マルゼミ「情報とエントロピー」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:23:29+09:00 Peatix 丸山不二夫 マルゼミ「情報とエントロピー」 tag:peatix.com,2021:event-1945098 2021-06-26T19:00:00JST 2021-06-26T19:00:00JST このセミナーは、オンラインで開講します。受講を申し込まれた方には、セミナー当日、セミナー視聴用のURLをPeatixのメッセージを通じて配布します。コンテンツは、リアルタイム配信ではなくYouTubeで配信しますので、いつでも都合の良い時間に見ることができます。----------------------6/26 マルゼミ「情報とエントロピー」講演資料公開しました!ショートムービー、関連 blogのエントリー等も、次のページからアクセスできます。https://www.marulabo.net/docs/info-entropy2/お詫びしなければならないのは、以前お知らせしたセミナーの内容とは、少し、違うものになったということです。当初は、多くの人にエントロピー概念に関心を持ってもらおうということで、「生命」や「宇宙の死滅」等、エントロピーに関する興味深いトピックを沢山紹介しようと思っていたのですが、セミナーを準備するうちに心変わりしました。そうしたアプローチは、また、別の機会に。今回のセミナーのメイン・ストーリーは、次のようなものです。第一。確率的な分布は、いろんなところに現れます。重要なことは、どんなところに現れる確率分布にも、我々はエントロピーという共通の構造を見出すことができるということです。その意味で、エントロピーは、「物質=エネルギー」とならんで、もっとも基本的な概念の一つです。第二。確率的にしか物事を知り得ないということは、人間の主観の能力の特徴と深く結びついています。それは興味深いことです。ただ、それはそれ、これはこれ。エントロピーの法則は、人間の世界とは独立です。エントロピーは不断にその値を増大しようとします。重要なことは、それにもかかわらず、エントロピーを、局所的には、減少させることが可能だということです。ただ、そのためにはエネルギーを注ぎ込むことが必要です。GAFAのデータセンターやビットコインの採掘者が膨大な電力を必要とするのも、スマホには充電が不可欠なのも、我々の誰もが、「腹がへっては仕事ができない」と考えているのも、同じことです。エントロピーの増大を抑えるためには、エネルギーが必要なのです。第三。エントロピーは、技術の世界と深い結びつきがあります。技術は、もちろん、エネルギーの効率的利用に関心があるのですが、多くの技術は、エントロピーを減少させることと結びついています。ITの世界は、現代のそうした努力の中心舞台です。技術者は、18世紀の「スチーム・エンジニア」も、現代の「AIエンジニア」も、エントロピーを減少させるという、同じ課題に取り組んでいます。第四。19世紀起源の古い科学であるエントロピー論は、まだ、オワコンではありません。時代は変化しても、新しい相貌のもとで繰り返し現れるエントロピーをめぐる謎は、最先端の科学のトピックの一つです。量子情報理論は、未来の科学で中心的な役割を果たすことになるでしょう。問題は、こうしたストーリーが、今日公開した資料からは、あまり見えてこないことです。大丈夫です。本番のセミナーでは、そうした話をします。是非、聞きにいらしてください。僕が今回「心変わり」したのは、そういう楽しい「お話」を聞いているだけでは、あまり認識が深まらないのではと、ふと感じたからです。セミナーは、2~3時間で終わりますから。ただ、あとで振り返る時、あとで自分で時間をかけて考えようとした時、役に立つ資料を作りたいと思いました。資料は資料として、ゆっくりご利用ください。6/26マルゼミ「情報とエントロピー2」のお申し込みは、次のページから現在受付中です。https://info-entropy2.peatix.com/ お申し込みお待ちしています。 Updates tag:peatix.com,2021-06-25 11:57:59 2021-06-25 11:57:59 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#1053330