「ほんたうのいのちー鹿踊りを巡る旅」写真家・津田直さんを迎えて/ハヤチネンダのンダ部 on WEB #04 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:22:33+09:00 Peatix 一般財団法人ハヤチネンダ 「ほんたうのいのちー鹿踊りを巡る旅」写真家・津田直さんを迎えて/ハヤチネンダのンダ部 on WEB #04 tag:peatix.com,2021:event-1961454 2021-07-17T19:00:00JST 2021-07-17T19:00:00JST ハヤチネンダ は、 岩手県遠野市の里山にある広葉樹の森を、「いのちを還す森」として手入れをしながら、仲間を募り、死生観と自然について知る・学ぶ・考える活動をしています。私たちの<いのち>が、本来は自然の循環の中でつながりと結び目をつくり、山や森、田んぼや、生き物たちがつくる大きな環の中にある、と感じられるような場と機会の創出を目指しています。 ハヤチネンダの「ンダ」は納得や諒解の合言葉。 「ンダ部」では、私たちの<いのち>と自然をめぐる様々な考察や表現・思いについて学び、語り合う時間を提供しています。テーマを越境してくださる多様な方々をお招きして、今を生きる私たちの心の糧になるような「生と死」の物語を旅しませんか?特定の宗教・哲学等に依ること無く、死生観について安心して聴き、語ることのできる場づくりを目指して、2021年4月より「ンダ部 on WEB」がスタートしました。ぜひご一緒ください。--------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「ほんたうのいのち―鹿踊りを巡る旅」 “わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません。” 宮沢賢治は短編集「注文の多い料理店」の「序」をこんな風に結んでいます。賢治の作品において「すきとほつていくもの」はしばしば過去や未来の存在がここに立ち現れることを意味していると言われます。そのことを通して詩人は「感官の遥かな果て」(「風の偏倚」)へと行き着くのです。過去の存在には、失われた<いのち> も含まれていることでしょう。写真家、津田 直さんは、Reborn-Art Festival 2019で「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」を発表。作品の舞台となった石巻の牡鹿半島を起点に北へと旅する中で、東北地方に伝わる鹿踊り(ししおどり)を辿り、宮沢賢治の童話「鹿踊りのはじまり」に出逢いました。その後旅は続き、今夏一冊の本「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」に結実しました。津田さんの写真を見る人の多くが、写真の向こうに、みえざるものの存在を感じる、と言います。それはまた、賢治の言う「すきとほつたもの」を現前させ、わたしたちを「感官の果て」へと連れ出すものであるのかもしれません。今回のトークイベントでは、「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」の作品を中心にしたスライドショーとともに津田さんのお話を伺います。「写真家である前に翻訳者でありたい」という津田さんが、「 ほんたうのいのち」についてどんなことを語るのか、この一夜はきっと、あなたの<いのち> の物語の新しいページを開くような時間になることでしょう。賢治の童話「鹿踊りのはじまり」は、冒頭の「序」を掲げた「注文の多い料理店」の最後に収録されています。物語はこんな風に閉じられています。“それから、さうさう、苔の野原の夕陽の中で、わたくしはこのはなしをすきとほつた秋の風から聞いたのです。” 日 時:2021年7月17日・土曜日・19:00〜20:30(終了後21:00までの放課後部活を予定)場 所:オンライン(Zoomを予定)※見逃し配信あります参加費:無料(ご招待 学生の方・山ノ上倶楽部会員)     1,000円(ご参加)     2,000円(ご参加+応援)     3,000円(ご参加++応援)申込み:Peatixのイベントページからお申込みください参加方法:申し込み頂いた方へ当日の午前中に視聴URLをご案内いたします登壇者プロフィール津田 直(つだ なお)/写真家1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員教授。主な作品集に『SMOKE LINE』、『Storm Last Night』(共に赤々舎)、『Elnias Forest』(handpicked)がある。2021年7月14日〜8月31日、三菱地所アルティアムにて開催の最後のグループ展「 絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、 死んでも残る花。」に参加。---------------------------------------------------------------------------------------------------------ンダ部 on WEB 今後の予定についてンダ部 on WEB では、この後も<いのち>と自然について多方面から考える内容になっています。設立2周年の11月には、哲学者の内山節さんの特別公演も予定しております。また、各回の終了後や、別の時間などにも部員同志で「死生観」をテーマに語ったり話を聞いたりする機会も設けていきます。 詳細が決まり次第ご案内致しますので、今後ともハヤチネンダの「ンダ部」に関心を寄せて下さると嬉しく思います。 * ンダ部 on WEB 情報のアップデートについては、ンダ部へご登録頂いた方へ不定期にお送りいたします。(登録フォームへ)* ハヤチネンダは、<いのち>と自然をテーマに、現代の孤独に向き合い、心の糧となるような、様々なプログラムや研究活動の発信といった社会活動をしてまいります。ご支援いただけたら大変心強く思います。(活動を支援する)