内山節先生の寺子屋【私たちはどこに帰るべきなのか ー 仏教をとおして日本の民衆思想を読みとりながら】第5回『「修証義」から考える・・・その5』 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:37:27+09:00 Peatix 内山節先生の寺子屋 内山節先生の寺子屋【私たちはどこに帰るべきなのか ー 仏教をとおして日本の民衆思想を読みとりながら】第5回『「修証義」から考える・・・その5』 tag:peatix.com,2021:event-2830281 2021-09-05T14:00:00JST 2021-09-05T14:00:00JST ※ Peatixの仕様上、「会場で開催するイベント」か「オンラインイベント」のどちらかの設定しかできないので、便宜上、「オンラインイベント」の設定になっておりますが、本イベントは「会場(リアル)で開催するものにオンラインからでも参加できる場」として開催いたします。*〜*〜* こんにちは。哲学者・内山節先生の寺子屋です。この寺子屋は、2015年4月から東京の葛飾区青戸にある延命寺ではじまり、2020年4月からは【コロナウイルス問題と私たちの社会】というテーマで、オンラインにて開催してきました。2021年4月からは、場所を下北沢の永正寺に移して、リアルな場を再開させつつも、オンラインでも参加できるようにしています。2021年度の内山先生のお話の大きなテーマは、【私たちはどこに帰るべきなのか ー 仏教をとおして日本の民衆思想を読みとりながら】です。永正寺が曹洞宗なので、今年度は、曹洞宗にとって重要な経典である「修証義」を参考文献に使いながら、これからの私たちの方向性について、内山先生とともに対話していけたらと思っています。今回も、第一部は「参加者からの発表の時間」、第二部は「内山先生からのお話の時間」になります。第一部では、寺子屋の常連でもある、杉原さん、井口さんが関わっている「立石BASEのお話を聴きたいな」とお声がけさせてもらったら、「立石BASE281」の皆さんからお話してくださることになりました。以下は、代表の井口雄太さんからいただいたメッセージです。(※ちなみに、同じ井口さんですが、寺子屋の井口康弘さんとは別人です)*〜*〜*(井口雄太さんからのメッセージ)*〜*〜*「都会のオアシス?立石BASE281のこと」こんにちは。立石BASE281代表の井口雄太です。立石BASE281は、葛飾区立石にある空き家を手作りで改装したカフェです。元々僕のおじいちゃんの住宅兼ブリキの玩具工場でもあり、今年の4月にオープ゚ンしました。このプロジェクトのアイデアから実施までを共に担ってくれたのが、寺子屋の常連でもある井口康弘さん、杉原学さんです。まだ始めて間もないですが、地域の人々や仲間たちと共に、さまざまなイベントを開催してきました。今回は立石BASEのことを聞きたいというお声をいただき、僭越ながら、仲間と一緒に立石BASEのお話をさせていただければと思います。*〜*〜*第二部の「内山先生からのお話の時間」では、修証義の第4章の『菩提心を発すというは、己の未だ渡らざる前に一切衆生を渡さんと発願し営むなり』を切り口にお話いただく予定です。この時間を通して、この寺子屋では、お互いの「自分のみえている世界」を語り合うことができたらなと思っています。ぜひ、これまで参加してくださっていた方も、今回はじめての方も、どなたでも歓迎いたします。オンラインの場合、途中参加・途中退室は自由ですので、ご都合に合わせてご参加いただければと思います。(※引き続き、後日動画視聴参加もあります)それでは、皆さんのご参加を心からお待ちしております。====================【概要】▼開催日時2021年9月5日(日)14:00〜17:30(13:40〜開場)▼場所●リアル会場:永正寺(東京都世田谷区北沢2-39-6)●オンライン会場:Zoom※お申込みいただいた方は「視聴ページ」が見られるようになりますが、そちらにZoomのURLを掲載いたします。※ZoomのURLは外部に流出しないよう、くれぐれもお気つけください。