【ロマ数トレラン】素粒子物理学入門~超ひも理論への道~ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-08-23T13:22:52+09:00 Peatix ロマンティック数学ナイト 【ロマ数トレラン】素粒子物理学入門~超ひも理論への道~ tag:peatix.com,2021:event-2524140 2021-08-15T18:30:00JST 2021-08-15T18:30:00JST ∞セミナーの目標∞「物質の究極の単位である素粒子の基礎理論を学び、超ひも理論への橋渡しをする」※テキストとして、「素粒子物理学(原康夫著)」を読み切ります。∞セミナーの概要∞「物質は究極的には一体何でできているのか?」ということに興味がある方は少なくないでしょう。以前は物質の最小単位は原子であるとされていましたが、その原子も原子核と電子からできていることがわかり、更に原子核も陽子と中性子からできていることもわかりました。これらの粒子の世界には、我々の身近に存在する物体の運動を扱うニュートン力学、いわゆる古典力学を適用することができず、量子力学というミクロの世界を扱う新しい力学が必要になります。微積分や線形代数、確率論、フーリエ解析といった、様々な数学の道具を駆使して作られた量子力学でミクロの世界を理解することができます。また、これまでに知られていた重力と電磁気力以外にも陽子や中性子同士を結び付ける「強い力」がありますが、これはパイ中間子という素粒子を交換することによって起こると、1935年に湯川秀樹が提唱しました(後にこの業績によりノーベル賞を受賞しています)。さらに、ミクロの世界の現象の一つとして、ベータ崩壊(中性子が崩壊して陽子と電子とニュートリノに分かれる現象)がありますが、これは粒子が変化してしまうため、量子力学でも説明が不十分になってしまいました。そこで作られたのが場の量子論です。この素粒子の基礎理論を学んでいくことで、究極のミクロの世界が見えてきます。そして研究が進むと陽子や中性子といった核子もクォークといった素粒子からできていることもわかりました。実際にクォークをはじめとして素粒子がいくつも発見され、素粒子を議論するために作られた標準理論は功績を収めてきましたが、それでも限界があります。今まで素粒子は点であると考えられ、大きさはないものとして様々な現象を説明してきました。しかし、考えてみたら不思議です。例えば、電子という素粒子は電荷も質量もあるのに大きさがなかったら、密度が無限大になってしまいます。これらの疑問を解決する可能性のある新しい素粒子論が提唱されました。自然界には4つの力(強い力、電磁力、弱い力、重力)が存在しますが、これら4つの力を統一的に考えると疑問が解決されそうなのです。それが、超ひも理論(超弦理論)です。この理論では宇宙の初期の様子を理解する上でも期待されています。本セミナーでは、この現代物理学の最終目標の一つである超ひも理論を理解するために、数学や量子力学の復習から始め、相対性理論を経て、素粒子物理学の基礎を学びます。分野的には難しい分野ではありますが、素粒子を初めて学ぶ方々を対象に、比較的平易なテキストに沿って、理系の大学で物理や数学を学んでない方でも理解できるよう工夫してセミナーを進めていきます。∞セミナーの形式∞本セミナーでは、数学の復習から始め、基本的にはテキストに沿って基礎的な素粒子について解説していきます。テキストには演習もついていることから理解を深めていき易く構成されています。テキストの数式は比較的多くはないため、別途資料をご用意し、学習していきます。講義と演習をしながらみんなで学んでいくスタイルなので、いまさら聞きづらい、ということでも質問もしやすく、1人で勉強するのが難しいと感じている方にも最適です。∞使用テキスト∞「素粒子物理学 (裳華房テキストシリーズ・物理学)」(原 康夫著)∞セミナー内容∞第 1 回 微積分・線形代数・ベクトル解析の復習第 2 回 はじめに、素粒子の特徴-粒子性と波動性-第 3 回 素粒子の特徴-粒子性と波動性続き、素粒子の世界を探る第 4 回 特殊相対性理論第 5 回 核力とパイ中間子第 6 回 ディラック方程式第 7 回 ニュートリノと弱い相互作用第 8 回 ハドロンとクォーク第 9 回 フェルミオンの世代と混合第 10 回 おわりに、付録、大統一理論そして超ひも理論へ※受講者の理解度により、上記内容は変更となることがあります。※本セミナーが終わった後に続編としてセミナー超ひも理論入門を企画しております。テキストに書かれている数式は比較的少ない方ですが、その分時間をかけて行間を埋めながら、最初から解説致しますので、心配されなくても大丈夫かと思います。最後までスムーズにセミナーを進めるためにも、一緒に手を動かして計算する努力をして、最後まであきらめない気持ちをお持ちの方をおすすめ致します。∞参加対象者∞・素粒子に興味のある方・手を動かして、一緒に数式を追う努力をする方・高校の理系の数学Ⅲと物理を履修したことがある方※テキストを理解するための予備知識は、力学、電磁気学、量子力学の初等知識となり、微積分、線形代数、ベクトル解析を履修している方が望ましいですが、履修していない場合でも、第1回目に最低限の計算の仕方や意味の解説を行い、途中途中で説明もしますので、安心してご参加ください。※参加に不安がある方はガイダンス回でお気軽にご相談ください。∞講師∞酒井 義彦 (さかい よしひこ)<講師略歴>東京理科大学理学部物理学科卒業後、東邦大学大学院理学研究科にて場の理論、東京理科大学理学部数学科編入学により位相幾何学を学ぶ。その後、高等学校非常勤講師、塾講師、教材販売営業の仕事を経て、2011年より大人のための数学教室「和」の講師として活躍。