再び増設!【日曜の夕】新聞家のワークショップ「他者を汲む」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:13:17+09:00 Peatix 新聞家 再び増設!【日曜の夕】新聞家のワークショップ「他者を汲む」 tag:peatix.com,2017:event-227005 2017-01-29T16:00:00JST 2017-01-29T16:00:00JST 開催概要:増設回を含む全回満員に加え、その後参加ご希望のご連絡を数通いただきましたので、日曜日の夕にも開催します。テキストを覚えてきていただき「他者を汲む」をテーマに取り組む、2週つづきのワークショップになります。〈日曜の夕のグループ〉【1週目】2017年1月29日(日) 16:00 - 21:00【2週目】2017年2月5日(日) 16:00 - 21:00会場:小田急線東北沢駅周辺参加費:2800円(休日料金)詳細:http://sinbunka.com/others「他者を汲む」ワークショップとは このたび新聞家は普段より少し大掛かりな(2回つづきの)ワークショップを開催します。2017年7月に発表する新作公演に向けて、互いがともに作品をつくりたいと思える出会いがあるようにと、場を設けたいと思います。ぜひご参加ください。 新聞家が制作の場で日々取り組んでいるのは、テキストを「理解できないもの」として認識するための“話し合い”です。テキストはもちろん一義には理解できます。その意味を理解することで、普段わたしたちは対話を前に進めています。本を読んだり、会話をしたり、空気を読んだり、手を繋いだり、眼を見つめたりするのもそう。テキストは文字に限らず、わたしたちが読み取るべきものとして、他者や物の表面に書かれています。しかし忘れてはならないのは、どこまでが表面で、どこからが「表面とは言えないかもしれないもの」なのか、その明確な分別はわたしたちに永遠に与えられないということです。そのことがよく忘れられてしまいます。見えているように思えるテキストはいつの間にか中まで食い入っていて、目に見えない暗部まで、根のように編み込まれているんだということが。そういう意味でテキストが「理解できないもの」であるという認識を、演者の方や他の共同制作者の方たちとの話し合いによってなんとか手繰り寄せようと、新聞家は日々取り組んでいます。 最終的には不可能だとは分かっていながら、他者を汲むだけの誠実さを生きてみる。その機会をワークショップというかたちで設けてみます。「本当のこと」は自分自身からでさえ離れています。例えば相手のことを本当に愛しているのか、そのことは事実いつまでも未明なままです。でもだからそれを知るために、瞬間的にだろうと何度も何度も、「これは愛だな」という予感と信念に震えるために、恍惚な曇りを自らの琴線に吹き付けるために、彼女と会い、眼を見て、その不可解さを抱きしめるのでしょう。演劇にはそれができると思います。少なくともわたしには大事だと思えるそのことが。(村社)