モンゴル帝国から大清帝国へ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-12-12T13:29:15+09:00 Peatix 東洋文庫アカデミア モンゴル帝国から大清帝国へ tag:peatix.com,2021:event-1978122 2021-09-18T15:00:00JST 2021-09-18T15:00:00JST 【本講座の概要】 本講座はもともと、東洋文庫ミュージアムの「大清帝国展」に合わせて企画したものでしたが、コロナ禍で全講座が休止になりました。講師は、ユーチューブの教養番組には多数出演していますが、大学でのオンライン講義の経験はありません。しかし今回は、地方在住の方、移動の難しい方にも講義をお届けできるのは意義があると考え、試してみることにします。 講座タイトルは、講師の夫・故岡田英弘(東京外国語大学名誉教授)の学術論文集『モンゴル帝国から大清帝国へ』(藤原書店)から取りました。岡田英弘は『世界史の誕生』で、戦前の西洋史と東洋史を合体させた戦後の日本の世界史教育の問題点を指摘し、13世紀のモンゴル帝国から本当の意味の世界史が始まると提唱しました。この他にも『歴史とはなにか』『中国文明の歴史』『倭国』『この厄介な国、中国』など一般書が広く知られていますが、17世紀の満洲語史料『満文老檔』訳注(東洋文庫刊行)やモンゴル年代記を使った歴史研究こそが本来の専門分野で、世界の学界に大きく寄与しています。 モンゴル帝国の一部だった元朝がシナ本土からモンゴル高原に撤退したあとの北元史を、岡田が世界で初めてモンゴル語史料を利用して再構築し、1636年に建国された清朝の正統性は、北元を通じてモンゴル帝国にさかのぼることを立証しました。 講師が専門とする最後の遊牧帝国ジューンガル史研究も、岡田の研究の継承です。モンゴル系遊牧騎馬民ジューンガルは、清朝の最大のライバルでした。ジューンガルに勝利したおかげで、18世紀にチベットと新疆が清朝の領土になったのです。 本講座では、大清帝国史をモンゴル帝国にさかのぼる内陸からの視点で見直しますが、現中国の新疆・チベット問題を理解するのにも大いに役立つに違いありません。 【講師プロフィール】宮脇淳子(みやわきじゅんこ)東洋文庫研究員。モンゴル史研究に始まり、満洲、チベット、朝鮮に興味が広がる。 【講師から受講者へのメッセージ】オンラインでどのように質問を受けるか、感想を伝えてもらうかは、これから考えます。対面式のときのように、受講生のバックグラウンドや興味の対象についても知らせてもらいたいと考えています。画面でお顔を拝見しようと思います。講師の歴史観を理解するためには、全回通して受講することが望ましいが、興味ある回のみを選択して受講することも許可します。 【講座日程・内容】第1回 9月18日(土)15:00-16:30モンゴル帝国の伝統第2回 10月2日(土)15:00-16:30北元時代のモンゴル高原:モンゴルとオイラトの抗争第3回 10月16日(土)15:00-16:30清朝の建国とロシアのシベリア進出第4回 11月6日(土)15:00-16:30清の好敵手だったジューンガル遊牧帝国第5回 11月20日(土)15:00-16:30大清帝国の藩部(モンゴル・チベット・新疆)統治第6回 12月4日(土)15:00-16:30大清帝国末期の変貌 【場所】「Zoom」を利用したオンライン会議室※オンラインのみでの開催です。※参加用URLは、講座の前日までに、ご登録のメールアドレスにお送りいたします。【参加費】一般:2,900円/回東洋文庫友の会会員:2,610円/回※友の会についてのご案内はこちら【申し込み方法】・Peatixの申し込み方法をご確認のうえ、ご希望の回のチケットを選んでお申し込みください。・複数の回に参加をご希望の場合は、それぞれのチケットの申し込みが必要ですのでご注意ください。全回ご参加の場合は、通し券が便利です。【キャンセルについて】チケット購入後はお支払い方法により返金手数料が発生します。詳しくはこちらに案内がございます。【注意事項】・本講座はZoomで行います。初めて利用される方は設定方法等をご確認ください。・ご利用のインターネット環境や機器・設備のトラブルによる映像・音声の障害・中断・停止等が発生しても責任を負いかねますのでご了承ください。・参加用URLの第三者との共有およびSNS等での拡散、ならびに本講座の録画・録音・撮影、スクリーンショット、ダウンロード、資料の無断転用、拡散は禁止します。・14:30から開室します。早めにログインいただき、カメラ、音声等のご確認をいただければ幸いです。・本講座は、動画配信を実施します。参加申込された方に限り、当日の出欠にかかわらず、動画を視聴いただけます(視聴期間:各回終了翌々日から次回開催日の前日まで)。詳細は各回終了後にご案内します。【問い合わせ先】東洋文庫  研究部E-mail: academia★toyo-bunko.or.jp(★を半角アットマークに変えてください) Updates tag:peatix.com,2021-09-22 05:34:07 2021-09-22 05:34:07 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1126801