平田真希子ピアノリサイタル 2017 : 美浜文化ホール | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-02T04:20:43+09:00 Peatix MusicalMakiko 平田真希子ピアノリサイタル 2017 : 美浜文化ホール tag:peatix.com,2017:event-243644 2017-06-22T13:30:00JST 2017-06-22T13:30:00JST 日時 : 6月22日(木曜日) 13時開場、13時半開演場所 : 美浜文化ホール千葉市美浜区真砂5-15-2プログラム「天上の音楽 v.s. 地上の英雄」バッハ ゴールドベルグ変奏曲ショパン 英雄ポロネーズリスト メフィストワルツ一番 他平田真希子 ピアニストプロフィール12カ国で演奏。15のオーケストラと共演。日本での演奏活動は17年目を迎え、今までに生演奏を聴いてくださったお客様はのべ3万人以上。アルバム収録、ラジオ・テレビ出演、ネット上での活躍、そして執筆も意欲的にこなす。ライス大学より音楽博士号取得。博士論文のテーマは「暗譜の起源」。ホームページ http://musicalmakiko.com/毎年テーマを持って行ってきた私の夏の帰国リサイタルも、本当にお陰様で17年目を迎えることが出来ました。2016年の「『クラシック』って何⁉」以来幸せな結婚をし、博士課程を取得した節目の今年は、今までの感謝の気持ちを込めて「天上の音楽vs.地上の英雄」と題したプログラムをお届けいたします。前半の「天上の音楽(別名天球の音楽)」では、「西洋音楽の父」バッハの永遠なる傑作、ゴルトベルグ変奏曲をお届けいたします。協和音が数字の比率を体現していることを発見したのは数学者のピタゴラスです。この事から古代ギリシャでは、音楽と言うのは宇宙や数式など、人間が体感し得ない真理を反映する力のある崇高な物だと考えられていました。「動くものの全てに音がある」と考えた彼らは惑星の公転など宇宙の動きも音を醸し出していると考えました。この「天上の音楽」に共鳴するのが良い音楽、と言う考え方はコペルニクスやガリレオが「実際には天上の音楽は在り得ない」と立証した後でも続きました。ゴルトベルグ変奏曲はバッハが黄金比や数の象徴性、そして神学などを緻密に盛り込んだ、計り知れないほどのこだわりの傑作です。後半の「地上の英雄」では、社会革命・思想革命・工業革命などを経た19世紀のヨーロッパでピアニストたちが繰り広げたピアノを戦場に見立てたような劇的な曲たちをお届けします。ナポレオンやベートーヴェンがきっかけとなって19世紀にわたり重要となった「英雄像」。後半の一曲目はベートーヴェンがナポレオンに捧げるつもりで書いた交響曲3番「英雄」の最終楽章のテーマを基にした「エロイカ変奏曲」。そして祖国ポーランドの独立革命計画に携わったショパンの「英雄ポロネーズ」。最後にヴィルチュオーゾの王として工業革命を象徴するピアノを毎回制覇し、拍手喝さいを得たリストの「メフィスト・ワルツ」。 対局する音楽の理想を前半と後半にわたり比較検討する2017年の「天上の音楽vs.地上の英雄」。ご一緒にご考察願えれば幸いです。