Piece with gaps for each other 鎌倉・東慶寺公演 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-20T16:20:51+09:00 Peatix ROOT CULTURE Piece with gaps for each other 鎌倉・東慶寺公演 tag:peatix.com,2016:event-198585 2016-09-24T19:00:00JST 2016-09-24T19:00:00JST ◯このプロジェクトについて 本公演は瀬藤康嗣(音楽家・鎌倉在住)/アースラ・イーグリー(ダンサー・ニューヨーク在住)/マーティン・ランズ(ダンサー・メキシコシティ在住)によるプロジェクトの一環です。3人は14年にマケドニアのフェスティバルで出会い、15年5月から共同制作を開始、これまでニューヨークとメキシコで合計4回の滞在制作を行い、それぞれの場所では3人に加えてローカルなアーティストも参加しながらアイディアを発展させて来ました。今回、鎌倉で地元のアーティストも交えながら5回目の滞在制作を行い、本プロジェクトとして初めての公演を行います。 今後このプロジェクトは、ニューヨーク(2017年3月)およびメキシコ・シティ(2017年夏)で公演を行うことが決まっています。◯鎌倉公演について 本年が没後50年にあたる鈴木大拙(1870-1966)は、1945年に北鎌倉の東慶寺裏山に『松ヶ岡文庫』を設立し、そこを晩年の研究・執筆作業の拠点にしました。「禅」を英語で海外に紹介した仏教学者として知られている大拙は、1952年からニューヨークのコロンビア大学で「禅」に関する講義を行いましたが、その影響は宗教界に留まらず、アメリカのアートシーンにも大きな衝撃を与えます。 無音の作品《4分33秒》で知られる作曲家ジョン・ケージは大拙の講義に大きな影響を受け、1962年の来日時にはオノ・ヨーコらとの公演の後には東慶寺に大拙を訪ねています。またケージは、長年のコラボレーターでニューヨークのダンスシーンの中心的存在であった演出家マース・カニングハムにも強い影響を及ぼしており、大拙が紹介した「禅」は、世界の音楽・ダンス・文学・美術など幅広い領域に影響を与えました。 今回集うアーティストたちは、ニューヨークのアートシーンでの活動の中でケージやカニングハムの影響、元をたどると大拙の影響のもとに制作活動を行なっているアーティストたちと言えます。東慶寺における参禅を含む鎌倉での滞在制作を通じた成果を、大拙とゆかりの深い東慶寺で発表します。ダンサーUrsula Eagly(from New York)/Martin Lanz(from Mexico City)ゲストダンサー西村未奈/樋口信子/三石祐子サウンド・デザイン瀬藤 康嗣コンセプト瀬藤 康嗣/Ursula Eagly/Martin Lanz9/24(土)19時開演(18時30分受付)会場:東慶寺神奈川県鎌倉市山ノ内1367/JR北鎌倉駅 徒歩4分観覧料:3,000円主催:NPO法人ルートカルチャー共催:マグカル・フェスティバル実行委員会助成:神奈川県アーティスト・イン・レジデンス推進事業特別協力:東慶寺The project (or work) was made possible through the Movement Research Artist-in-Residence Program funded, in part, by the Jerome Foundation,by the Davis/Dauray Family Fund, the Andrew W. Mellon Foundation, andby public funds from the New York City Department of Cultural Affairs in partnership with the City Council.◯プロフィール瀬藤 康嗣 Kohji Setoh神奈川県鎌倉市在住のサウンド・アーティスト。2006年、鎌倉を拠点に活動する幅広い分野のアーティストによるクリエイティブ・ユニット「ルートカルチャー」を立ち上げ、国内外でアートプロジェクトを展開している。ルートカルチャーでは、国内外で活躍する芸術家をゲストとして迎えて地域の芸術家と共同制作を行っており、その中で瀬藤は音楽・音響を担当している。