組織の心理構造分析入門(3)〜組織文化診断を紐解く | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-02T08:58:53+09:00 Peatix バランスト・グロース・コンサルティング 組織の心理構造分析入門(3)〜組織文化診断を紐解く tag:peatix.com,2016:event-200513 2016-10-20T13:30:00JST 2016-10-20T13:30:00JST 「組織文化診断を紐解く」 本セミナーでは、これまで組織と個人の深層心理を扱う「プロセスワーク」を実際の身近な組織内の関係性に当てはめながら、心理構造の見立て方を学んできました。今回のセミナーでは、組織の深層心理である「組織文化」を診断する有名なツールであるホフステード式組織文化診断の6次元モデルを使って、組織文化を読み解く体験をします。プロセスワークでは「極」や「対」という呼び方をしますが、ホフステードの組織文化の6次元はまさに、組織文化を読み解くための「極」「対」のセットといえます。 さて、このような組織文化を紐解くことはなぜ重要なのでしょうか。 例えば、同業にあるA会社とB会社が合併したとします。同じ業界であっても戦略や組織文化、社風は違うものですが、合併し組織統合したのであれば、統一した戦略を設定するのが普通で、恐らく合理的に決まるでしょう。しかし戦略を実行していくうえで、異なる組織文化はお互いの関係性に徐々に大きな影響を与えていきます。しかも文化は相対的なものなので、明文化された理念、価値観ベースでは見えてこない差が気になってきます。「あの人達は**過ぎる」「どうしていつも***なのか」。その不満が現場で葛藤を生み、コミュニケーション不全が起きる。その結果、建設的対立を伴う真の協力関係が損なわれていき、戦略実行の質が大幅に低下していく。そうした組織文化が戦略実行の質に及ぼす可能性を事前に予測し、手をうっておくことはリーダーの重要な仕事だと思います。 本セミナーでは、ホフステード式の6次元モデルの軸にプロセスワークを応用した演習を通じて、組織文化が戦略実行に与える影響について体感的に学んで行きたいと思います。 1プロセスワーク基本解説 2主な組織文化診断モデル紹介 3ホフステードの6次元モデルを使った組織文化の見立て演習 詳細「組織開発リーダー養成講座」では組織開発リーダーに求められるスキルを2つのコースでご提供していますが、6月にスタートしたこちらのコースでは「長期的な組織変革/開発を設計する」力を身につけることを目的としています。望ましい組織変革を成功するために、既存の組織文化や人々心理状態という抵抗要因をどのように見立て、そこに介入していくことで変革が起き始め、定着するところまで行くのかについてプロセスワーク理論や変革理論などを用いながら考察していきます。第2回目の今回のケースはハーバードMBAの組織変革事例として有名な、米国製造業C社の企業変革と組織開発をテーマにしたものです。ケースの状況は、事業戦略の変化に伴い、製造部門とマーケティング部門の協力の仕方の変更に迫られているのですが、部門間の関係性の変化は簡単には進みそうにありません。そこで社内組織開発(OD)部門に変革の実行支援のコンサルティングを依頼することになります。社内ODコンサルタント達はこの問題にどのようにアプローチするのか、後日談のケース(B)も含めてプロセスワークの視点から、どう変革をデザインするのが有効な変革につながるのかを考察していきます。社内組織開発部門の方にとっては、米国の組織開発部門の事業部門へのサービスレベルのベンチマークとしても大変示唆に富んだ好事例です。事前にケース(A)(B)を購入し、予習してから参加されることをが望ましいので、早めのお申し込みをご検討ください。お申し込み者の方には、ケースの購入方法と事前課題をご案内します。予習不十分な方でもついていけるよう、ケースの情報を共有しながら進行しますが、事前準備に時間をかけた方が学びは大きくなります(ケースの購入費用はセミナー料金に含まれておりません。各自でご購入願います。)セミナーは3回シリーズとなっておりますが、1回単位でのご参加も可能です。もし企業の方などで複数回まとめてのお申し込みをご希望の方はメールでお問い合わせください。<第2回アジェンダ>○プロセスワークと組織変革の基本フレームワーク(講義)○組織の深層心理構造分析:組織の1次/2次/エッジは何か(グループ討議)○実際にはエッジをどう乗り越えたか(変革デザインの評価)○別のアプローチはあるか/この後はどんな課題が予想されるか※アジェンダの内容は目的に応じ、適宜変更になる場合もあります。講師:松田 栄一バランストグロース、代表パートナー。ステムコーチング、AI(AppreciativeInquiry)、ワールドカフェ、アクションラーニング(質問会議)を始めとする様々な対話手法とMBAに代表される左脳的アプローチを統合して様々な企業に対して組織開発コンサルティングやリーダーシップ開発を実施している。米プロセスワーク研究所の元CEOスティーブン博士の10年前の来日以来、親交を深めるとともに、プロセスワークの企業組織への応用に関して多くの経験を持つ佐野 浩子バランストグロース、フェロー。日本プロセスワークセンター代表理事。教育・医療等の分野で臨床心理士として20年のキャリアを持つ。2010年より総合病院において臨床心理士として勤務し、個人・家族へのカウンセリングの他、対応が難しい患者さまへの心理的ケアに関するスタッフからのコンサルティング、また患者と家族、家族と医師などに生じる対立のファシリテーション、スタッフのカウンセリングや看護師を対象としたメンタルヘルス研修を行っている松村 憲バランストグロース、フェロー。日本プロセスワークセンター理事。個人と集団の様々な問題(葛藤)に対して、プロセスワーク理論の側面からコーチング、ファシリテーションを行なう。ヨガやマインドフルネス瞑想を実践し、クリパルヨガ公認教師でもある。バランスト・グロースでは組織開発コンサルティングをプロセスワーク理論の側面からサポートしている。共訳書に、「プロセスマインド〜プロセスワークのホリスティック&多次元的アプローチ」(A.ミンデル著2012年春秋社)がある。