Make Play Safe 勉強会 #3 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:44:50+09:00 Peatix Make Play Safe Make Play Safe 勉強会 #3 tag:peatix.com,2017:event-277512 2017-07-26T19:00:00JST 2017-07-26T19:00:00JST 「遊びの場のデザインと安全」をテーマに、主に作り手の方々を対象としてスタートした「Make Play Safe勉強会」Vol.03を開催します。これまで開催した前2回は、遊具による事故の現状や国内外の安全基準や予防の現状という総論的なテーマでした。3回目となる今回は、具体的な遊び場づくりの事例から学んでいきたいと思います。今回の事例は、山口市情報芸術センター(YCAM)が2012年から毎年手掛けている、遊び場にさまざまななメディア・テクノロジーを埋め込んだ「コロガル公園」です。元YCAMのスタッフで教育普及を担当しており「コロガル公園」の開発と運営を行なってきたミュージアムエデュケーターの会田大也氏と、2013年にYCAMで発表した「コロガルパビリオン」で設計を担当した建築家の有山宙氏を講師に迎えます。「コロガル公園」は、アートセンターの中で、アーティストやエンジニア達の発想と技術を元に生まれた、不安定な床やスロープといった物理的環境と、サウンド・システムやカメラ、ネットワークといった情報環境を融合させた遊び場です。公園では、決まった遊び方が決められてなく、子供達自身で遊びを生み出していけるように「遊びの種」がたくさん仕掛けられています。こどもの創造力を育む自由度の高い公園として高い評価を受け、毎年、様々な場所で展開される人気の遊び場となりました。このような、自由度の高いプログラムを実現するために、制作過程では、何が尊重され、どのような話し合いがなされたか? 制作の背景をお話し頂き学んでいきたいと思います。また、実際に運用された時に起きた問題や事故等の実例から、具体的な解決方法を学びます。 後半は、コロガル公園の事例から、安全性とクリエイティビティの関係についてみんなで考える時間をつくりたいと思います。◆講師プロフィール会田大也氏(ミュージアムエデュケーター・(合同会社The Paper代表))2000年東京造形大学造形学部デザイン学科造形計画専攻卒業。2003年情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修了。2003年開館当初より11年間、山口情報芸術センターの教育普及担当として、メディアリテラシー教育と美術教育の領域を横断する、オリジナルのワークショップや教育コンテンツの開発と実施を担当する。一連のワークショップは、第6回キッズデザイン大賞を受賞。担当企画展示「コロガルパビリオン」が、第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。一連の「コロガル公園」シリーズは2014年度グッドデザイン賞を受賞。2013年、国際交流基金主催の日・ASEAN友好40周年事業である、国際巡回メディアアート展「MEDIA/ART KITCHEN」キュレーターに選出。他に、伊勢丹cocoikuプログラム監修、VIVITA株式会社企画担当、Mistletoe株式会社フェローなど。2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー[GCL]育成プログラム特任助教。有山宙氏(建築家・建築事務所「assistant」代表)1978年 奈良県生まれ 2003年東京大学大学院工学系研究科建築学修了 2004-05年ポーラ美術振興財団の助成によりイギリスで研修 2002年より、松原慈、須之内元洋とassistant共同主宰 以来、おもに、美術と建築の交わるところで活動している。◆プログラム・18:30開場、19:00開始・19:00- イントロダクション[5分]・19:05- ご講演[45分]:「コロガル公園からみる、安全性とクリエイティビティの関係について(仮)」・19:50- コロガル公園の事例から、安全性とクリエイティビティの関係についてグループトーク [30分]・20:20- 質疑応答[10分]・20:30 おわりに、終了※終了後、21:30まで交流会を行います◆<「Make Play Safe勉強会」Vol.4についてVol.4は8月9日(水)19:00~20:30、嶋村仁志氏(TOKYO PLAY代表、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会理事)を講師に迎え、「プレイパークの取り組み」をテーマに開催予定です。◆<「Make Play Safe勉強会」主旨>「遊び」は、大人から子供まで、すべての人にとって欠かせないものです。そして、そのための場は公園、遊戯施設、展示空間、プロダクトなど様々なスケール形にデザインされ、提供されています。そこで大事なのは、好奇心や創造力を刺激する「遊びの質」と、事故を防ぐための「安全性」という二つの相反する質を同時に提供することです。作り手にはそのための深い知見と責任意識が必要とされます。現代は、様々な人が作り手となって、多様な遊びの場が作られる時代です。誰もが加害者に、そして被害者になりうる時代とも言えます。そのような中、事故を起こさないためにも、また過度な責任追求の風調によって作り手が萎縮してしまわないためにも、これまで各分野に蓄積されたノウハウを、作り手となりうる全ての人と共有する必要があると思います。また使い手も「安全は与えられるもの」ではなく「どんな場にも危険は起こりうるもの」という意識で、自ら行動して自分や身の回りの人を守れる力が必要です。本プロジェクトではまず、主に遊びの場を提供する作り手(企画、デザイン、管理に携わる人など)を対象に勉強会を開催し、以下の3つを実施します。① 専門家を招き、業界毎の安全基準や安全管理の考え方に関する知識を得る。② 参加者のそれぞれの実践における工夫や失敗談、ヒヤっとした経験、ジレンマ、課題、学びたいことなどを共有する。③ ①②の情報を蓄積し、分野を超えて意見を交換しながら、遊びの場と安全についての知見や責任意識を、専門家でなくても活用できる形で広く共有するためのアイディアを考える。この勉強会を通じ、まずは作り手の間で基本的な考えをまとめた上で、今後それを広く共有し、活用していける形をつくっていきたいと思います。全ての人がプレイヤーとなって、安全で創造的な未来をつくりあげる。そんな世界が開けることを願って、活動をしていきます。〈発起人: 遠藤幹子(建築家/一般社団法人マザー・アーキテクチュア 代表理事)、今泉真緒(展示プランナー・デザイナー/株式会社ダズ 代表取締役)〉