▼定員●リアル会場:10名(先着順)※コロナ対策のため、人数を制限しております。※コロナの感染状況によっては、変更の可能性もありますので、ご了承ください。●オンライン会場:50名程▼参加費●リアル会場での参加(永正寺):1,500円(税込)●オンライン参加:1,000円(税込)●後日動画視聴参加:1,000円(税込)●恩受け取り参加(オンライン):500円(税込)※1※1:経済的な理由で参加を諦めてしまう方がいないように、「恩受け取り参加」というものをご用意いたしました。学生さんや参加費の捻出が難しい方は、どうぞ遠慮せず「恩受け取り参加」チケットを選んでください。▼当日のタイムライン13:40 開場、ゆったり雑談時間(20分)14:00 開始、オープニング(10分)14:10【第一部:参加者からの発表の時間(発表者がみえている世界を語る時間)】(1時間)   ●立石BASE281の皆さんからのお話『都会のオアシス?立石BASE281のこと』   ●質疑応答と対話の時間15:10 休憩、ゆったり雑談時間(20分)15:30【第二部:内山先生からのお話の時間(内山先生がみえている世界を語る時間)】(2時間)   ●藤木住職の読経(修証義)   ●内山先生からのお話『「修証義」から考える・・・その5』   ●質疑応答と対話の時間17:30 終了、ゆるやかに解散※ 基本は「リアルな場を主」として進めていきますが、当日の流れの中で、オンライン参加の方もチャットで質問したり、ご発言できるようなタイミングがつくれたらと思います。====================【第一部・発表者プロフィール】▼ 井口 雄太(いぐち ゆうた)立石BASE代表・音楽家。中央大法学部卒。卒業後1年間引きこもりを経験。24歳からピアノを始める。その後路上ライブで日銭を稼ぎながら世界を放浪。コロナ禍で帰国。立石にある母の実家にてカフェ立石BASEを開業。▼ 塔嶌 麦太(とうじま むぎた)明治学院高校卒。昭和の風情が残る東急目蒲線(現・目黒線)西小山駅近くの貧乏家庭に生まれ、高校在学中ふと米屋を志す。現在は母の地元立石の米屋で修行しつつ、立石駅周辺の再開発反対運動に携わる。▼中西 優有子(なかにし ゆうこ)学生時代に鬱、適応障害を経験。正職の巫女や米国ディズニー勤務を経て10年付き合った人と結婚し半年で離婚。現在は「自分に還る」をテーマにbe meを立ち上げ、立石にある祖父母の家の玄関先で手作り品を販売。最近は自ら作った糀で商品開発中。▼ 井口 康弘(いぐち やすひろ)芸術家・写真家。2015年立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了。20歳の頃から旅を初め、各地の先住民族を撮影。国内外で個展の開催、アーティスト・イン・レジデンスへの参加多数。▼杉原 学(すぎはら まなぶ)文筆家。単著に『考えない論』、共著に内山節編著『半市場経済』(第三章「存在感のある時間を求めて」)など。地域づくり情報誌『かがり火』にて連載中。高等遊民会議世話人。日本時間学会会員。====================【2021年度の寺子屋に向けて(内山節先生より)】2021年度の寺子屋は、場所を下北沢の永正寺に移して開くことになりました。もちろんZoomでの配信も同時に行います。永正寺は寺子屋の常連の参加者、藤木さんが住職を務めるお寺です。藤木さんが住職を務めるお寺としては、神奈川県、橋本の日庭寺がありますが、縁あって永正寺の住職も兼務されることになりました。日庭寺も永正寺も曹洞宗のお寺です。曹洞宗では法事などがあると、たいてい「般若心経」と「修証義」を読みます。「般若心経」は大乗仏教の根本思想だといってもよい空の思想を記した経典ですから、多くの宗派で読まれています。それに対して「修証義」は曹洞宗の開祖、道元禅師が著した『正法眼蔵』からの引用を軸に、明治前期にまとめられた経典です。五章からなる短い経典ですが、内容はかなり難関です。私(内山)は、祖父が曹洞宗の僧侶でした。ただし家では仏教の話が出ることもなく、といっても曹洞宗の檀家ではあったので、法事などがあるとよく「修証義」を聴いていたものです。