数学教室「和」では算数・数学の学び直し、趣味で物理を学ぶ方、また、電気主任技術者や計量士などの資格対策の方などを対象に数多くの授業を行っている。∞開催場所∞オンライン(zoom)※好きな場所でご受講できます。「zoom」を用いてオンラインでセミナーを行います。※ブラウザが利用できるPCやタブレットなどの環境をご用意ください。※iPad等タブレットの使用は一部機能が制限される場合がございます。パソコン端末でのご参加を推奨いたします。∞開催日時∞第0回2021年8月15日(日) 18時30分~20時00分(ガイダンス回・無料)第1回 8月29日(日) 18時30分~21時00分第2回 9月12日(日) 18時30分~21時00分第3回 9月26日(日) 18時30分~21時00分第4回 10月10日(日) 18時30分~21時00分第5回 10月24日(日) 18時30分~21時00分第6回 11月7日(日) 18時30分~21時00分第7回 11月21日(日) 18時30分~21時00分第8回 12月5日(日) 18時30分~21時00分第9回 12月19日(日) 18時30分~21時00分第10回 2022年1月16日(日) 18時30分~21時00分※8月15日の第0回は8月29日開講の本セミナーのガイダンス回となります。※第0回に参加しなくても第1回目以降は申し込むことは可能です。※タイトルはあくまで予定のものであり、受講生の理解度やご要望によって変更の可能性がありますのでご注意ください。※セミナー時間150分の内、30分は受講生からの質問、議論に充てられるように設計しています。※各セミナーの録画をゼミ最終回の1か月後まで視聴できるようにしますので、欠席の回があっても問題ありません。∞お持ち物∞筆記用具(ペン、ノートなど)∞料金とお申し込みに関して∞・ガイダンス回(8月15日)  無料⇒お申込み(本ページよりお申し込みください)・本セミナー(全10回) 65,500円(早期割引:62,500円)⇒お申込み(googleフォーム)※セミナーの性格上本セミナーの定員は8名とさせていただきます(先着順)。※本セミナーお申し込みの方に振込先の口座をご連絡いたします。※最小履行人数は4名となります。最小履行人数に満たない場合、非開催となり、料金は返金させていただきます。開催有無は第一回ゼミの7日前である8月22日に確定となります。※早期割引はガイダンス回翌日までに全回お申し込みの方に適用いたします。※日程、時間の都合でガイダンス回に参加できない方は、担当の松中(メール:class@wakara.co.jp)までご連絡ください。ガイダンス回当日中に録画した動画を視聴できるように手配いたします。ただし、早期割引が適用されるのはガイダンス回の翌日までとなりますので、予めご了承ください。∞本セミナー受講希望者の方向けの注意事項∞・通信トラブル等が発生した時に、講師、受講生で円滑に連絡を取り合えるようLINEグループを作成します。LINEグループへの参加は必須とさせていただきますので、予めご了承ください。・オンラインセミナー受講の際に必要となるパソコン、タブレットまたはスマホ等の通信機器、およびWiFi等のインターネット接続サービスは受講生ご自身でご準備いただきます。・Apple Pencilなどのスタイラスペンやペンタブなど、画面にペンによる書き込み、描画を行える環境をご準備いただくことを推奨いたします。・各セミナーの録画動画を最終回の1か月後まで視聴できるようにしますので、出席できない回は動画での受講が可能です。・欠席者には録画動画だけでなく、セミナーで使用する配布資料(pdfファイルやurl等)も出席者同様配布いたします。∞ロマ数トレランとは∞「時間はかかってもいいから数学の美しさを中身からしっかり理解したい!」聞いているだけでわくわくする華やかなテーマが満載のロマンティック数学ゼミ。その根底となる理論からしっかり学びたい。ロマ数トレランはそんな声から生まれました。ロマ数トレランは、ロマン溢れる数学を語ることができる講師による、講義形式ではなく、双方向の対話に重きをおいた受講者参加型の少人数制ゼミです。実際に手を動かしたり、しっかりと質問、議論をする時間を設けることで内容を確実に理解することを目標とします。同じ気持ちをもった仲間と一緒に学んだ先には新しい数学の世界が待っています。~トレランとは~山を縦走する山岳レースを意味するトレイルランニングの略です。急坂は大変な時はありますが、いったん頂上に上がれば壮大な風景を楽しむことができます。数学も同じです!平坦な道も、下り坂も、そして時にはハードな時もありますが、頑張って登りきれば素晴らしい風景が広がっているのです!※ロマ数トレランでは受講生の理解に合わせて講師が適切な速度になるよう誘導しますが、受講者の理解を優先するため、カリキュラムの進度は確約いたしかねますので、予めご了承ください。※質問の内容がセミナーの趣旨とそれる場合や、セミナーの適切な進行の妨げになると講師が判断した場合には、解説はセミナー内ではなく別途個別指導をご受講いただくようご案内することがあります。※ロマ数トレランにはビデオ視聴以外に欠席保証はございません。ビデオは出席の有無に関わらずご視聴いただけます。∞企画運営∞和から株式会社渋谷(本社)・新橋・大阪にて社会人向けの数学個別指導教室「大人のための数学教室 和(なごみ)」や「大人のための統計教室和」を運営。数学が苦手な大人から 数学の業務・研究応用を目的としているマーケター、経営者、大学教授のお客様向けに数学や統計学の授業を日々提供している。企業におけるデータセンス研修やデータ分析研修も実施。和から株式会社HPはこちら∞お問い合わせ∞和から株式会社  松中宏樹MAIL:class@wakara.co.jp