NY在住の振付家ヨシコチュウマとの共同製作作品《HOLD THE CLOCK: 根の国のギャングたち》は2010年に横浜・象の鼻テラスで初演後、鎌倉・福島・ニューヨーク・ヨルダンで海外公演を行った。また最近では鎌倉出身の女優・鶴田真由をゲストに迎えて舞台作品《花音》を鎌倉で滞在制作し、国内6箇所で公演を行った。NPO法人ルートカルチャー理事長、フェリス女学院大学音楽学部准教授。アースラ・イーグリー Ursula Eaglyニューヨーク在住のダンサー・振付家。プリンストン大学卒業後、2000年よりNYでの活動を開始し、Chocolate Factory Theater, Dance Theater Workshop, Danspace Project, The New Museum for Contemporary Art, The Brooklyn Museum of Art等NYの主要劇場や美術館で自作の公演を行う他、日本、イタリア、デンマーク、メキシコ、アルバニア、マケドニアなど数多くの国で公演を行っている。2011-12年にNYのダンス批評誌「Movement Research Performance Journal」の編集長を務めるなど、理論派としても知られている。マーティン・ランズ Martin Lanzメキシコ・シティ在住のダンサー・振付家。コラボレーション志向の強いアーティストとして、中南米、北米、ヨーロッパにネットワークを広げて各地でコラボレーションを行っている。各地からのアーティストをメキシコ・シティに招聘し、コラボレーションによる作品制作・ワークショップ・公演を行うフェスティバルLaboratorio: Condencasionを国営のアートセンターであるArte Alamedaで2013年から毎年行っている。西村 未奈 Mina Nishimuraお茶の水女子大学舞踊教育学コース、カニンガムスクールを経て、山崎広太、チュウマヨシコ、David Gordon、Neil Greenberg、DD Dorvillier などの公演、ツアーに参加。「ねじまき鳥クロニクル」(演出:Stephen Earnharst)をはじめとする、演劇、オペラ、映像作品に出演。インパルスタンツフェスティバル(ウィーン)のdanceWebプログラムに招聘され研修し、ニューヨークのMovement Research Spring Festival やDanspace ProjectのFood for Thoughtシリーズでキュレーターを務める。自身の振付作品はニューヨークの劇場を中心に発表。 Brooklyn Arts Exchange、Movement Researchなどのレジデンスアーティストを歴任する他、ベニントン大学、フェリス女学院の非常勤講師を務める。近年では、アメリカのTV番組「サタデーナイトライブ」で歌手のSiaと共演したダンスが話題に。樋口 信子 Nobuko Higuchi子供の頃からクラシックバレエ、モダンダンス、コンテンポラリーダンス、コンタクトインプロヴィゼーションと踊り続ける。NYの演出家Yoshiko Chumaのプロジェクトや音楽家との即興パフォーマンスなど、国内外で活動。最近は写真家と空間作り家と一緒に劇場以外のいろいろな場所でなにができるか模索中。自分以外の人の身体にも興味を持ち2006年よりリラクゼーションストレッチをはじめて、鎌倉を中心に、時には世界1周の船旅でもストレッチクラスを持っている。2011年よりタイのチェンマイでタイ古式マッサージを学び、さらに身体への興味を深めている。三石 祐子 Yuko Mitsuishi 北海道札幌市生まれ、神奈川県逗子市在住。札幌手稲高校在学中は、混声合唱部に所属、二度全国大会に出場、学生時代の大半を合唱に捧げる。高校卒業後は明治大学で演劇を学ぶため上京、その後舞台芸術学院に進学し、ダンス、ミュージカルの公演に出演する。2008年よりアメリカニューヨークに拠点を移し、ダンス創作を始める。同じ頃、ヨガとタイマッサージのトレーニングも始める。2010年、Yoshiko Chuma氏のニューヨーク及びヨルダン公演において、瀬藤康嗣氏、Ursula Eagly氏と出会う。2012年より神奈川県逗子市に住み、タイマッサージセラピストとして活動、また、ビーチなど野外でのヨガクラスを開催しながら、自然のより近くにあるときの身体や、身体と自然の関係、自然そのものが生み出す芸術に興味を持つ。