このたび寺子屋の会場が永正寺に移ったのも何かの縁と考え、今年度は「修証義」を参考文献に使いながら、これからの私たちの方向性を議論してみたいと思っています。前記したように「修証義」はかなり難解な文献ですから、文献解釈に終始するとそれだけで一年が過ぎてしまいそうです。また私の目的は文献理解ではないということもあって、あくまで参考文献として扱っていく予定です。また私は哲学を研究してきた人間ですから、曹洞宗の考え方をよく知っているわけでもありません。他方で宗派を超えていろいろな仏教者とのつき合いもあり、私の仏教の理解の仕方も自己流のものです。ですので「修証義」も私流に読みますので、曹洞宗としては異議を唱えたくなるときもあるでしょう。そういうことも議論しながら、しかし目的は「修証義」解釈ではなくこれからの私たちの方向性を見つけ出すことにおいて、今年度の寺子屋をすすめてみます。====================【内山節先生プロフィール】1970年代から東京と群馬県上野村の二重生活を続けながら、在野で、存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。2015年3月まで立教大学21世紀社会デザイン研究科教授。著書に『新・幸福論 近現代の次に来るもの』『森にかよう道』『「里」という思想』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』『戦争という仕事』『文明の災禍』ほか。2015年冬に『内山節著作集』全15巻が刊行されている。====================【永正寺にお越しになる方へ】Googleマップで「永正寺」と調べますと、「東京都世田谷区北沢2-39-9」の住所が出てきますが、ルート検索をしますと、裏手にまわるように表示されてしまいます。永正寺の正門は「東京都世田谷区北沢2-39-6」あたりに位置しますので、以下の地図をご参考にお越しください。====================【Zoomで参加される方へ】●Zoomはオンラインのビデオ・Web会議ツールになります。●事前にお使いのパソコンやスマホにアプリをダウンロードしておいてください。●初めてZoomを使う方は、こちらのページを参照のうえ事前にご準備ください。●当日お時間になりましたら、事前にお知らせしますZoomのURLにアクセスしてください。【注意事項】●なるべくWi-Fi環境が良い場所からアクセスされることをおすすめいたします。●場合によっては、映像や音声が乱れることがございますが、ご了承ください。●当日は、録画・録音いたしますので、ご了承ください。●参加者の皆さんからの録画・録音はご遠慮ください。●当日参加できなくなってしまった場合は、「後日動画視聴参加」としてご参加ください。 ====================【はじめて参加される方へ】はじめまして。この寺子屋を見つけてくださり、参加しようと思ってくださり、誠にありがとうございます。私たちは、この寺子屋に「新たな風」が入ってきてくれることを心から喜んでいます。この寺子屋は、2015年から続いているので、当初からずっと参加してくださっている常連の方から、昨年からオンライン化したことで新たに繋がれた方など、さまざまな方がこの寺子屋に連なっております。もし、この寺子屋のはじまりや、これまでの経緯について知りたい方がいましたら、ぜひ、以下のHPをご覧いただければと思います。▼内山節先生の寺子屋へようこそ(HP内)http://baohiraku.com/aboutterakoya/====================【今後の寺子屋の日程(予定)】[2021年]10月3日(日)11月7日(日)12月5日(日)[2022年]1月16日(日)2月6日(日)3月:お休み※現時点での予定ですので、今後、変更する可能性もあります。【主催・お問い合わせ】内山節先生の寺子屋 運営事務局http://baohiraku.com/uchiyama.terakoya@gmail.com====================