身近なことからはじめられる「シビックエコノミー」vol.2ーーいま、福祉が一番クリエイティブ?! (ココルーム、黒板とキッチン) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:09:41+09:00 Peatix amu(あむ) 身近なことからはじめられる「シビックエコノミー」vol.2ーーいま、福祉が一番クリエイティブ?! (ココルーム、黒板とキッチン) tag:peatix.com,2016:event-207132 2016-11-10T19:00:00JST 2016-11-10T19:00:00JST 今、国や行政ではなく、私たち「市民」が主体になった活動が世界各地で展開しています。「社会的活動」や「地方創生」などのワードにくくられがちですが、これを「新しい循環をつくる活動」ととらえると、もっと私たちの身近なこととして考えることができます。人と物とお金が循環する「市場経済」の仕組みの中で、私たちの生活は成り立ってきました。しかし、政治・経済・金融などのシステムがこれまでのように機能しなくなりつつある今、この経済の在り方が変わる時期にきています。私たち一人ひとりがシステムからつくり出し、担う活動が生まれてきたのです。地域のハブをつくり、孤食を避ける。リノベーションで空き家問題を解消する。市民出資でエネルギーの事業を行う。地域の人と素材でものづくりをする。すべて、社会の「こうなったらいいのに」を、具体的に小さな経済圏をつくり、まわし、育てることで、かなえようとしています。その新しい経済は、必ずしもお金という定量化された交換価値によって支えられているわけではないようです。こうした「シビックエコノミー」の活動は、ここ日本でもどんどん生まれはじめました。私たちのごく身近に少しずつあるこの新しい循環を、はじめてみませんか。このシリーズでは、『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社、2016年2月刊)編者の紫牟田伸子さんを中心に、各回で実際に活動されている方をゲストに招き、「シビックエコノミー」の特性と可能性を、参加者のみなさんと一緒に探っていきたいと思います。前回は前半で、amuのスタッフによる紫牟田さんへのインタビューによって、「シビックエコノミーとは何か?」を探りながら、概略をご紹介しました。第2回目の今回は、前半で「シビックエコノミー」の書籍を担当した編集者が、紫牟田さんと制作の裏側を振り返ることで「“日本におけるシビックエコノミー”とは何か?」を考えたいと思います。『日本のシビックエコノミー』の制作時、各地での取材やとりあげる事例を検証していくなかで印象的だったのは、「福祉」というテーマとの関わり方でした。 取材先やキーパーソンからは、「福祉をいざやろうと思っていたわけではないけど、場づくりを考えると、結果的に避けて通れない」「福祉というと違和感があったけど、多様な人を受け入れるという観点のことだ」「どんなまちづくりでも、政策の中核はやっぱり福祉だと思う…」「次に取り組みたいテーマも、これから勉強し直したいのも、日本の福祉のこと」「実はいちばん今、クリエイティビティが活かせるのが福祉方面だと思う」……etc.などの声があり、場づくりや市民主体の活動、シビックエコノミーという新しい循環をつくるうえで、じっくり考えておきたいテーマだとわかります。  そこで今回、後半では、そんな「福祉」とのユニークな関わり方や、多様な人を受け入れる場づくりにおいて豊富なご経験をお持ちのお二人をお招きし、・福祉とは何か?どう捉えているのか?・多様な人を受け入れるとは、どういうことか?・そもそも場や、まちをつくるとは、どういうことか?・私たちは、身近なことから、どう関わっていけるのか?など、福祉をテーマに、具体的なお話を伺います。そこに、課題先進国らしい、日本独特のシビックエコノミーを探りたいと思います。 【プログラム】18:30 開場19:00 スタート:紫牟田伸子さん×二橋彩乃「『日本のシビックエコノミー』を作りながら考えたこと」鈴木一郎太さんご活動紹介上田假奈代さんご活動紹介20:25 紫牟田伸子さん、鈴木一郎太さん、上田假奈代さんによる鼎談「いま、福祉が一番クリエイティブ?!」21:30 終了※このイベントは、『日本のシビックエコノミー』をご覧になっていない方もぜひご参加ください。当日は会場で『日本のシビックエコノミー』『シビックエコノミー』『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店 ココルーム』の3冊を販売いたします。参考書籍:『日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法』 紫牟田伸子+フィルムアート社=編発売日:2016年02月25日A5判・並製|248頁|ISBN 978-4-8459-1567-5|定価:2,000円+税■主催:フィルムアート社