tag:peatix.com,2011:1 2019-11-02T05:09:24+09:00 Peatix 天狼院書店 tag:peatix.com,2017:event-235915 2017-02-03T19:30:00JST 2017-02-03T19:30:00JST

こんにちは、スタッフ永井です。 自分でイベントを立てておきながら、こんな弱気なことを言うのは本当にダメだと思うのですが、正直なところこの日が来るのを少し恐れている自分がいるのです。 それは、劇団天狼院~FUKUOKA~の秋公演の稽古中のこと。カフェ業務をしながらチラチラとその様子を見ていたのですが、いきなり飛んできた怒声にピタリと手が止まりました。 「今の、誰？」 その声の主に、私は全く心当たりがありませんでした。 演者３人という少人数で行う公演だったため、誰が今どこに座って稽古が進んでいるのか、覗き見なくともなんとなく雰囲気で感じていたはずです。それでも、どうしても３人の中にその声の主がいるとは思えませんでした。 もちろん、演出の中村先生とも違います。 少しの沈黙の後、また同じ声。 あ、のんちゃんだ。 「紗生」役を演じていた、のんちゃんこと田中望美が声の主だったのです。 それは、これまでに見たことのないのんちゃんの姿でした。 声も、表情もさっきまでとはまるで違っていて、何が起こったのかさっぱりわかりません。 「いやいや、もっといけるよ」 中村先生の言葉が続きます。 私の頭に『感情解放』の四文字が浮かびました。 そうか、のんちゃんは今、感情を解放しているのか。ということは、のんちゃんの中にこの怒りの感情が存在していたってことなのか？　いやいや、本人だって、自分の今の姿に困惑しているようにも見える。 これが演劇というものなのか。 演技なんて私には手の届かないものとして認識していた当時、そんな風に感じました。 そんな私がです、今回の劇団天狼院～FUKUOKA～春公演に出演することになってしまいました。 中村先生の「どうかな？」の問いに、つい「やりたいです」なんて答えてしまったのを、本気で後悔しています。でもそれは、面倒だとか恥ずかしいとかそんな気持ちからではありません。きっと怖いんです。私の中にある感情を吐き出すのが、とても怖いのです。 だから、最初のワークショップをこれでいこうと言われた時、秋公演の稽古で困惑していたのんちゃんの姿が浮かびました。あんな風に自分もなってしまうのだろうか？ 怖い。とてつもなく怖い。 でもそれと同時に「知りたい」という強い欲求にかられました。 自分がこのワークを受けたら、どうなってしまうのか知りたい。もっと、自分の内側にある感情に目を向けてみたいと思ったのです。 怖い。でも知りたい。 まだそんな中で、感情が揺れ動いています。 このワークは、演劇で舞台に上がる人だけでなく、脚本を書く方にも必要なんじゃないかと思います。そして、日々文章を書いている人には、文章という「静」から「動」を体感する機会になりますし、きっとそれは文章をこれから書いていく上で、大きな武器になると思うのです。 ああ、やっぱりやめておけばよかった。 ただでさえ天狼院で文章を書きまくるお客様に、スタッフが勝てない状況になりつつあるのに。このワークショップまで参加されたら、もう太刀打ちできなくなってしまう気がしてきました。 しかしながら、お断りするわけにもいきません。 今回を含め、劇団天狼院~FUKUOKA~のワークショップは、劇団に入っていなくても、天狼院に来たことがなくても、ご参加可能です。 どうぞ皆様、参加ボタンまたは店頭にお電話ください。 よろしくお願いいたします。 【概要】 「感情解放、感情共有ワークショップ」 日時：2017年2月3日（金） 受付開始　19：00 イベント開始　19：30 イベント終了　21：30 定員：20名 参加費：一般／2,500円＋1オーダー CLASS天狼院プラチナクラス会員の方は参加費半額でご参加いただけます。 ＊CLASS天狼院プラチナクラスについて→　【破格の割引サービス】「CLASS天狼院」誕生～最上ランク「プラチナクラス」は全店合計100名様限定～《詳細・決済ページ》 ＊Peatixおよび店頭での事前決済制となります。当日、お席が空いている場合は店頭でもご参加いただけます。 場所：天狼院書店「福岡天狼院」