世界の都市のギャラリー・シーン 3(ベルリンとチューリヒ) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-17T14:40:58+09:00 Peatix 3331 世界の都市のギャラリー・シーン 3(ベルリンとチューリヒ) tag:peatix.com,2013:event-23495 2013-11-27T19:00:00JST 2013-11-27T19:00:00JST 3331 Arts ChiyodaのレクチャープログラムARTS FIELD TOKYOでは、積極的に海外のアートフェアや国際展に足を運ぶ美術評論家・市原研太郎氏を講師にお招きし、世界のアートシーンで“今”何が起こっているのかを伝えるレクチャーを定期的に開催しています。これまで、ヨーロッパやアジアの大規模国際展、ニューヨークの最新アートマーケット、今盛り上がりを見せている香港のアートマケットについてのレクシャーを開催してきました。今回は、コマーシャリズム(作品の売買を第一に考え、作品の商品化を推し進める)のマーケットの力に対抗するアートを、いかにマーケット自身が構築するかを、ベルリンのギャラリーを例に挙げて解説します。マーケットのみがアートを作り上げるのではないことは明らかですが、マーケットの代表であるギャラリーが、コマーシャリズムに対抗する力をマーケットの内部で育む。そのようにして、個々のギャラリーとしてではなく、マーケット全体としてバランスを取ろうとするベルリンのギャラリーの都市文化に貢献する真摯な姿勢に注目します。併せて、有力なギャラリーを擁する少数精鋭主義のチューリヒのギャラリー・シーンも紹介します。【講師:市原研太郎(美術評論家)プロフィール】展覧会カタログ、各種メディアに寄稿多数。著書に、『ゲルハルト・リヒター/光と仮象の絵画』(2002年)、『アフター・ザ・リアリティ―〈9.11〉以降のアート』(2008年)、『現代アート事典』(共著、2009年)等。また、『Identity Ⅳ』(2008年)、『Reality/Illusion』(2010年、ベルリン)等の展覧会企画も手掛けている。【講師からのメッセージ】世界の都市のコマーシャル(パブリックやオルタナティブではなく)のギャラリー・シーンを紹介する第三弾のレクチャーです。過去二回は、爛熟ゆえにギャラリー間の格差が拡大し、新進ギャラリーにフェティシズムが瀰漫するニューヨークと、発展途上だが都市の活力とともに非常な勢いで成長する香港のギャラリー・シーンを紹介しました。そこで、今回は、ギャラリーの活動が成熟しつつあるベルリンと、その一つの完成型と思われるチューリヒを取り上げ、アートにおけるギャラリーの果たす役割について考察します。