テンペラ画講座 ~アンドリュー・ワイエスに迫る!~ T-ART ACADEMY | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-02T01:39:02+09:00 Peatix PIGMENT LAB WORKSHOP テンペラ画講座 ~アンドリュー・ワイエスに迫る!~ T-ART ACADEMY tag:peatix.com,2017:event-270000 2017-09-24T13:00:00JST 2017-09-24T13:00:00JST 本講座ではアンドリュー・ワイエスの作品を模写することでテンペラ画の基礎を学んでゆきます。現在、絵画技法としてテンペラ画技法が使用される場合、油絵具と併用されることが多く、純粋にテンペラ画だけで描かれる作品は珍しくなっています。また、日本の多湿な環境下ではより適した画法があるとする所見が長年主流とされ、本技法は積極的に用いられてはきませんでした。しかし、「水質の恵まれた日本においてこそ、水彩画の一種であるテンペラ画の可能性は多大にあるのではないか?」と本講座講師の青木芳昭教授はおっしゃいます。本講では、純粋なテンペラ画の可能性を学びながら探るため、さらには現代の作家として活用できるよう、ワイエスを作例としました。20世紀を代表する作家ワイエスがどのようにしてテンペラ技法を作品の中に取り込んでいたのか。ダ・ヴィンチも使用した古典的技法を学びながら考察しましょう。ご自身の新たな表現の選択肢として、是非挑戦してみてください!〜講座内容〜ボッティチェリの『春』やレオナルド・ダヴィンチの『受胎告知』など、テンペラ画で描かれた名画は数えきれません。チェンニーニの『絵画術の書』においても、『われわれの技法の中では、最も優美できれいなわざである』と記されています。長い間継承されてきた西洋美術にとって、テンペラ画は欠くことのできない存在だったのです。本講座では、テンペラ画の独特な魅力を、アンドリュー・ワイエスの作品の模写を通して追及していきます!アンドリュー・ワイエス(1917年 - 2009年)は、20世紀の アメリカン・リアリズムの代表的画家であり、日本においても多くの関連書籍が発行されている人気の画家です。その抒情的な世界感と精密なタッチで構成された画面は世界中の人を魅了してきました。ワイエスは常に描く対象と対峙し、最奥にあるものを理解することに努め、さらにどのようにして掴んだイメージを絵の中に鮮明に描くことができるのか、試行錯誤していました。テンペラという技法にこだわり、ほかの技法では得られない力強さと堅牢さを持ち、図解的な特質を有していると評価していました。元々油画を学んでいましたが、彼の表現したい硬質な画面にはテンペラ画がぴったりだったのでしょう。卵黄と蒸留水を顔料と混ぜ、木の板に石膏を塗り込み研磨したものを支持体にし、描いていくテンペラ画は、より堅牢なものを追い求めたワイエスの要求を満たした技法であったといえます。また、ワイエスはテンペラ画のことを建築のようだ、とも評しています。ワイエスの技法は塗り重ねていく仕事だけではなく、ときには削り取る作業も行われていました。結果的にどのように層が重なり合い構築されるのか、ワイエスは図式的にとらえていたのです。こうした技法の研究を基盤として、彼の文学的な作品世界は形作られています。テンペラ画がどのようなものなのか、ワイエスはその特性をどう作品に昇華していたのかをこの講座では学んでいきましょう。基本的なテンペラ画の扱い方は勿論、ワイエスが使用していた支持体の作り方までお教えいたします。こちらは2部構成となっており、9月24日(日)は第一部、第二部は10月15日(日)となっております。では皆さまのご参加お待ちしております!講師は当ラボの顧問である青木芳昭教授をお迎えします。 青木教授は 二度にわたるパリ留学を経てヨーロッパの伝統技法を習得した後、さらに現在の技法材料について、独自に研究を進められ、本領域におけるパイオニア的存在であります。京都造形芸術大学教授として教鞭を執りながら、「よくわかる今の絵画材料」を出版されるなど、ご活躍されています。2017年には公益財団法人日本文化藝術財団より 第8回「創造する伝統賞」を受賞されました 講師 青木 芳昭 氏 1953年生まれ。 1976年 パリ留学、ル・サロン名誉賞受賞 1977年 中央美術研究所主宰(2013年退職) 1983-84年 パリ留学 1989年 安井賞展出品 1991年 東京セントラル美術館油絵大賞展出品 1996年 銀座資生堂ギャラリー個展 1997年 安井賞展出品、NHKハート展出品 1999年 アカデミア・プラトニカ設立・代表 2007年 京都造形芸術大学客員教授 2011年 京都造形芸術大学教授 「よくわかる今の絵画材料」出版 京都技法材料研究会会長 2015年 寺田倉庫PIGMENT(ピグモン)顧問 21世紀鷹峰フォーラム研究協力「絶滅危惧の素材と道具」で害獣の鹿の皮から和膠の復刻、毛から筆・刷毛の道筋を築く。 ※ 受講料を払い込んだ後に受講を辞退する場合、講座開講日前日から起算して7日前以降に辞退する場合のご返金は対応いたしません。また、当日の受講を欠席・遅刻・早退をした場合においても同様でございます。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。 Updates tag:peatix.com,2017-08-07 08:15:05 2017-08-07 08:15:05 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#267546 Updates tag:peatix.com,2017-07-21 10:03:52 2017-07-21 10:03:52 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#263892 Updates tag:peatix.com,2017-07-18 04:01:30 2017-07-18 04:01:30 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#262763 Updates tag:peatix.com,2017-07-18 03:59:28 2017-07-18 03:59:28 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#262762