6/14(水)PASS THE BOOKを開催します。ゲストは、世界を旅するノンフィクション作家で、今秋発売予定『ナイル・ナイル・ナイル(仮題)』執筆中の寺井暁子さん。 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:32:03+09:00 Peatix 英治出版株式会社 6/14(水)PASS THE BOOKを開催します。ゲストは、世界を旅するノンフィクション作家で、今秋発売予定『ナイル・ナイル・ナイル(仮題)』執筆中の寺井暁子さん。 tag:peatix.com,2017:event-270698 2017-06-14T19:00:00JST 2017-06-14T19:00:00JST PASS THE BOOKについてPASS THE BOOK は、ゲストの「座右の書」をとおして人生を感じるイベントです。迷ったときに、何度も読み返した1冊。挫けそうになったときに、繰り返し思い出したあの一行。そんな大切な1冊を軸にお話していただくことで、ゲスト自身も予想していなかったような深いところまで語られるのが特徴です。イベントはゲストと参加者のみなさんで、対話していただく形で進んでいきます。最後には気づきや学びを付箋でシェアし、そこからゲストが選んだおひとりに、「座右の書」が贈呈されます。ゲストが実際に人生を共にした本をお持ちいただく(!)ので、当時の書き込みなどもあるかもしれません。4月のゲスト、マラリア・ノーモア・ジャパン専務理事兼事務局長の水野達男さんの「座右の書」は、『企業参謀』(講談社文庫)と『だれが中国を養うのか?―迫りくる食糧危機の時代』(ダイヤモンド社)。参加したみなさんからは、ビジネスマンとしてのロジカルさと鋭い直感を両立されている、水野さんの哲学に触れることができたとご感想をいただきました。 5月のゲスト、アクセプト・インターナショナル代表理事の永井陽右さんが選んだのは『明るいニヒリズム』(PHP研究所)。平和構築の活動をする永井さんから意外な選書でしたが、ソマリアはじめ危険地帯でも活動する永井さんの根底に流れる思想が垣間見えました。参加したみなさんとも人生観について語り合う会になりました。 今回のゲストは、世界を旅するノンフィクション作家で、 今秋発売予定『ナイル・ナイル・ナイル(仮題)』執筆中の寺井暁子さんテーマは「旅のかたちを示してくれた1冊」なにがそんなに響いたのか、これだと思ってしまった。「ナイル流域国のミュージシャンたちを集めて、演奏しながら川を下るんだ」最初に出会ったときにミナが語った夢物語のような話が、頭から離れなかった。現在制作中の本の冒頭の一節です。16歳の時にユナイテッド・ワールド・カレッジのアメリカ校に派遣され、80カ国近くの国と地域から集められた同世代と2年間をともに過ごした寺井さん。「いつか、友を訪ねに世界を旅する」と心に決めます。それから10年後、27歳。当時の自分との約束を果たすべく、日本で勤めていた会社を辞め、世界中に散らばった同級生たちに会いに行く旅にでます。なんのために? なにか戦略があるのか? 帰国後の人生は?しっくりくる説明の言葉は見つからない。それでも会いに行かなければ。そうして出発した旅は、ヨーロッパ、北米を経て、イスラエル・パレスチナ、そして「アラブの春」真っ只中のエジプトへ。「革命を機に自分たちでこの社会を変える」と意気込む若者たちに出会います。 27歳のときの旅を綴った『10年後、ともに会いに』(クルミド出版) それからちょうど1年後。若者たちのその後を取材するべく、あらためてエジプトを訪れます。そこでエジプト人の青年ミナが語る「ナイルプロジェクト」の構想に心奪われたのが、先ほどの場面。(「ナイルプロジェクト」について詳しくは、こちらのgreenz記事へ)プロジェクトの開始日は1週間後。それ以外の情報はあるようでなかった。あとは行ってみるしかない。船は出航するらしい。私は空港へと走った。今度はナイル川沿いのアフリカ諸国をミュージシャンとともに旅をすることになるのです。旅の途中で結婚もしました。ともに日々を丁寧に生きていきたい大切な人たちがいるのに、旅に出るのはなぜだろう。なにかに突き動かされて世界を旅しながらも、いつも葛藤があったといいます。ケニアからの手紙という形でその葛藤が描かれる『草原からの手紙』(クルミド出版) つい先日、「あなたの人生は星座みたいだね」と言われたという寺井さん。戦略的なゴールや、直線的な道筋を説明できないのが不安だった。でもたしかに、旅での出会いは星座のようにつながっていて、予想していなかった場所にいる。今回Passするのは、そんな彼女が「突き動かされるもの」を信じて旅立つ背中を押してくれた1冊です。お楽しみに。 寺井 暁子 Akiko Terai ノンフィクション作家。1982年下北沢生まれ。16歳の時にユナイテッド・ワールド・カレッジのアメリカ校に派遣され、80カ国近くの国と地域から集められた同世代と2年間をともに過ごす。マカレスター大学地理学部卒業。その間にチリ短期留学。卒業後に帰国し、通信会社、ビジネスコンサルタントを経て、旅と物書きのためにフリーで活動を始める。好きなこと。あてもなく散歩すること。知らない言語の歌を聞くこと。居間のソファーで会話すること。楽器を触ること。焚き火。著書に『10年後、ともに会いに』『草原からの手紙』(クルミド出版)。 PASS THE BOOK開催概要 ●日時 2017年6月14日(水)19:00-21:30 ※開場18:45●場所 EIJI PRESS Lab●参加費 2,000円(飲み物と軽食、発売前の『ナイル・ナイル・ナイル(仮題)』の先読み原稿付) 当日プログラム 1.アイスブレイキング参加者のみなさんどうしが知り合うための時間です。2.寺井さんのトークとダイアログファシリテーターを交え、寺井さんと参加者のみなさんでダイアログをします。3.感想のシェアトークとダイアログを通じての感想をシェアし、寺井さんが本を贈るおひとりを選びます。4.本の贈呈式寺井さんの座右の書が贈呈されます。5.懇親会終了時間は、おおよそ21:30を予定しています。 Updates tag:peatix.com,2017-06-01 03:34:55 2017-06-01 03:34:55 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#250799