング心理学研究会)       司会進行:海野裕美子(同) 資料協力:山口正男    ---------------------------------      第2回:10月7日(木)20:00 〜 22:00 (開場19:45)    ■ テキスト: C.G.ユング「心理学と宗教」      村本詔司訳『心理学と宗教』人文書院、1989.4 所収               ・ 適宜、英語原文、ドイツ語訳文も参照します。   ・ テキストを読んでいない方でも、資料を見ながらの進行なので参加可能です。   ・ シリーズ途中からでの参加でも全く問題ありません。お気軽にご参加ください。    ■ 会場:オンライン開催(zoomミーティングルーム形式)  ■ 会費:1,000円  ■ 参加申し込みページ https://jungstudy20211007.peatix.com   ■ 主催:ユング心理学研究会 http://jung2012.jimdo.com/  ■ 問い合わせ:研究会事務局 jungtokyo_info@yahoo.co.jp Updates tag:peatix.com,2021-09-15 20:28:47 2021-09-15 20:28:47 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1124523