【リモート】UXブッククラブ「コグニティブ・インタビュー法 ~ 『Surveys That Work』に学ぶ」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:43:21+09:00 Peatix 樽本徹也 【リモート】UXブッククラブ「コグニティブ・インタビュー法 ~ 『Surveys That Work』に学ぶ」 tag:peatix.com,2021:event-2892877 2021-09-17T21:10:00JST 2021-09-17T21:10:00JST ・「リモートでワーク」する「本を読まない」ブッククラブ・講演スライド(PDF)付き・講演録画視聴OK(希望者のみ) 「本」は知識や技術や経験を伝達する、最も優れた手段のひとつです。絶えずスキルアップを目指すプロフェッショナルにとって、読書は欠かせない習慣と言えます。ただ、効果的・効率的に「本で学ぶ」ためには、ちょっとしたコツがあります。まず、(全くの初学者でない限り)本の内容を隅から隅まで頭に入れる必要はありません。本には「核」となるような章(または部)があるので、そこに焦点を当てて読むほうが効率的です。また、「読む」だけでは技能は身につきません。実際に手を動かして自分なりのアウトプットを出してみることで、初めて本当の「学び」が得られます。「ワーク主体のUXブッククラブ」は、そんな「本で学ぶ」人のための勉強会です。毎回、話題のUX関連本を取り上げ、その本をネタにした手軽なワークショップを行って、各自で簡単なアウトプットを出してみます。*****今回のネタ本は8月に発売されたばかりの『Surveys That Work』です。そして、その中からChapter 3「QUESTIONS: Write and Test the Questions」で紹介されている『コグニティブ・インタビュー』に焦点を当てます。この手法はアンケートの調査設計段階で質問項目(質問文および回答選択肢)を検証するために用いる、いわばアンケートのユーザビリティテストです。ユーザビリティテストと同様に、思考発話やインタビューといった質的アプローチを用いて問題点を発見して改善します。アンケートに限らず、入力フォームのテストにも応用できる手法です。(※なお、警察の捜査手法としての「コグニティブ・インタビュー(認知面接)」は別物です。)ワークに参加するにあたり、特に事前知識は必要としません。ユーザビリティテスト等の「評価系」のリサーチ手法に興味があれば、どなたでも参加していただけます。 【イベント概要】 ◎開催日時:2021年9月17日(金)21:10-22:40(※21:00からアクセス開始可能)<時間割(予定)>21:00 アクセス開始21:10 開演22:40 終了※終了後、フリートークタイム有り(参加・退出自由) ◎開催場所:Zoomを使ったオンライン開催<当日の参加方法>①開演1時間前までにPeatixメッセージ(メール)でZoomのミーティングURLを送信します。②アクセス開始時刻以降に、お使いのブラウザでURLを開いてください。※残念ながら、全ての利用環境からのアクセスを100%保証できる訳ではありません。開演時刻までにアクセスを確立できなかった場合、参加はご遠慮(キャンセル)いただくことになります。事前にご了承ください。 ◎参加費: ・録画視聴あり:1500円/1名・録画視聴なし:1500円/1名※「録画視聴あり/なし」によって読書会当日の内容は異なりません。 ※「録画」は講演部分(講師による解説で毎回20-30分程度)のみです。ワークショップ部分は録画しません。※「録画視聴」はFacebookグループ内で行います。「録画視聴あり」で申し込んだ人は、後ほど個別にグループに招待します。◎定員:12名※今回は個人ワークが中心なので最少催行人数はありません。1名以上の参加申込があれば開催します。 ◎アクセス環境他: 原則としてパソコンからアクセスしてください。ワークが主体なのでスマホやタブレットではやりづらい場合があります。 「マイクとカメラをON」にした方がワークがやりやすいので、当日はなるべく「“声と顔”を出せる」環境からアクセスしてください。 実名で参加をお願いします。お申し込み時に連絡先(氏名、勤務先名、メールアドレスなど)を登録してください。 Googleドライブ上でファイルを共有するために、お申し込み時にGmailアドレスを登録してください。 ◎備考:ネタ本は読んでも、読まなくても、どちらでも構いません。読んでからワークするも良し、ワークしてから読むも良し。 【ネタ本紹介】 https://www.amazon.co.jp/dp/1933820535/UXリサーチではアンケートは使わない――というのは誤解です。確かに、従来のUX本の中ではアンケート(英語では「サーベイ」と言う)の存在感が薄かったのは事実です。それは、アンケートのような汎用的な手法よりも、それ以外のユニークな手法(弟子入りやペルソナやジャーニーマップなど)に焦点を当てがちだったからです。そんな中で、本書は「1冊全部アンケート調査」という、これまでに無かったUX本です。「①目標設定」「②サンプリング」「③質問設計」「④調査票設計」「⑤実査」「⑥分析」「⑦レポート」というアンケート調査の実施プロセスを順番に解説しています。ただ、「Practical Guide・・・」というサブタイトルに反し、本書を片手にUX系アンケート調査の設計・実査・分析が出来るようになるという内容ではありませんでした。これまで見様見真似で調査を実施してきた(アンケートの専門家ではない)UXリサーチ屋さん等が、今後は「間違ったアンケート調査をしない」ようにするための"戒め"に重点が置かれているようです。著者のキャロライン・ジャレットは『Forms That Work』(2008年)を書いた人です(※入力フォームって、要するにアンケート調査票なんですよね!)。今作の前書きはスティーブ・クルーグが、米アマゾンの書評第1号はホイットニー・キューゼンベリーが書いていて、UXリサーチの実務家が"支持"している様子がうかがえます。 【主催者紹介】  樽本 徹也(たるもと てつや):UXリサーチャー/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザー調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はUXコンサルタントとして幅広い製品やサービスの開発に携わっている。『アジャイル・ユーザビリティ』『ユーザビリティエンジニアリング』『UXリサーチの道具箱Ⅰ・Ⅱ』『人間中心設計における評価』など7冊の著書(共著含む)がある。その中でも『ユーザビリティエンジニアリング』は累計1万部を超える日本おけるUX/ユーザビリティ分野を代表する1冊として長年にわたり読み継がれている。また、ワークショップの達人としても有名で、テクノロジー系カンファレンスへの登壇も多数。