清水透先生トークイベント「声で伝えること、文字で伝えること ~インディオとの対話の中で考える~」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:21:31+09:00 Peatix Hispánica 清水透先生トークイベント「声で伝えること、文字で伝えること ~インディオとの対話の中で考える~」 tag:peatix.com,2021:event-1949454 2021-07-31T15:00:00JST 2021-07-31T15:00:00JST 1970年代の終わりから、40年にわたってメキシコのマヤ系インディオの村に通い、フィールドワークを続けてきた清水透先生。清水先生は研究人生を通じて、一貫してインディオの村に暮らす人々の声に耳を傾け、その語りを「地方の歴史」「村の歴史」「家族の歴史」「個人の歴史」として文字に起こし、日本と世界に伝えてこられました。その活動の根本には、歴史学の専門家でありながら、そして専門家だからこそ、常に「書かれただけの言葉」には疑いの目を向け、「メキシコの近代史」というマクロな歴史の中には書かれていない言葉、日々の生活を営み、そして脈々とつながれてきた命をその瞬間に生きている人々の言葉こそを、自分は追っていく、という強い信念がありました。フィールドワークで集められた膨大な音源を資料の一部としながら、近年には2017年の『ラテンアメリカ五〇〇年――歴史のトルソー』に続き、昨年は『インディオの村通い40年――〈いのち〉みつめて』、『増補 エル・チチョンの怒り――メキシコ近代とインディオの村』(いずれも岩波書店)の2冊を刊行されました。現在はご著書『コーラを聖なる水に変えた人々――メキシコ・インディオの証言』のスペイン語版の刊行準備をされています。このトークイベントでは、精力的に出版活動を続けている今、文字ではなく、声で伝えたいことを、清水先生にお聞きします。先生がこれまでメキシコの村で収録された声や音を、そのままみなさんに共有できる機会にもなればと思います。キーワードは、声、文字、書籍、メキシコ、スペイン語。本の町である神保町の、書籍12,000冊をそろえる本屋さんの2階、声のやりとりができる素敵なギャラリーで、みなさんをお待ちしています。※当日は、岩波書店刊行の清水先生の著書を特別販売いたします。※会場にお越しいただけない方のために、イベントの録画をお届けします。詳しくは下のチケットについての説明をお読みください。イベント日時:7月31日(土)15:00イベント開始(14:30開場、終了予定時刻16:15)場所:神保町ブックハウスカフェ2階ギャラリー「ひふみ座」(東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル)話し手:清水透清水透(しみずとおる)先生プロフィール1943年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。メキシコ大学院大学エル・コレヒオ・デ・メヒコ歴史学博士課程修了。東京外国語大学、獨協大学、フェリス女学院大学を経て、慶應義塾大学名誉教授。著書に、『コーラを聖なる水に変えた人々―メキシコ・インディオの証言』(共著、現代企画室、1984年)、『ラテンアメリカ500年―歴史のトルソー』(岩波現代文庫、2017年)、『インディオの村通い40年―<いのち>みつめて』(岩波ブックレット、2020年)、『増補 エル・チチョンの怒り―メキシコ近代とインディオの村』(岩波現代文庫、2020年)などがある。◆チケット(1)会場参加(定員20名)     おひとり2,500円(税込)(2)録画視聴(イベント翌日以降、アーカイブファイルへのリンクをお送りします)    1メールアドレスにつき1,000円(税込)(3)会場参加+録画視聴   会場参加される方で、録画視聴も合わせてご希望の方には、   1メールアドレスにつき500円(税込)でリンクをお送りします。   (1)のチケットと(3)のチケットを合わせてご購入ください。◆清水透先生ご著書紹介(それぞれの書名は岩波書店のサイトにリンクしています)『ラテンアメリカ五〇〇年――歴史のトルソー』ーー ヨーロッパによる“発見”以来およそ500年の歴史は、私たちに何を問いかけるのか。既成の歴史観に根底的な問い直しを促す講義録。『インディオの村通い40年――〈いのち〉みつめて』ーー 異文化社会と向き合う営み、家族の死や自らの病をつうじて、<いのち>の原点から世界をみつめるエッセイ。『増補 エル・チチョンの怒り――メキシコ近代とインディオの村』ーー 一家族との40年にわたる深い交流をもとに、彼らの視点からメキシコの近現代を描き出した歴史物語。若い世代のアメリカ「越境」のルポを増補。 イベント企画・主催:有限会社イスパニカ協力:株式会社岩波書店 お問い合わせはメールでお願いします。メール:hola@hispanica.org(イスパニカ 担当:本橋)